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スポーツ選手の心の状態を可視化することで、競技力を向上

PR TIMES / 2022年4月26日 10時45分

~モチベーション・ストレス状態などを測定し、選手とチームにとって最適な指導を実現~

<本件のポイント>
塾、学校、大学、専門学校向けの教育支援サービスを運営する株式会社トワール(代表:濱野裕希、所在
地:大阪市北区、以下、当社という)は、学習者の思考力・性格の特性などを科学的に測定し、個々に最適な指導方法を提案するWEB検査ツール「NOCC教育検査」を、スポーツ選手の心の状態を可視化するために2022年4月より新サービスとしてスポーツ団体への提供開始します。スポーツ選手の競技中の情報処理能力やチーム・指導環境に対するモチベーション、ストレスの状態、自他の感情コントロール能力の測定が可能になります。指導者は検査結果から、スポーツ選手の競技力の向上、バーンアウト(燃え尽き症候群)といった課題を効率的に解決します。




<課題・背景>
近年、スポーツ選手のメンタルヘルスは国際的な関心事になっています。著名な選手が自身のメンタル不調について告白をしたり、国際オリンピック委員会(IOC)はアスリートのメンタルヘルス支援のサポート体制を強化しています。しかし、日本のスポーツ界ではメンタルヘルスケアへの理解が十分に進んでいません。「心・技・体」、この言葉はスポーツ界ではよく使われる言葉ですが、実際は技能や体格の向上に関心が偏り、心のケアが追いついていません。
その実態を把握するために2019年12月~2020年1月に国立精神・神経医療研究センターが日本ラグビーフットボール選手会の各選手に実施したアンケート結果*¹によると、2.4人に1人の割合で何らかのメンタルヘルス不調を経験しており、10人に1人は、うつ・不安障害の疑いあるいは重度のうつ・不安障害が疑われる状態でした。またメンタルヘルス不調を抱える選手では、不調のない選手に比べて疲労・食欲の変化・競技力の低下・競技に出れなかった、などを高い割合で経験していたことがわかりました。

これらの結果からも選手のメンタルヘルスの不調は珍しいことではなく、身体的な怪我と同様に本人や周囲が早めに気づくことが重要だと考察されます。しかし、変化に気付く事のできる環境づくりや、不調を発信できる関係づくりなど仕組みが整っていないのが現状であり、そのために科学的根拠に基づく数値化された選手の「心」の状態を指導者が知り、選手やチームの状態に合わせた最適なサポートを行えるようにするために、当社はスポーツ団体へのサービス提供を開始致します。
さらに2022年3月25日に文部科学省から「第3期スポーツ基本計画」*2が発表され、データの活
用によってスポーツ活動の効率性向上や最適化を図るためにDXの導入が明記されています。
※1参考:国立精神・神経医療研究センター ラグビー選手におけるメンタルヘルスの実態
https://www.ncnp.go.jp/topics/2021/20210204p.html
※2参考:第3期スポーツ基本計画
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop01/list/1372413_00001.htm

<スポーツ団体向けの検査の詳細と、大学との連携>
[画像: https://prtimes.jp/i/13364/15/resize/d13364-15-0c5c789b97f71abef42b-5.png ]



*左の図は「検査結果のイメージ図」、右の図は「検査結果に応じた指導・声かけのイメージ」
NOCC教育検査は、これまで教育機関の学習者の認知能力(思考力の一部や記憶力、処理速度)、非認知能力(性格の特性)、ストレスの状態、満足度などをWEB検査で測ることで、一人一人に合った最適な指導方法などを指導者や保護者に提案してきました。

これをスポーツ選手の心の状態把握にも活用することで、チーム・指導環境に対するモチベーション、ストレス耐性などの心の状態からバーンアウト、食事面の問題(摂食障害など)、うつ・不安障害を早期発見し適切な環境・サポート提供を行うことも可能になります。さらにはチーム全体の状況把握からチームパフォーマンス向上や連携を強化することが出来ます。

現在、京都大学陸上競技部と共同研究を進めており、5月の関西学生陸上競技対校選手権大会に向けて、どのような性格・状態・ストレスの推移をたどった選手が、当日最大限のパフォーマンスを発揮できたかを分析することにより、選手育成をさらに強化する取り組みを行っています。

<今後の展望>
「心・技・体」のそれぞれに関するビックデータを蓄積し、AIを用いて分析することで、個人に合った競技・種目・練習方法の提案、選手と指導者のマッチング、進路選択の支援などを強化してまいります。

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