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酒造現場のIoT化を進める「もろみ日誌」実証実験を実施

PR TIMES / 2017年5月16日 17時17分

Sub-GHz通信とクラウドを活用した品温モニタリングシステムで酒造りをサポート

ラトックシステム株式会社(本社:大阪府大阪市浪速区、代表取締役社長:岡村周善、以下ラトックシステム)は、齊藤酒造株式会社様、招徳酒造株式会社様、ローム株式会社、立山科学工業株式会社の協力を得て、「酒造品温モニタリングシステム」の実証実験を実施しています。



リリースURL
http://www.ratocsystems.com/info/news/2017/0516b.html

背景
日本酒造りの中で特に重要な要素は、麹・酒母・もろみの三大工程です。日本酒の味わいは、これらの工程における伝統工芸を支える杜氏の熟練の技と、品温管理によって決まると言っても過言ではありません。しかしながら、品温を24時間監視することは容易ではありません。また近年、日本酒造りにもIoTを取り入れ、杜氏制度から社員による日本酒造りへの移行を検討している酒蔵メーカーも増えつつあります。酒造品温モニタリングシステム「もろみ日誌」は、日本酒造りとIoTソリューションの融合によりこれらの課題を解決、伝統工芸の発展に貢献します。

もろみ日誌について
もろみ日誌はWindows PCで動作するアプリケーションとAWSクラウド・スマホアプリで構成されます。
Sub-GHz通信を使い一定時間毎にセンサーから送信される品温を自動計測しグラフ化する機能、品温が警報設定範囲を超えたときに登録されたスマートフォンへアラーム通知する機能、スマホで撮影した状ぼう(もろみの泡の状態)写真をクラウド経由でWindows PCにアップロードする機能を備えます。また、日々分析をおこなったボーメ度・アルコール度も手動入力でき、BMD曲線・A-B直線の解析により日本酒造りのデータを見える化し、熟練の技を次の世代へ継承するための手助けをします。
[画像1: https://prtimes.jp/i/23921/15/resize/d23921-15-439905-1.jpg ]



実証実験の概要
2017年2月より京都伏見の齊藤酒造株式会社様(以下、齊藤酒造)と招徳酒造株式会社様(以下、招徳酒造)の協力を得て、本システムのテスト運用を開始し、現在も継続して運用を頂いています。実証実験で得たノウハウを元にハードウェア・アプリケーション機能の改良を重ねて参りました。

蔵内の複数タンクに、ローム株式会社(以下、ローム)製Sub-GHz通信モジュール搭載の品温センサーを設置します。棟やフロアの異なる場所にあるパソコンとのSub-GHz通信により、品温を自動計測しています。品温センサーには、立山科学工業株式会社(以下、立山科学)製の白金測温抵抗体(以下、Pt100)センサーを採用致しました。

無線通信における技術サポートはロームから、Pt100センサーの技術サポートは立山科学から協力を頂きました。

実証実験の概念図

[画像2: https://prtimes.jp/i/23921/15/resize/d23921-15-663022-0.jpg ]

各社の役割(順不同)
齊藤酒造株式会社(http://www.eikun.com/
実地運用、システム評価

招徳酒造株式会社(http://www.shoutoku.co.jp/
実地運用、システム評価

ローム株式会社(http://www.rohm.co.jp/
Sub-GHz通信モジュールの提供と、技術サポート

立山科学工業株式会社(http://www.tateyama.jp/
Pt100センサー提供と、技術サポート

株式会社ハートコンピューター(http://www.heart.co.jp/
もろみ日誌の販売総代理店

ラトックシステム株式会社(http://www.ratocsystems.com/
システム構築(ハードウェア設計開発、ソフトウェア開発)
[画像3: https://prtimes.jp/i/23921/15/resize/d23921-15-410603-2.jpg ]


出荷時期
品温モニタリングシステム「もろみ日誌」の発売は、販売総代理店ハートコンピューターとの協業を進め2017年5月18日を予定しています。

今後の展開
今後の実証実験から得られた一連のプロセスデータからディープラーニングを応用したAI技術を使って、上槽(搾り)時期やアルコール出来高の予測等を計画しています。

齊藤酒造について
創業1895年、京都伏見の酒蔵。酒銘「英勲」、「醪音」。
全国新酒鑑評会では14年連続金賞受賞。歴代最長の記録が高い醸造技術を裏付ける。
古い歴史を持つ銘酒を丁寧に守る一方で、昨年度より蔵人制度を廃止、積極的にIT化を取り入れ、社員による酒造りに挑戦している。

招徳酒造について
創業1645年、京都伏見の酒蔵。酒銘「招徳」、「花洛」。
「米と米麹で造る純米酒こそ日本酒本来の姿である」という考えのもと、地元産米と伏見の名水で醸す京都ならではの味わいを目指し、8種類のおいしさが楽しめる「花洛シリーズ」を立ち上げるなど、若手蔵人たちによる酒造りを行っている。

ロームのSub-GHz無線通信技術
近距離無線通信方式に対応する、無線通信LSI及び無線通信モジュールのラインアップを揃える。 本システムでは、ローム製のWi-SUNモジュール(品番:BP35C0)とパソコン用Wi-SUN USBドングル(品番:BP35C2)を用いている。

立山科学のPt100センサー計測技術
サーミスタセンサー、Pt100センサー等幅広い工業用温度計測センサーのラインアップを揃える。本製品では高精度±0.3℃のPt100センサーを採用している。

ハートコンピューターについて
1988年創設以来、酒造会社に向けた業務ソフトウェアを専門とした開発、販売、サポート。主力製品は「蔵内」「五合」をはじめとする「酉-2000シリーズ」は、高い評価を得ている。もろみ日誌の販売総代理店に契約を締結。

ラトックシステムについて
パソコン・スマホ周辺機器、オーディオ機器メーカー。1983年の創設以来、ハードウェア、デバイスドライバー、 ファームウェア、アプリケーションを当社内で開発。近年は無線通信(Sub-GHz/Bluetooth/Wi-Fi)や AWSクラウド連携などによるIoTデバイスの開発実績を重ね、自社開発の強みを活かした他社との協業もすすめる。

関連URL
酒造品温モニタリングシステム(製品情報)
http://www.ratocsystems.com/products/subpage/moromi1.html

▼ 本システムに関するお問い合わせ先
開発元 : ラトックシステム株式会社 東京支店
コーポレート・ソリューショングループ
電話 : 03-5207-5010
メールフォーム : https://web1.ratocsystems.com/mail/solution.html

▼ ご購入に関するお問い合わせ窓口
販売総代理店 : 株式会社ハートコンピューター
(酒類メーカー向け製造・販売システム最大手)
住所 : 〒529-0425 滋賀県長浜市木之本町木之本1565
電話 : 0749‐82‐5656
メールアドレス : info@heart.co.j

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