―ラスベガスの名門統合型リゾートMGMリゾーツ「ベラージオ」で現代美術家・大西 康明氏がアーティスト・イン・レジデンスにー ギャラリーでも作品を公開予定
PR TIMES / 2019年8月1日 14時40分
合同会社日本MGMリゾーツ(以下、MGM)は、世界的に知られる日本出身の現代アーティスト大西 康明氏の作品を「ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアート (以下、BGFA)」 にて展示し、同リゾートの「アーティスト・スタジオ」に大西氏をアーティスト・イン・レジデンスとしてお迎えすることを決定いたしました。
[画像: https://prtimes.jp/i/33751/19/resize/d33751-19-621206-0.jpg ]
8月12日には、BGFAで2つの大型インスタレーション作品を目玉とした個展『Permeating Landscape(浸透する風景)』を開始し8月28日には米国現地で調達した材料を使用し、伝統的な金属細工と鋳造技術をユニークに組み合わせた新しい彫刻をアーティスト・スタジオで制作します。
「Permeating Landscape」について
今回の個展「Permeating Landscape」では、ワイヤーやプラスチックといったシンプルな素材を中心に使います。1つ目のインスタレーション 『垂直の量』は、空洞や余白と呼ばれる「ネガ」の空間に対する大西氏の視点を深めた作品です。12個のポリエチレンの袋がスペース全体に点在し、この袋が垂直に動くことにより、拡張と収縮を繰り返し、空と満の間を往来します。
2つ目のインスタレーションは、今回の個展のために特別に制作される未公開のオリジナル作品となります。ワイヤーを編み込んで山のような形を作り、来場者がフワフワとした曖昧な形状の空間を歩けるようになります。写真作品と複数の媒体の平面作品も、接着剤やグラファイト、メタリックパウダー、アルミ等の素材を活用した大西の創作技術を伝えます。
「アーティスト・スタジオ」での作品制作について
「ベラージオ」は、多くの統合型リゾートを擁すラスベガスでも、アイコニックなリゾートとして世界中から訪れるお客様に愛され続けています。MGMは、その「ベラージオ」内のアーティスト・スタジオならびにギャラリーで、近年日本のアートの紹介に特に注力しています。スタジオはすべてのお客様にひらかれており、アーティストが新しい作品を創り出す過程を直接観ることができます。レジデンシー期間中、大西氏は「Casting the Invisible(目に見えないものを空間の中から抽出する)」と呼ぶプロセスや物質性を通して、大型の彫刻を制作します。彫刻の土台は現地ネヴァダの樹木を活用し、特別な溶接技法によって木の枝の周りに鉄の外骨格を築きます。出来上がる作品のオリジナリティは鑑賞者に作品の創作工程を想起させるものとなるでしょう。 BGFAでの大西氏の個展は10月27日まで開催され、2019年秋・冬までアーティスト・スタジオに滞在する予定です。詳細はBGFA ウェブサイト(bellagio.com/bgfa)をご覧ください。
大西康明氏について
インスタレーションの媒介、彫刻、絵画等において世界的に有名なアーティスト。筑波大学と京都市立芸術大学大学院で彫刻を履修。ウィルフリッド・イスラエル美術館(イスラエルのハゾレア)や愛知県立美術館を含む国内外の様々な美術館で個展を開催してきたほか、2011年には国立国際美術館(大阪)の「世界制作の方法」展覧会にも参加。このほかにも、山水美術館(Riverside Art Museum)(中国北京、2019年)、ルイジアナ近代アート美術館(デンマーク、ハムルベック、2018年)、新博物館(ドイツ、ニュルンベルク、2017年)、シャージャアート美術館(UAE、シャージャ、2016年)、福岡美術館(2014年)、エルミタージュ美術館(ロシア、サンクトペテルブルク、2013年)、ソウル美術館(韓国、ソウル、2009年)、京都文化博物館(2005年)、近代美術館(群馬県高崎市、2003年)等数多くのグループ展にも出展した実績を持ちます。2010年に米日財団よりバーモント・スタジオ・センターでの在住権を含むフェローシップを授与されたほか、ニューヨークのポロック・クラスナー財団からも授与されている。現在は大阪府在住、ARTCOURTギャラリーに出展中。
(大西康明氏に関する詳細は、ウェブサイト(http://onys.net/)をご参照ください)
ベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアートについて
エレガントなベラージオ・リゾート&カジノの中心に位置するベラージオ・ギャラリー・オブ・ファインアートはラスベガスを代表するアート・スペースです。1998年のオープン以来、様々な海外の有名美術館や個人所蔵の作品、オブジェを展示、これまでも、日本のコンテンポラリー・アートのコレクション『プライマル・ウォーター』、アン・バルビエ-ミュラー氏とガブリエル・バルビエ・ミュラー氏所蔵の武具コレクション『サムライ』、 モハメッド・アリ氏の『アイ・アム・ザ・グレーテスト』、ユーサフ・カーシュ(Yousuf Karsh)『20世紀のアイコン』、ピカソ『クリエーチャーズ・アンド・クリエイティビティ』等を開催。
MGMリゾーツアート&カルチャーについて
MGMリゾーツ・アート&カルチャーは、MGMリゾーツが展開しているグローバル観光拠点を中心にコンテンポラリー・アートの委託、収集、支援、展示を行っています。現在、MGMリゾーツのアートコレクションには、200人以上のアーティストによる800点以上の美術品が保管されています。
MGMリゾーツ・アート&カルチャーは、MGMが所有するすべてのコレクションと様々なアート関連のプロジェクトや提携関係をまとめ、包括的かつ多面的なアートプログラムを構築することを目指し、2016年に設立されました。インクルーシビティとダイバーシティを中核とするMGMの企業理念を反映した収集・キュレーションをMGMが世界で展開するリゾートを中心に行っています。
展示作品の一例は、アリス・アイコック(メリーランド州ナショナルハーバー)、ジェニー・ホルザー(ラスベガスARIA)、アントニー・ゴームレイ(ラスベガスARIA)、ロバート・ローシェンバーグ(ラスベガスのベラージオ)、ナンシー・ルビンス(ラスベガスVdara)、ジェームス・タレル(ラスベガスARIA)等です。
メディア向け資料、イメージ、ビデオはMGMリゾーツのニュースルームよりダウンロードしていただけます(newsroom.mgmresorts.com)。
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