人と動物の相互関係がもたらす恩恵に関する新たな研究成果

PR TIMES / 2013年7月23日 15時43分

人、動物、地域社会の幸福に関する3つの新たな研究成果を国際会議で発表

米国イリノイ州シカゴ(2013年7月22日): 本日、イリノイ州シカゴで開催中の人と動物の関係に関する国際組織(IAHAIO: International Association of Human-Animal Interaction Organizations)の3年に一度開かれる国際会議で、人と動物の相互関係(HAI: Human-Animal Interaction)に関する3つの新たな研究成果が発表されました。これらの研究は、マースとウォルサム(R)研究所ペット栄養学センター(以下、ウォルサム(R))の資金援助を受けたもので、私たち人間の身体的・精神的な健康、社会的関係、地域社会の結びつきに対してペットが与える影響を調査したものです。ウォルサム(R) はマース ペットケアの最先端技術を駆使したペットケア科学の研究施設であり、マース ペットケアの主力ブランドを支える科学と専門知識を提供しています。

ウォルサム(R) で科学研究のリーダーとして HAI 研究を先導するサンドラ・マッキューン(Sandra McCune)博士は次のように述べています。「HAI が人、動物、地域社会の幸福にもたらすベネフィットについて私たちの理解の幅を拡げる多くの進歩が見られます。この分野での重要な研究を支援し、ペット飼育のポジティブかつ永続的な効果についての知識を深め、共有できることを誇りに思います。」

ウォルサム(R) は今年度の国際会議の主要スポンサーとして、また HAI 研究の長期的支援者として、IAHAIO 国際会議で発表された複数の研究を支援しました。それには以下が含まれます。

・ 馬とのかかわりが若者のソーシャルスキル(社会的技能)を向上させる - ワシントン州立大学(Washington State University)の研究により、馬と関わることで、青年期の若者の自己認識、自己管理、個人の責任感、意思決定、人間関係能力を向上させることが判明し、また子どもの感情と生理的反応の相互作用に関する洞察を与えました。研究は10歳から14歳までの64名の若者を対象としたもので、実験群(実験グループ)と対照群(コントロールグループ)に区分。実験群に属するメンバーは11週間にわたり、個人、チーム、グループ全体の馬を介在させた活動を通じて社会的技能を高めるための、週1回、1セッション90分の学習プログラムに参加しました。対照群は比較のために学習プログラム開始日を遅らせ、プログラム開始前と乗馬のセッション中のストレスホルモンを調べるためにコルチゾールレベルを計測しました。また馬に乗る前、10分後、馬から下りた直後の自己報告式の調査により、被験者のポジティブな感情とネガティブな感情のレベルを計測しました。セッションの終わりには、若者のポジティブな行動、たとえば指示に従う、フィードバックを受け入れる等と、ネガティブな行動、たとえば理屈をこねる、異常に活発になる等について、第三者の観察によって評価しました。最初の乗馬セッションでポジティブな行動を示した若者は、11週間のプログラム期間中に社会的技能の改善が見られる傾向が強く、乗馬に際してコルチゾールレベルが高まった若者は、ネガティブな感情や行動が報告される傾向が強いことから、馬を介在させた学習プログラムによるポジティブな効果を最大化するためには、参加者の生理的反応を制御するための戦略が必要であることが示されました。
なお、この研究は、マースおよびウォルサム(R) の他、アメリカ国立衛生研究所(NIH: National Institutes of Health)のユニス・ケネディ・シュライバー国立小児保健・人間発達研究所(NICHD: Eunice Kennedy Shriver National Institute of Child Health and Human Development)からの資金援助も受けています。

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