日本古来の防災を現代の暮らしに蘇らせる!防災ガールの新事業、生き抜く知恵の実験室 “WEEL”が始動
PR TIMES / 2017年7月4日 12時27分
古来の日本文化・暮らし・伝統から、現代にも活かせる暮らしの中の防災を見つけ出す新プロジェクト
一般社団法人防災ガール(代表理事:田中美咲 以下防災ガール)は滋賀県長浜市と連携し2017年7月3日より、新規事業「生き抜く知恵の実験室 “WEEL(ウィール)”」を始動します。
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防災ガールは滋賀県長浜市と連携し、「暮らしの中の防災」を再発見しアーカイブしていく事業を開始します。災害大国日本だからこそ、緊急時・災害発生時のためだけの避難訓練や防災グッズだけが防災対策なのではなく、日々の積み重ねで出来る防災対策があるのではないかと考えました。
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生き抜く知恵の実験室WEEL
WEBサイト:http://weel.jp/
取り組みの背景と目的
■WEELの背景
わたしたち防災ガールは、東日本大震災を機に設立し、全国の20~30代の若者100名以上とともに、常に「既存の概念を疑い、今必要な防災の形を問う」ということを通して、防災をあたりまえの世の中にするために「防災の新しい価値提案」を行ってきました。
2013年の設立から4年をふまえ感じたのは、どんなに「伝え方」や「防災のイメージ」を現代にあわせて変化させたとしても防災意識の向上は一時的なもので留まり、いわば「防災があたりまえ」にはなっていないということでした。
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そこで、そもそもの「防災」という考え方を捉え直し、緊急時のためだけの対策ではなく毎日の生活の中で「防災」にも繋がる要素はないかを探し出し、アーカイブすることで平時と緊急時の境目をなくし、「日々の生活そのものが防災になっている」という状態を作れるのではないかと考えました。
■WEELの目的
常に既存の概念を疑い、新しい防災の価値提案を行ってきたわたしたちは、「暮らしの中の防災」を見つけていくことで、日本の防災を次のフェーズへ連れて行こうと決断しました。古くから自然災害と共にあった日本という国だからこそ根付いていたと考えられる文化や暮らしの特徴から、「暮らしそのものを防災にする」という選択肢があることを自分たちの実践を通して証明し、現代に生きる20代の若者でも模倣可能な新しい防災として提唱していこうと考えています。
■WEELの内容
日本家屋は四季を凌ぐのに相応しい素材や構造で作られ、日本の人々も時期に合わせて変化する環境や自分の身体と向き合いながら生活を続けていました。そんな何気ない暮らしの中で、たとえば、「着物文化であったからこその横型の和箪笥は地震による倒壊確率を下げるための造りだったとは考えられないか」、「当たり前のように行っていた漬物作りは、保存食を作るという文化だったとは考えられないか」…。
このように日本古来の生活の一部を切り出し、防災に紐づけられるものを「仮説、調査、研究(実際に行ってみる)、結論」という順番で発見・記録することを繰り返します。
■暮らしの中の研究の流れ
1、仮説
日本古来の生活や文化、暮らしの中から防災的視点で捉えられるものを抽出
2、調査
文献、教授、地域の諸先輩へのヒアリング等を通した仮説に対する調査
3、研究(実際に行ってみる)
滋賀県長浜市の実験場にて常駐のメンバーによる毎日の暮らしの中での実践
4、結論
レポートとしてまとめ、日々の暮らしで実践するからこその考察等も付随させる
5、実践しやすい記事へ編集、公開(どなたでもコピーできるようにします)
研究を通して見つけた「暮らしの中の防災」を写真や映像を通して実践しやすい情報に変換しwebサイトで公開。
また、本事業では実際に暮らしながら研究をしていくため、その暮らしの場を見学することができたり、イベントやワークショップの実施、さらにはこの概念を軸としたプロダクト制作等を視野に入れて、事業展開していく予定です。
「生き抜く知恵の実験室 “WEEL”」事業概要
「あたりまえの暮らし」をただあたりまえに行っていくのがWEELの真髄です。
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事業名:生き抜く知恵の実験室 「WEEL(ウィール)」
運営者:一般社団法人防災ガール
開始日:2017年7月3日
実施場所:滋賀県長浜市
協力:滋賀県長浜市、コクヨ株式会社、東京山喜株式会社
[画像5: https://prtimes.jp/i/19754/19/resize/d19754-19-603224-4.jpg ]
プロジェクト名に込めた想い
プロジェクト名の「WEEL」は、衣食住(Wear、Eat、Live)の頭文字に加え、古語英語の「歯車(=Weel)」という単語を掛け合わせることで生まれました。
衣食住という暮らしが続いていくことをイメージしています。
プロジェクトロゴに込めた想い
暮らしそのものが実験であり、実験そのものが暮らしとなるよう、実験をイメージするビーカーを中心に暮らしのかけらを中にいれました。
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