UL、玩具・繊維製品・消費者製品サービスのグローバル展開拡大に向けICQ社を買収 ~製造者、サプライヤー、小売業者に向けた検査・検証サービスを強化~
PR TIMES / 2012年8月7日 15時8分
【2012年8月1日(現地時間) - 米国イリノイ州/伊国ロンバルディア州発】 米国の製品安全試験・認証機関であるUL Inc.(本社:イリノイ州ノースブルック、以下UL)は、業界をリードする消費者製品の試験会社、ICQグローバル社(ICQ Global、本社:伊国カビアーテ、以下ICQ社)を買収したことを発表しました。今回のビジネス統合により、ULの欧州およびアジアにおける事業イニシアティブに、ICQのアフリカ、アジア、米国において展開する事業が加わり、消費者製品のサプライチェーンにおけるグローバルな品質/性能保証サービスの強化が前進します。
欧州のトップブランドメーカー、小売業者から厚い信頼を獲得しているICQ社は、電気的/化学的/物理的試験、燃焼性/微生物試験、各種性能試験を実施し、国際/国家規格に対する製品の適合性を確認するサービスを提供しています。その対象製品には、玩具、プロモーショングッズ、繊維製品、化粧品、食品に接触する材料、建造品、家具、梱包材料、ペンキ、ワニスなどが含まれ、多岐にわたっています。
ICQグローバル社の社長であるナタリ・コンソニは、「ULの一員となったICQ社の従業員は、ULが持つ深い専門知識、多様なサービス、世界並びにバリューチェーンを網羅した幅広いネットワークなどを享受し、お客様に対し幅広い様々なサービスを提供することができます。ICQはULとともに、お客様のさらなる製品の差別化と世界展開をサポートできることを喜ばしく思っています」と述べています。
ULの検査・検証サービス事業部門(ビジネスユニット)のプレジデントであるサジーブ・ジェスダスは、「ICQ社は、その高潔性、技術的洞察力、優れたカスタマーサービスにおいて、お客様との間に強い信頼関係を築いてきた非常にすばらしい企業です。ULが消費者製品のサプライチェーンに対し、信用と保証を届けることを責務として取り組む上で、ICQ社のビジネス戦略とその社風は、ULのものと非常に相性が良く、さらなる躍進を期待しています」と述べています。
ULの品質保証試験業務に関連する買収として、今回のICQ社は4例目となります。2011年8月に買収したSTR社の品質保証事業部門から始まり、今年上半期にはバングラディッシュのマグナス・テキスタイル・サービス社、ドイツのエコ-インスティテュート社の買収を完了しました。ICQ社は、欧州、米国(CPSC)、ブラジル(CGCRE)、香港(HOKLAS)など様々な国際/国家機関から認定試験所として登録されています。ICQ社のイタリアと香港にある試験所の操業は、現状のまま継続する予定です。
【ULがグローバルに展開する5つのビジネスユニット】
■Product Safety (製品安全)
ULは、世界に認められた第三者試験認証機関として、ULマークをはじめとする各種認証マークを取得していただくための試験を実施し、お客様の世界市場への進出をサポートします。
■Life & Health (ライフ&ヘルス)
医療機器、食品加工機器、自動販売機、水道設備機器や飲料水に対し、各国法規制認証や製品の試験・評価を行うことを通じて、人々の健康を守ります。
■Verification Services (検査・検証サービス)
エネルギー効率などの製品の性能検証をはじめEMC/無線評価試験及び認可取得/証明業務、相互接続性、セキュリティ分野など、検査・検証を主体にサービスを提供しております。
■Environment (環境)
環境により配慮した製品の信頼性向上と普及に寄与すべく、環境表示検証サービスやサステイナブル製品認証サービスなどを提供します。
■Knowledge Services (セミナー・情報提供)
製品安全における豊富なエンジニアリング実績とグローバル・ネットワークを活かし、お客様に有用な情報やソリューションを提供します。ULではこの事業をUL Knowledge Servicesと称して力をいれており、公開セミナー、講師派遣セミナーなどお客様に適した形態を選択していただけます。
【ICQグローバル社(ICQ Global)の概要】
ICQグローバル社(本社:伊国カビアーテ)は、玩具、家具、衣類など多様な消費者製品に対して、最も評価の高い独立した品質/性能試験所の1つです。国家/国際要求事項への適合性を検証すると共に、子ども用製品の評価では類を見ない専門性を構築しています。同社は、CGCRE(ブラジル)、CPSC(米国)、ACCREDIA(イタリア)、EC玩具認証、ISTA(梱包)、A2LA(米国)、HOKLAS(香港)の認定を受けています。
【株式会社UL Japanの概要】
株式会社UL Japanは、米国の世界的第三者安全科学機関であるULの日本法人として、2003年に設立されました。現在、ULのグローバル・ネットワークを活用し、北米のULマークのみならず、日本の電気用品安全法に基づいた安全・EMC認証のSマークをはじめ、欧州、中国市場向けの製品に必要とされる認証マークの適合性評価サービスを提供しています。詳細はウェブサイト(http://www.UL.com/jp)をご覧ください。
【ULの概要】
ULは、100年以上の歴史を持つ世界トップクラスの第三者安全科学機関です。世界46カ国に約9,000名の専門家を有するULは、製品安全(Product Safety)、環境(Environment)、ライフ&ヘルス(Life and Health)、セミナー・情報提供(Knowledge Services)、検査・検証(Verification Services)のサービスを提供する5つの事業部門を設置し、拡大する顧客のニーズに対応すると共に、公共安全というミッションに向けた活動を展開しています。詳細はウェブサイト(UL.com)をご覧ください。
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