点検業務採択のお知らせ Osaka Metroが土木構造物点検にアイ・ロボティクスの狭隘部ドローン点検サービスを採用。構造物点検にマイクロ・ドローンを本格導入へ。
PR TIMES / 2020年2月5日 15時25分
『マイクロ・ドローンによる狭隘部ドローン点検サービス』が、大阪市高速電気軌道株式会社様(以下「Osaka Metro」)の駅舎土木構造物の点検に採用されたことをお知らせいたします。
アイ・ロボティクスは、通常のドローンによるプラントの点検・調査をはじめ、マイクロ・ドローンによる管路内などの狭隘部(きょうあいぶ)内部の点検・調査、壁面吸着型ロボットによる高所作業用ソリューション・サービス等を展開しております。このたび、Osaka Metro様の駅舎内の天井裏土木構造物の調査にマイクロ・ドローンを送り込み、構造物の点検調査ソリューションを開始いたします。
このソリューションに使用されるマイクロ・ドローンはレースやホビー用をベースに、目的に合わせてカスタマイズ開発された小型で安全な産業用の機体です。ヘッドマウントディスプレーなどを介して操縦者が自ら搭乗飛行する感覚で撮影と点検を行うことができます。(アイ・ロボティクスでは、電波法その他関連法規や安全基準に対して完全理解をした上で、合法的・合理的に事業を進めております。)
[画像1: https://prtimes.jp/i/22548/18/resize/d22548-18-419449-0.png ]
<背景>
全国の地下鉄や鉄道の駅舎やトンネルは建設から数十年を経ており、経年による構造物の劣化が見受けられます。これまで、軌道部天井裏の狭隘部の点検については、終電後から始発までの短時間作業に限られ、コストも莫大に掛かるため、容易に実施することが出来ませんでした。しかし、老朽化に起因したコンクリートの劣化が発生しており、点検が急務となっています。
このような状況のなか、Osaka Metro様におかれましては、より安全な鉄道構造物の維持管理を目指し点検・検査のあり方を検討しており、遠隔制御機械を活用した点検の高度化・省力化に取組まれています。その一つとして、いち早く最先端テクノロジーを活用し、短時間でも成果をあげられることを実証した『マイクロ・ドローンによる狭隘部ドローン点検サービス』を採択いただくに至りました。
<Osaka Metro様における駅舎天井裏点検>
大阪市内の地下鉄駅にて、人が立ち入ることが困難な天井裏に対して弊社特殊マイクロ・ドローンによる撮影調査を行いました(俯瞰・近接撮影調査)。ドローンは天井下地材や配管、ダクト等をよけて飛行し、その結果、目的とする土木構造物の状態確認が十分に行えることが実証されました。今後、更に対象範囲を広げて点検してまいります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/22548/18/resize/d22548-18-478327-1.png ]
マイクロ・ドローンによる撮影動画はこちら URL:https://youtu.be/EAiag9NfE64
<狭隘部におけるマイクロ・ドローンの有効性>
あらゆる土木・建築構造物は、定められた法令に基づき適切に管理・修繕され、安全性を維持する必要があります。しかしながら、煙突や管路、トンネル、天井裏といった狭隘部の検査は容易ではなく、また、多くのプラントやインフラは老朽化が進行しており、人によらない自動化・遠隔化ソリューションの実現は喫緊の課題とされてきました。
アイ・ロボティクスが展開するマイクロ・ドローンによる狭隘部ドローン点検サービスは煙突や管路、トンネルといった狭隘部に直径8cm~19cm、重量70g~170g程度の特殊なドローンを送り込み、遠隔操作によりこれを操作することで、人命を危険にさらすことなく、効率的かつ効果的な点検・撮影を行うことができます。
また、汎用の通信技術を利用し、遠隔操作により効率的な運用ができることから、発電用ボイラーや化学プラントの反応炉などの人が入ることができない特殊環境下でも運用が可能となっています。アイ・ロボティクスではプラントや構造物内部の検査技術をひきつづき開発し、高度なサービス提供や技能研修までを一貫して行うことで、インフラのみならず、グローバルに更なるエネルギーの安定供給、経済発展ならびに環境負荷の低減にも貢献していきます。
<サービスの特徴>
お客様の従来の工法や作業上の課題を把握した上で、本サービスを組み合わせてご活用いただくことで、シナジー効果が見込めます。例えば、従来は人が危険を冒して直接点検している場所を事前にマイクロ・ドローンを用いて安全性を確認したり、内部状況を確認して精密点検すべき箇所の見当をつけられるため、劇的な安全性向上と、確実な工期短縮・コスト低減が可能となります。
[画像3: https://prtimes.jp/i/22548/18/resize/d22548-18-956890-4.png ]
■お客様のメリット
・経験豊かなスタッフが既存の作業方法をヒアリングの上で十分に検討し、ドローンによるソリューション提供が可能な対象(作業/場所)を特定します。それにより、従来工法の人による技量とマイクロ・ドローンの機動力を相互に活かした、よりスマートで効果的な作業を効率的に実施することが可能です。
・遠隔操作ですので、天井裏やダクト、発電ボイラー等の人が入れない特殊な環境でも安心してご利用いただくことができます。また、安価で小さいため、例えば炉内点検などの場合、緊急時などには"片道運用"として、そのまま超高温で熱分解していただくなどの対応も考えられます。
・お客様によるドローン・ロボットの資産化やメンテナンスが不要なサービスとしてのご提供をしております。
■独自の保険カバー
三井住友海上との連携により、アイ・ロボティクスの提供するサービスには対物10億円の補償が付加されます。
詳しくはこちらをご覧ください:https://www.irobotics.jp/post/__smi
[画像4: https://prtimes.jp/i/22548/18/resize/d22548-18-745537-3.jpg ]
■ドローン運用事業者様のメリット
・技能研修・フォローアップ研修も含むコンサルティングサービスも併せてご提供いたしますので、この技能研修プログラムを受講の上「実運用検定試験」に合格し、別途「業務用無線資格」を取得いただくことで、運用事業化が可能となります。
アイ・ロボティクスでは、引き続き各社との共同研究を継続し、我が国の産業競争力を強化するべく、安全・確実なサービス提供を目指して開発をしていきます。
<Osaka Metro様からのコメント>
少子高齢化及び人口減少の状況から、将来の技術者不足は深刻な問題であり、現在行っている人の手による構造物の点検を、より効率化し、高度化することは喫緊の課題です。
そのため、人力で行うには危険な高所や、立ち入ることが困難な狭い箇所にはマイクロ・ドローンを用いた機器による点検方法が適していると考えます。ドローン技術は先進技術であり、日進月歩で進化しています。そのため、実際に現場でドローンによる点検を繰り返してデータを蓄積し、必要なカスタマイズが出来る技術力が必要であり、その技術力を保有するアイ・ロボティクスさんと協力して構造物点検に適したドローンの開発を行う予定です。
<サービスの展開可能場所>
地下鉄・鉄道・道路・洞道、地下街など
駅舎内調査、トンネル内調査、天井裏調査、床下調査、架空ケーブルなど
プラント、ビルや商業施設、倉庫など
煙突内、管路内、窯炉、トラフ、排気ダクト、パイプライン、マンホール内、発電用ボイラー、反応炉、トンネル、地下構造体、船内、クレーンガーダー、ホッパー等
<今後の展開において>
アイ・ロボティクスでは今後さらにこのサービスのご利用いただけるお客様、及び現場実証パートナー企業様を募集しております。また同時に、今後の自動化・防爆化・海外仕様開発等における開発費を第三者割当増資により資金調達することとしております。ベンチャー・キャピタルや事業会社様からのご連絡を是非待ちしております。
本サービスに関するお問い合わせ
株式会社アイ・ロボティクス
info@irobotics.co.jp
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
ドローン業務が遠隔地から自動でできる!DJI Dock 2 が実現する測量・点検・調査のさらなる効率化がわかる無料実演セミナーを横浜で開催
PR TIMES / 2024年4月19日 12時45分
-
清水建設、屋内点検用球体ドローン「ELIOS 3」を導入
PR TIMES / 2024年4月16日 12時45分
-
ドローンで非破壊検査(UT検査|超音波厚さ測定)が可能な屋内点検・測量ドローン「ELIOS 3 用UT検査ペイロード」を5月7日リリース
PR TIMES / 2024年4月9日 14時30分
-
狭小空間点検ドローン「IBIS」が福島第一原子力発電所 1号機原子炉格納容器内部調査に活用されました
PR TIMES / 2024年4月6日 13時40分
-
「水空合体ドローン」で橋脚を遠隔点検、KDDIスマートドローンなどが実証に成功
マイナビニュース / 2024年3月27日 11時8分
ランキング
-
1格安スマホの利用者は約4割 実際に支払っている月額利用料金の2位は「2000円台」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
2グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
3セブン―イレブン、おにぎりや弁当の「値引き」タイミングを本部が通知へ…食品ロス削減狙い
読売新聞 / 2024年4月19日 20時31分
-
4築地に国際交流拠点、東京都が三井不・読売連合を選定…30年代前半の開業目指す
読売新聞 / 2024年4月19日 22時30分
-
5日産とパナソニック、家電連携で新サービス開始
レスポンス / 2024年4月19日 19時0分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください