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【展覧会】舘鼻則孝の新作個展「Descending Painting」がKOSAKU KANECHIKAにて9月4日から10月9日まで開催中。絵画を中心とした35点の新作が公開される。

PR TIMES / 2021年9月10日 9時45分

舘鼻則孝の新作個展「Descending Painting」の会場となるKOSAKU KANECHIKAは、品川・天王洲エリアで注目のアートスポットTERRADA ART COMPLEX 5階。

舘鼻則孝の新作個展「Descending Painting」では、仏教の来迎図から着想を得た絵画シリーズ《Descending Painting》を中心に、代表作の《Heel-less Shoes》を含む新作35点を品川・天王洲エリアで話題のアートスポットTERRADA ART COMPLEX 5階のKOSAKU KANECHIKAにて9月4日(土)から10月9日(土)まで公開しています。



[画像1: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-9bc737123f857f22224b-0.jpg ]




舘鼻則孝 個展 “Descending Painting”

2021年9月4日(土)~10月9日(土)
KOSAKU KANECHIKA |TERRADA ART COMPLEX


この度、舘鼻則孝は、2021年9月4日(土)から10月9日(土)まで、展覧会「Descending Painting」を開催いたします。

2018年に同画廊にて開催した展覧会「Beyond the Vanishing Point」以降、舘鼻は創作活動を通して、絵画における消失点、また境界線という価値観を通して、此岸と対岸の双方の視点を結び付ける要素の探究を続けてきました。そして、2020年に開催した展覧会「Dual Dialogue」では、《Duality Painting》として一対の視点を1枚の絵画の中に共存させました。


[画像2: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-39a4b05976924393d1ff-11.jpg ]


本展で公開される新たな《Descending Painting》は、幾層にも重なるレイヤー状の表現が作品に用いられています。それは単に立体的な絵画であるというフォーマットの探究以上に、舘鼻が向き合う「視点」への強い関心が表れています。そのような探究は、江戸時代の洛中洛外図屏風に代表されるような俯瞰図に対しての舘鼻独自の捉え方にも通じています。それは、俯瞰図における画面外に定められた視点(消失点)を表現するために、画面内の多層化されたレイヤーを用いて逆遠近法における表裏一対の空間を表現したという発想であり、多層化したガラスを用いた新作《Descending Layer》にも手法として応用されています。


[画像3: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-e07b97bbbdff6631a479-12.jpg ]



舘鼻は本展に際し、以下のようなステートメントを寄せています。

 作品を通して自分と向き合うための視点の探究を行なってきた。
 生と死、記憶と現実。そして、自分と他人。
 対岸にある新たな価値観が一対の視点を結び付けるだろう。


本展のタイトルにもなっている《Descending Painting》は、仏教において、臨終を迎える際に、阿弥陀如来と菩薩が雲に乗り迎えに現れる場面を描いた「来迎図」に着想を得て制作されたものです。舘鼻の描く来迎図には、阿弥陀如来と菩薩が描かれる代わりに雷が描かれています。雷は、神道における依代に「神のみたまが依り憑く」場面をモチーフとして表しているとも言えます。「生と死」や、その「境界線」という視点から日本独自の死生観を表現する舘鼻の作品上には、仏教と神道における双方の価値観が共存する「神仏習合」と呼ばれる習合思想が示されています。



[画像4: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-07bf45943488ff432ce6-5.jpg ]



[画像5: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-668fc644f42b6f92f162-6.jpg ]



[画像6: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-b39ff83ab1a67eff29f8-7.jpg ]


Descending Painting について
《ディセンディング・ペインティング》のモチーフとして描かれている雲や雷は、「天と地」また「生と死」を示す境界線を隠喩するモチーフとして、舘鼻作品の中に度々用いられている象徴的なアイコンです。これらは仏教絵画における「来迎図」から着想を得て創作されました。本展で公開されている新作では、レイヤー状に重なった複数のパネルから構成されており、境界線という主題に対しての舘鼻の視点が明確に表現されています。



[画像7: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-59fb9f4d2f5aea970db1-8.jpg ]



[画像8: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-b6cc939eb4876ffc04e6-10.jpg ]



[画像9: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-effd1df9845a27b59fab-9.jpg ]


Descending Layer について
積層されたガラスの視覚効果を用いた《ディセンディング・レイヤー》は、《ディセンディング・ペインティング》から派生した立体作品のシリーズです。高透過ガラスにアクリル絵の具でモチーフが描かれた本作は、積層されたガラスの反射効果を用いて、作品内に広がる空間に図像が無限に繰り返すインフィニティミラーの技法が用いられています。



[画像10: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-8a85c5fd63b0823cb448-14.jpg ]



[画像11: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-acd8e8b380c96bca77db-13.jpg ]


Heel-less Shoes について
本展で展示されている《ヒールレスシューズ》には、7足で9万2000粒ものクリスタルが緻密な手仕事によって一粒一粒あしらわれています。最も背の低いベビーヒールレスシューズから、踵までの高さが約45センチもある「レディー・ロマネスク」と呼ばれる最も背の高いヒールレスシューズまで一堂に展示されています。

「レディー・ロマネスク」は、レディー・ガガの愛用したヒールレスシューズの中でも、最も背の高い作品で彼女が所有しているもの以外では、本展で実作品が初公開されています。



[画像12: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-d3e98bff4f155d14b17c-16.jpg ]




オンラインビューイングルームについて
展覧会会場となるギャラリーのKOSAKU KANECHIKAでは、コロナ禍の状況に配慮し展覧会を「オンラインビューイングルーム」として、オンライン上で閲覧可能なウェブページをご用意しています。作品詳細画像の閲覧から、購入に関するお問い合わせまで、訪問者のご要望にお応えすることが可能なオンラインプラットフォームとなっており、会場に足を運ぶことが困難な場合でも、鑑賞、また購入、双方の目線でお楽しみ頂けます。

KOSAKU KANECHIKA オンラインビューイングルーム URL
https://kosakukanechika.com/viewingroom/descendingpainting/



[画像13: https://prtimes.jp/i/38054/14/resize/d38054-14-4c22100bccf5220fe245-17.jpg ]




アーティストプロフィール
舘鼻 則孝(たてはな のりたか)
1985年東京生まれ。歌舞伎町で銭湯「歌舞伎湯」を営む家系に生まれ鎌倉で育つ。シュタイナー教育に基づく人形作家である母の影響で、幼少期から手でものをつくることを覚える。2010年に東京藝術大学美術学部工芸科染織専攻を卒業。遊女に関する文化研究とともに、友禅染を用いた着物や下駄の制作をする。「イメージメーカー展」(21_21 DESIGN SIGHT、2014)、「Future Beauty」(東京都現代美術館 ほか国際巡回、2012)、個展「呪力の美学」(岡本太郎記念館、2016)、個展「It’s always the others who die」(POLA Museum Annex、2019)、個展「NORITAKA TATEHANA: Refashioning Beauty」(ポートランド日本庭園、2019)等の他、ニューヨーク、パリ、ベルギーなど世界各地で作品を発表。また2016年3月にパリのカルティエ現代美術財団で文楽公演を開催するなど、幅広い活動を展開している。作品はメトロポリタン美術館、ヴィクトリア&アルバート博物館などに収蔵されている。東京都が主宰する「江戸東京きらりプロジェクト」の一環として企画された、東京の伝統産業に焦点を当てたオンライン展覧会「江戸東京リシンク」(和敬塾 旧細川侯爵邸、2021)の展覧会ディレクターを務めた。

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開催概要
展覧会  舘鼻則孝「Descending Painting」
会 期  2021年9月4日(土)- 10月9日(土)
開 廊  11:00 - 18:00 (日・月・祝は休廊)
会 場  KOSAKU KANECHIKA(https://kosakukanechika.com
住 所  東京都品川区東品川1-33-10 TERRADA Art Complex 5F

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