ソラミツ、インドネシア大手銀行へブロックチェーン本人認証を導入

PR TIMES / 2019年5月21日 12時40分

~ソラミツはハイパーレジャーいろはを活用して個人が自らの意思で管理するKYC・本人認証プラットフォームを開発し、インドネシア大手銀行BCAとのテスト運用を完了~

ソラミツ株式会社(共同最高経営責任者:岡田隆/武宮誠、本社:東京都渋谷区、以下ソラミツ)とインドネシアの資産総額第三位の大手商業銀行であるPT Bank Central Asia Tbk(以下BCA)は、オープンソースのブロックチェーンであるHyperledger Iroha(ハイパーレジャーいろは)を活用して、 BCAグループ企業向けのKYC(顧客確認)基準に準拠した本人認証プラットフォームを開発し、BCAとテスト運用を完了しました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/19078/16/resize/d19078-16-357670-1.jpg ]

 本プラットフォームは、ブロックチェーン、検証用トークン、分散型デジタル識別子などの技術を駆使して、スマートフォン上で個人が自らの意思で個人の情報を管理し(これを自己主権型と呼びます)簡単な操作でグループ企業に必要な情報を提供して口座開設や申し込みを行う事が可能です。本テスト運用によりKYC基準に準拠した本人認証の利便性が向上し、金融機関側の作業が軽減されたことを確認いたしました。

 現在、複数の銀行・証券会社・保険会社・クレジットカード会社・仮想通貨交換所などの口座開設や申し込みを行う場合は、それぞれの金融機関に個別に何度も本人確認の手続きを行う必要があります。今回開発した本人認証プラットフォームでは、最初の1回のみ通常の本人確認手続きを実行し本人確認済みであることを証明する検証用トークンをブロックチェーンに登録することにより、以降の金融機関などへの口座開設や申し込みは簡単な操作で実行できるようになります。利用者の利便性が大幅に向上し企業側が個別に本人確認を実施する作業が不要になり、社会全体のコストが大幅に削減されると考えられます。

 また、本プラットフォームでは、情報漏洩などのリスクのある個人情報の中央集権管理や個人の権利を阻害する恐れのある企業間の個人情報の第三者提供は行わず、個人情報は暗号化されて本人のスマートフォンなどに保存され、自らの意思に基づいて本人のスマートフォンなどから企業に提供されます。この様に個人の情報は個人が保有し個人が自ら管理する自己主権型アイデンテティ管理の概念に基づいているためGDPR(一般データ保護規則)に準拠するものと考えております。

 本プラットフォームにおいて、ブロックチェーンは本人の提供する個人情報が改ざんされていない事を保証する役割を持っております。ブロックチェーンに、初回の金融機関の本人確認の際に個人情報の改ざんを防止する検証用トークンを記録します。本人から個人情報を受け取った金融機関や企業は、ブロックチェーンに記録された検証用トークンと比較することにより改ざんされていない事が確認できます。なお、ブロックチェーンに個人情報を直接記録した場合はその個人情報は削除不可能になるため、忘れられる権利にも対応可能とするためにブロックチェーンに個人情報は記録しておりません。

 本プラットフォームは、IDを集中的に発行・管理する中央集権的なデジタル認証局を必要としません。W3C(World Wide Web Consortium)が提唱する、分散型デジタル識別子の技術を活用する事により、グローバルの中央集権的なデジタル認証局が存在しなくても、世界各国で別々に本プラットフォームを構築し、後からそれらのプラットフォームを接続した場合も識別子が重複しないことを保証しております。
 なお、上記のブロックチェーンを活用した本人認証プラットフォームは、犯罪収益移転防止法などの規制に準拠していることを関係当局に確認済みです。

個人主権型本人認証プラートフォームの情報の流れ
[画像2: https://prtimes.jp/i/19078/16/resize/d19078-16-192947-0.png ]




【ブロックチェーン技術について】
 ブロックチェーン(分散型台帳技術)は、分散型アプリケーションの基盤となる技術であり、中央集権的なシステムに頼ることなくネットワーク上でデジタル通貨および資産の発行、送信、および受信を安全に実行することができます。ブロックチェーンを使用することで、サイバー攻撃、なりすまし、およびデータの改ざんに対して堅牢なシステムを構築することが可能です。

 Hyperledger Irohaは、Linux FoundationのHyperledgerプロジェクトの一部として管理されているソフトウェアフレームワークです。 Hyperledger Irohaは、モバイルアプリケーションやWebアプリケーションなど、エンドユーザーが使用するための応答性が高くパフォーマンスの高いアプリケーションの作成を専門としています。ブロックチェーンに対する高度なアクセス制御のための役割ごとの権限管理、および高度に最適化されたデータモデルや定義済みのコマンドにより、Hyperledger Irohaは安全かつ迅速にデータを処理できます。これにより、Hyperledger Irohaは、本人認証、アイデンテティ管理、デジタル決済、デジタル資産管理、契約管理、サプライチェーン管理などに役立ちます。


【ソラミツ株式会社について】
 ソラミツは、ブロックチェーン開発とフィンテックのスタートアップ企業であり、オープンソースであるHyperledger Irohaの最初の開発者であり、世界中のコミュニティメンバーと共に継続的に開発を進めています。ソラミツは、ブロックチェーン技術を使用してデジタル・アイデンティティを管理するための安全で便利な方法を作成することを目指しています。 Linux Foundationによって管理されているHyperledgerプロジェクトのメンバーとして、ソラミツはブロックチェーンと分散台帳技術のソフトウェア標準に貢献することを目指しています。ソラミツはまた、カンボジア国立銀行の決済システムを構築するためにHyperledger Irohaを使用し、Sora(XOR)と呼ばれる分散型自律経済のための革新的なモデルを開発するためにHyperledger Irohaを使用しています。


【PT Bank Central Asia Tbkについて】
 BCAは、インドネシアの資産総額第三位の大手商業銀行で、取引銀行業務に重点を置き、大企業および中小企業、消費者に対して融資枠およびソリューションを提供しています。 2018年9月末には、BCAは1,850万の顧客口座にサービスを提供し、1,243の支店、17,440台のATM、50万台以上のEDC機器、24時間稼働のインターネットやモバイルバンキングシステムを活用して毎日数百万件の取引を処理しています。


【関連するwebサイト】


ソラミツ株式会社: https://soramitsu.co.jp
ソラミツ いろはポータル: https://soramitsu.co.jp/iroha
Sora(XOR): https://sora.org
D3 Ledger: https://d3ledger.com
Hyperledger Iroha: https://www.hyperledger.org/projects/iroha
Hyperledger Iroha github: https://github.com/hyperledger/iroha


企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング