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又吉直樹 欧米圏デビュー 芥川賞『火花』イギリスで英語版刊行

PR TIMES / 2020年3月6日 15時45分

タイトルは『spark』(スパーク)



 2015年上期の芥川賞受賞作、又吉直樹さんの『火花』が英語に翻訳され、3月5日に『spark』というタイトルで刊行されました。
 主人公・徳永が中学時代からの友人である山下と組んだ漫才コンビの名前は「スパークス」です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/43732/13/resize/d43732-13-482016-0.jpg ]


『火花』は株式会社文藝春秋(本社:東京都千代田区、中部嘉人社長)より2015年3月に刊行され2017年2月に文庫化。累計発行部数は326万部となっています。2016年にNetflixでドラマ化され翌年NHK総合で放送、2017年には映画化もされました。
 海外ではすでに韓国版、中国版、台湾版、ベトナム語版が発売されており、翻訳版としては5カ国目。欧米圏では初めてです。
 英語版のカバーは、最後の“どんでん返し”が目玉焼きをひっくり返すことを連想させるとして、ポップな「目玉焼き」がデザインされました。
 日本からも、アマゾンでペーパーバック版とkindle版が購入できます。また、紀伊國屋タカシマヤタイムズスクエア南館の洋書専門店Books Kinokuniya Tokyoでも近日入荷の予定です。

◆作品概要
まったく売れない芸人徳永は、ある日、同じようにまったく売れない先輩芸人神谷と運命的に出会う。神谷は独自のお笑い哲学を抱く、日常においても人とは違う行動や思考を繰り広げる類稀な男。そんな天才肌の神谷を徳永は師として仰ぐ。二人とも生活は苦しかったが、貧しいながらもまっさらな「生」を生きていた。神谷には同居している恋人がいて、その女性にも徳永は人間として惚れ込んだ。二人は別れることになるが、その別れの場面はこの小説の一つのクライマックスとなっている。少しずつ売れるようになっていく徳永は、やがて、ある決断をする。時が過ぎて、徳永は神谷に再会するのだが????。「自伝」ではなく、自伝的要素を含んだ完全なる「創作」である本作は、純文学とエンターテインメント両方の要素を兼ね備えた、人生の真実に触れる独自の小説に仕上がっている。

[画像2: https://prtimes.jp/i/43732/13/resize/d43732-13-285979-1.jpg ]

◆著者略歴
又吉 直樹(またよし なおき)
1980年6月2日大阪府寝屋川市生まれ。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属のお笑い芸人。コンビ「ピース」として活動中。〈作品〉『カキフライが無いなら来なかった』2009年幻冬舎刊(自由律俳句集 せきしろとの共著)。『まさかジープで来るとは』10年幻冬舎刊(同)。『第2図書係補佐』11年幻冬舎よしもと文庫刊。「そろそろ帰ろかな」別册文藝春秋12年5月号。「夕暮れに鼻血」別册文藝春秋12年9月号。『鈴虫炒飯』12年幻冬舎刊(創作四字熟語集 田中象雨との共著)。『東京百景』13年ヨシモトブックス刊。『火花』15年文藝春秋刊=第153回芥川龍之介賞受賞。『芸人と俳人』15年集英社刊(堀本裕樹との共著)。『夜を乗り越える』16年小学館よしもと新書刊。『劇場』17年新潮社刊。『往復書簡 無目的な思索の応答』19年朝日出版社刊(武田砂鉄との共著)。『人間』19年毎日新聞出版刊。

◆書誌情報
英語版
書名:『spark」』
著者:Naoki Matayoshi
翻訳者:Alison Watts(アリスン・ワッツ)
出版社:Pushkin Press(プシキン・プレス)
発売日:2020年3月5日
書誌情報ページ: https://www.pushkinpress.com/product/spark/

[画像3: https://prtimes.jp/i/43732/13/resize/d43732-13-220334-2.jpg ]

日本語版
書名:『火花』
著者:又吉直樹
出版社:文藝春秋
単行本発売日:2015年3月11日
文庫発売日:2017年2月10日
文庫定価:本体580円+税
文庫版書誌情報ページ: https://books.bunshun.jp/ud/book/num/9784167907822

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