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薬剤師が辞めたほうがよい職場はどんなとこ?薬剤師100人にアンケート調査

PR TIMES / 2021年6月29日 12時45分

薬剤師が辞めてよかった思う理由の最多は職場の人間関係で48%

合同会社スマスタ(https://smast.co.jp/)が運営する薬剤師向け転職情報メディア<ハッピーファーマシスト>(https://smast.co.jp/happypharmacist/)は、薬剤師100人を対象に「薬剤師が辞めたいと思う理由や職場」についてアンケートを実施しました。

薬剤師が辞めたいと思う理由・辞めてよかったと思う理由の最多はともに職場の人間関係となり、職場の人間関係に苦労する薬剤師が多い結果となりました。

詳細はこちら(https://smast.co.jp/happypharmacist/yakuzaishi-yametai




■調査概要

[表: https://prtimes.jp/data/corp/61619/table/18_1.jpg ]



■調査結果サマリー


薬剤師が辞めたいと思う理由の最多は、人間関係トラブルがあるで57%
辞めなくて良かったと思った理由の最多は、人間関係の改善が39.7%
薬剤師が辞めてよかったと感じる理由の最多は、人間関係が悪い職場で48%
辞めたいと思って転職したことに満足している薬剤師は91%


■薬剤師はどんなときに今の職場を辞めたいと感じるか
薬剤師が職場を辞めたいと感じた理由の最多は「人間関係」で57%でした。
2位は大きく離れて「長時間労働や激務」、3位は「正当に評価されない」ことです。
自分の考える薬剤師像と、職場の求める薬剤師が合わないことも、辞めたいと感じた理由として挙げられています。
[画像1: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-553886-0.png ]



※複数回答可。ご意見は読みやすいように一部改変しています。

1位 人間関係(パワハラを含む) 57%


お局的な人から目を付けられ、いじめにあった時。薬局長含め他のスタッフは彼女の敵に回りたくなく、見て見ぬ振り。
職場の人間関係が良くない時。自分が直接関係していなくても、上の人が下の人の失敗などを必要以上に責めたり、一人の人ばかりみんなで責めたりすることがよくあったので、辞めたいと思いました。
上司である職場長と相性が悪かったときです。こちらが正論を述べても無視や否定して仕事も全く進まず苦労しました。
怖い先輩と勤務が重なったとき。投薬台の隣にいると、服薬指導をきかれて、後で怒られるんじゃないかと緊張状態で汗が止まらないとき。
パワハラを受けたので組織内の相談窓口に連絡したところ、自分が異動になり加害者は何の処分もお咎めもなく働き続けていた時。自浄作用が機能していないのを目の当たりにした事で、今後も働きたいという気持ちが失せました。


2位 長時間労働など激務・仕事量の偏り 25%


一年間で終日休めたのが12日しかなかった。管理職で残業や休日はカウントされず。経営者に相談するも「家族を理解させられないお前が悪い」との返事。
仕事の量と薬剤師の人数体制が合っておらず、営業時間を過ぎて閉店した後も仕事が続き、毎日残業をしていたとき。
薬剤師1人あたりの処理枚数が40近く、予製や配薬の調剤、監査等他のことに手が回さずに残業が続くとき。自分が毎日120%の力を使って業務をこなしている中、100%も出していない人が数人居て不公平感から不満に変わっていったとき。


3位 仕事が正当に評価されない(報酬面含む) 16%


自分では頑張ってやっているつもりだったが、思っていたより昇給せず、評価されていないと感じた時。上司に思い込みで一方的に悪い評価をされた時。
残業が多いのに収入が割にあっていないときです。仕事が終わって帰宅するのは夜11時頃で翌日は朝早く出勤するそんな日々でしたが、収入は想像より少なく何のために働いているのか疑問に感じました。
自己評価と他者評価にギャップが生じた時(自己評価>他者評価)


4位 仕事の内容が合わない 15%


内容よりもスピードを求める会社で、自分の思い描いていた薬剤師像と異なることが多かった。待ち時間改善も大事であるが、服薬指導や患者さんの話を聞く時間あるをきっちりととりたかった。
やりたい仕事ができない時。病棟で医療従事者や患者さんと関わりをもった仕事がしたいのに、中央業務ばかり振られてしまう。
医療人としてより、サラリーマンとして効率のみを重視するよう連日指摘を受けた時。


5位 残業代が支払われない 6%


残業代が30分刻みでしか出ない(29分超過はタダ働きとなる)ため、割に合わない働き方をしているなあと思うとき。
サービス残業の強制や休憩時間を短くするよう強制させられた時。


▼分析
半数以上の薬剤師が人間関係を理由に、辞めたいと感じた経験を持っていました。
薬剤師の働く多くの職場に、人間関係トラブルがあることが伺えます。

人間関係の悪化は仕事へのやる気を削ぎ、インシデントの原因にも。

激務や正当に評価されないこと・やりたい仕事がさせてもらえないことにより、「働きたい」という気持ちが減っている方も多く見られました。

薬剤師の働ける職場はまだまだ多く、売り手市場が続いています。
「ここで働きたい!」という気持ちが続かないと、辞めたいと感じるのは当然と言えるでしょう。

■薬剤師が辞めたいと思ったけど、辞めなくてよかったときは?
「辞めたいと思ったけど辞めなくてよかった」と感じた経験がある薬剤師は、63%でした。
辞めなくて良かったと感じた理由の最多は、こちらも「人間関係で」39.7%。
続いて「長期間働くメリットを感じた」が22.2%となりました。
[画像2: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-707854-1.png ]



「はい」と答えた方の、実際のエピソードや理由はこちらです。
[画像3: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-943679-2.png ]


※「はい」と回答した方の中での割合

1位 人間関係が改善した 39.7%


ベテラン事務さんが、自分の悪口やありもしない不満を上司に行って辞めていき、今では薬局の雰囲気が良くなりました。耐えてよかったなと思います。
苦手で自分をあまり評価してくれない上司が異動になり、理解があり現場の話もよく聞いてくれる人が上司になったので。
自分以外の多数の人員に、実際の業務遂行においてかなり影響が出ており、数人で上の立場の方に伝えたところ、原因となっていた方々が異動になり、状況が改善された。


2位 長期間働くメリットを感じた(報酬面・スキル・評価など) 22.2%


産休に入るときに雇用保険から手当が出たとき。辞めていたら、ある程度の日数働かないと出なかったから。
そこで調剤経験を沢山積めたからです。そして次の転職で有利になったので、ストレスはすごかったけど辞めなくて良かったと思いました。
有給が取りやすかったり、シフトの自由がきいたり、勤務体系の融通などがあった。多少の時間外労働よりも、その他のメリットが上回ると感じた。


3位 患者さんや他の職種に感謝された 14.3%


ある年配の男性患者さんから、執拗に辞めろと言われた時期があったが、根気よく接していくうちに、その方やそれを見ていた他の患者さん、ナース達から信頼して頂けるようになったため。
心療内科の門前のため気難しい患者様が多い中、何回か連続で投薬させていただいた方から相談を受けることができたりアドバイスしたことでいい方向に向かいましたと感謝された時。


4位 労働環境が改善した 12.7%


土曜日出勤をなくしていただきたいと上司に相談し、シフトを少し見直してもらえたので、退職しませんでした。
仕事量が多く体力が足りずに遅刻が多かったため、それを相談し人数が増え、仕事量が分散し改善された。


▼分析
トラブル当事者の異動や退職で、人間関係が改善されたという声が多く聞かれました。
激務の職場で、相談により労働環境が改善した方も。

1位の「人間関係の改善」、4位の「労働環境の改善」では、自ら相談して解決に向かったという回答が多く見られています。

改善は無理と最初から諦めず、問題が解決できないか考えてみることも大事です。
薬剤師の人間関係の悩みとその解決方法として、薬局内での話し合いや上司への相談、異動希望を出すことが考えられます。

辛いと感じていることが、後々自分の経験として返ってくる可能性も。
特に薬剤師のスキルアップ面では、長期間同じ職場で働くことも大切。

本当に辞めた方がいいのかどうか、一度客観的に考えてみるといいでしょう。


■薬剤師が辞めてよかった職場とは?
辞めなくて良かったと感じた薬剤師が63%いる一方で、問題の再発などで結局退職を選ぶケースも少なくありません。
転職を経験し、「辞めて良かった」と感じた経験がある薬剤師は77%でした。

薬剤師が「辞めてよかった」と感じた職場の最多は、やはり「人間関係が悪い職場」で48%。
大きく離れ15%が「激務やサービス残業のある職場」、12%が「ブラック企業」と回答しました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-517325-3.png ]


※「いいえ」には辞めたいけどまだ転職していない方や、現時点では悩んでいない方が含まれます。
[画像5: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-768799-4.png ]


1位 人間関係が悪い職場(パワハラ含む) 48%


調剤薬局は狭い空間でほぼ同じメンバーと一緒に働かねばならないので、職場を辞めて、合わないメンバーともう付き合わなくていいのは清々しかったです。
人間関係でどうしても合わない人がおり、経営者にその人の異動をお願いしたが聞き入れられず、自分が退職した。
マネージャーが現場の話を聞かず、自分の主張のみを一方的に押し付けてくる。
こちらの意見を受け入れることなく、否定する。
上司の機嫌に振り回されながら仕事をする事がなくなった。パワハラを避けながら仕事をするという心配も無くなり安心できて、退職後すぐに心身の健康が回復した。


2位 長時間労働など激務・サービス残業のある職場 15%


遅くまで残業していて体を壊したので、やめてよかったと思います。他の薬剤師や事務員さんも体を壊していたので無理があったんだと思います。
仕事がきつく、仕事をこなしてもこなしても残業続き。サービス残業も多くなってました。また、夜勤業務で体内リズムも大きく乱されてました。そのため、肉体疲労だけでなく、精神的にもまいってしまい、限界に達しました。
一人薬剤師で施設往診まで同行させられて薬歴を書くまですべてやらされており、できる業務が一人では無理だった。


3位 ブラック企業(法令違反・賃金未払いなど) 12%


退職してしばらくして厚生局立ち入り、監査が入った。その後、薬局が売りに出された。違法行為を無理やりさせられている罪悪感から解放された。
給与支払日が最初は10日だったものが15日、20日と変更になっていき、不審に思って辞めました。その後25日に変わり、「月末に変更になったりして」と思っていたら元職場自体がなくなってしまいました。


4位 年収が低い・残業代未払い 9%


前職場は給与が安く、残業代もない環境でした。転職をすると給与に大分差があったので驚きました。
残業代をつける基準が曖昧な会社に務めており、違う店舗では残業とカウントされることが自分の店舗では残業と見なされず、残業代が貰えないことがありました。やはり働いた分の賃金が貰えないのは辛かったです。


5位 思いつかない 6%


実際に辞めたことが無い。今の職場が嫌だったらというよりも、次の職場をどこにするべきか決められたら辞めると思う。


▼分析
前の質問では「人間関係が改善したので辞めなくて良かった」という回答が見られました。

しかし薬剤師が辞めて良かった職場・辞めた方が良い職場のトップは、人間関係が悪い職場。人間関係が改善するのは、一部であると言えます。

今回1~4位となる人間関係や激務・ブラック企業や低年収・サービス残業の理由を挙げた方は、皆さん転職に満足していました。

薬剤師の方がここで挙がったような職場で悩んでおり問題の解決が見込めないなら、転職しても良いのではないでしょうか。

■辞めたいと思って転職したことに満足してますか?
辞めたいと思って実際に転職した結果、満足している薬剤師は91%という結果になりました。
[画像6: https://prtimes.jp/i/61619/18/resize/d61619-18-835200-5.png ]

※転職経験がない20名は除外。

転職に満足している理由


人間関係が悪く、精神が病んでしまうほどの仕事を続ける理由はどこにもないから。人間関係が良ければ、仕事が忙しくてもどうにかなる。
収入は減ったけれど、家族の笑顔が増えたから。
転職先は認定薬剤師の取得にも会社が補助を出してくれますし、専門薬剤師の取得も支援してくれます。薬剤師としてステップアップできる機会がたくさんあると思います。
辞めようと思った問題を解消できるような職場へ転職しているため、辞めて良かったです。辞めるメリットデメリットと転職先の条件を精査した上で行動したので、辞めて転職したことは満足であり後悔もありません。
転職エージェントに仕事に集中できる環境がある職場で働きたいなど希望条件を伝え、条件に合った職場に転職しました。人間関係がとてもよくお互いに助け合う職場にめぐりあい、仕事に行くのが毎日楽しくなりました。
転職して、前職よりも仕事のプレッシャーが軽減され、また夜勤業務もなくなったため、体内リズムが乱されることがなくなり、プライベートが充実しました。年収もアップしたので、転職したことは正解だと感じてます。
辞めたことで、自分が大切に思うものは何か(人間関係なのか、給与なのか等)が明確になった。転職活動ではそれを重視して職場を探したことで、自分の人生がより良いものになったと思う。
薬剤師は免許があればどこでも働けるので、転職したければどんどん転職することをお勧めします。
人間関係の苦労が一番大変です。転職前はストレスが多かったですが、転職して人間関係から解放され気分が晴れやかです。
全て上手くいっていると思う。給与面でも特別に昇給率をアップされてくれるなど、人事からも信頼関係が築けている。
前職場にくらべて、立場が変わるスピードが早かったため、薬局長や管理薬剤師、エリアマネージャーなど、いろいろな経験ができました。立場が変わることで成長もできたと感じているので転職してよかったなと思っています。


転職に満足していない理由


目先の辞めたい気持ちだけでなく、その職場の方向性をもっと把握しておけばよかった
別なところに行ったらまた別の悩みが出てくる。難しい。


▼分析
今回の調査対象は、「辞めたい」と感じたことがある方。
つまり「辞めたい」と感じた原因を、9割の薬剤師が転職により解消できたということに。

転職に満足していない理由として、不満が解消できなかったことが挙げられます。
辞める前と、似た問題を再度抱えた方もおられました。

「辞めたい」と感じて転職をする際、大切なのは転職理由をハッキリさせること。
その上で、転職先に求める条件に優先順位をつけましょう。

条件に合った転職先を探す上では、やはり転職サイトが便利です。
転職エージェントに相談することで、自分の不満や希望が明確化されますよ。

相談重視の転職サイトなら、じっくり納得できるまで相談できます。
最終的に転職しなくてもOKなので、辞めたいと感じる方は一度相談してみましょう。

自分に合った転職サイト選びは、以下のランキングを参考にしてくださいね。

参考:【プロが厳選】薬剤師の転職サイト徹底比較|エージェントが業界内の評判を元に解説!
https://smast.co.jp/happypharmacist/ranking

■所感
調査を通じ、薬剤師が辞めたいと考えるキッカケや転職の理由として、人間関係が大きいことがわかりました。

薬剤師の職場は狭く限られた人数で働くため、人間関係が影響しやすい環境です。

辞めなくてよかった理由にあったように、異動などで職場環境が改善されるケースも少なくありません。辞める前に、まずは環境改善に努めてみましょう。

問題の解決が見込めないなら、転職も良いでしょう。実際の回答にもあったように、辞めるメリットデメリットと転職先の条件を精査した上で行動すれば、辞めて転職したことに対する後悔は減ります。

薬剤師の人間関係トラブルは、精神をすり減らす原因に。
無理をせず、楽しく働ける方法を探してみましょう。

アンケートの回答全文は下記記事にて紹介されています。

記事タイトル:【辞めても大丈夫?】職場を辞めたい薬剤師100人に調査。薬剤師が辞めた方が良い職場とは?

記事URL:https://smast.co.jp/happypharmacist/yakuzaishi-yametai


■『ハッピーファーマシスト』とは
https://smast.co.jp/happypharmacist/
『ハッピーファーマシスト』は、薬剤師向け転職情報メディアです。
薬剤師向け各種調査レポートをはじめ、薬剤師の働き方や転職情報をお届けします。


■会社概要
会社名: 合同会社スマスタ
所在地: 愛知県犬山市犬山北別祖97-5
代表:鈴木唯史
設立:2020年3月9日
事業内容:Webコンテンツ制作
URL:https://smast.co.jp/
電話:0568-68-7853
お問い合わせ先:info@smast.co.jp

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