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アトラスバイオメッド、善玉菌アッカーマンシア菌の正体と腸内細菌を増やす方法に関する考察レポートを発表

PR TIMES / 2022年1月5日 11時15分

~アッカーマンシアの豊富さが、肥満、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、2型糖尿病、さらには虫垂炎など、さまざまな症状に影響~ ~アトラス腸内フローラ検査でアッカーマンシア菌の量を確認しましょう~



パーソナライズドヘルスソリューションを提供する、アトラスバイオメッド(本社:英国 ロンドン、CEO:セルゲイ・ムシエンコ、子会社:アトラス日本合同会社(住所:東京都渋谷区、代表者:セルゲイ・ミュシエンコ、以下アトラスジャパン( https://atlasbiomed.co.jp/)は、アトラスバイオメッドの科学ライターであるヤナ・クルストバによって12月14日に執筆した善玉菌アッカーマンシア菌に関するレポート
( https://atlas.ru/blog/baktierii-akkermansia-chto-eto-i-kak-povysit-ikh-sodierzhaniie-v-kishiechnikie/)を発表しました。このレポートでクルストバは、昨今肥満や生活習慣病と関連性のあるこのアッカーマンシア菌の正体とこの腸内細菌を増やす方法についてまとめました。

人間の腸内には多くの細菌(約1000種)が生息しており、それらを合わせたものを微生物叢と呼んでいます。そしてこの微生物叢が食品に含まれるさまざまな物質の同化を助け、病原体から身を守っています。腸内細菌の一種であるアッカーマンシアという細菌が注目されています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/75534/19/resize/d75534-19-9b95e5c357307f2c036e-2.png ]


腸内細菌アッカーマンシア・ムシニフィラ(Akkermansia muciniphila)とは何か?
アッカーマンシアは、科学的には最近(2004年)報告された細菌属です。この名前は、微生物生態学(微生物叢を研究する科学)への貢献で知られるオランダの微生物学者、アントン・アッカーマンス(Antoon Akkermans)にちなんで付けられたものです。

腸の内側は粘膜で覆われていて、侵入してきた細菌から体を守っていることが分かっています。粘膜の主成分のひとつであるムチンは、ゲル状の糖タンパク質です。アッカーマンシアは、腸粘膜を「損傷」させることでムチンの産生を刺激します。細菌の老廃物、すなわちムチン生成物は、他の有益な細菌の餌となります。

アッカーマンシア: 病気の指標
過去の研究により、アッカーマンシアが健康な人の腸内細菌叢の1~4%を占めていることが判明しています。しかし、体内のバクテリアの含有量を調べたところ、人によって大きく異なることがわかりました。

実験では、アッカーマンシアの豊富さが、肥満、潰瘍性大腸炎、炎症性腸疾患、2型糖尿病、さらには虫垂炎など、さまざまな症状に影響することが確認されています。炎症が起きると、腸内のアッカーマンシアの量が減ってしまうのです。糖尿病や肥満の人の場合は、もっと複雑であることがわかりました。
ある研究では、耐糖能(血液中のブドウ糖濃度である血糖値が高くなったときに、それを正常値まで下げる能力)が正常な人の腸内には、糖尿病と診断された患者の微生物叢よりも多くのアッカーマンシアが含まれていることがわかりました。

2015年、細菌の数と肥満の関連性を調査した論文が発表されました。この論文の元となる実験では、標準体重の人と太り過ぎの人を対象に数週間にわたって多様な食事を提供し、アッカーマンシアの量を計測しました。その結果、アッカーマンシアの量が多いほど、インスリン感受性が高く、代謝が良いという相関があることがわかりました。そのような人は肥満や糖尿病になりにくいと言われています。また、体重過多の場合、患者さんの体型が早く元に戻りやすく肥満や糖尿病になることがわかっています。

アトラスバイオメッドの腸内フローラ検査では、この善玉菌アッカーマンシアの量を確認することができます。


[画像2: https://prtimes.jp/i/75534/19/resize/d75534-19-daecd5e62013bafc2ea7-0.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/75534/19/resize/d75534-19-e13ca37eb7ec8d07319e-1.png ]


アッカーマンシア: 治療法と研究成果
アッカーマンシアが本当に私たちの体の新陳代謝を助けるのであれば、治療薬としても機能するのではないかと考えるのが自然ではないでしょうか?ここでは、その研究成果をご紹介します。

マウスを使ってアッカーマンシアの摂取効果を調べた後、科学者たちは人間でこの方法を試すことができました。2017年、研究者たちは、人体への導入に適した細菌を人工環境で増殖させることで、こうした実験のいくつかの問題点を解決することができたのです。アッカーマンシアの低温殺菌(70℃で30分間保持)は、治療効果を低下させないばかりか、場合によっては効果を増大させることも分かりました。

研究者は、2019年にインスリン抵抗性(糖尿病の症状)を持つ肥満のボランティアを対象に試験を実施しました。その結果、100億個のアッカーマンシア菌を毎日3ヶ月間摂取することで、インスリン感受性が高まり、コレステロール値が低下し、脂肪量、体重、ウエスト周りがわずかに減少しました(体重変化はあまり顕著ではありませんでした)。患者さんの肝臓の炎症マーカーが減少していましたが、その他の腸内細菌叢には影響がありませんでした。

2019年の別の研究では、腸内細菌数の増加と体重減少の関連性を見いだしました。確かに、このケースでは、患者さんに直接アッカーマンシアが投与されたわけではありません。他にもビフィズス菌のアニマリス菌を摂取させたところ、アッカーマンシアの摂取量が増えたそうです。ここで注意すべきは、ほとんどの研究はマウスを使ったものであり、アッカーマンシアが本格的な医薬品として使用できるという確固とした結論はまだ出ていない点です。

アトラスの製品および関連サービスについて
「アトラス遺伝子検査」
ユーザーの唾液サンプルから遺伝子データを解析・解釈・可視化します。予防・改善可能な疾患発症リスクにフォーカスした検査です。この検査によって2型糖尿病、クローン病、パーキンソン病などの13の多因子疾患発症リスクを評価するとともに個人特性・形質を判定します。科学的根拠に基づいたパーソナライズされた健康増進アドバイスを提供します。

「アトラス腸内フローラ検査」
ユーザーの糞便サンプルから微生物遺伝子を解析、解釈、可視化します。この検査でユーザーの腸内フローラの酪酸・ビタミン合成能力、食物繊維の分解能力、腸内フローラの多様性、プロバイオティクスと善⽟菌の状態を評価します。さらに2型糖尿病、クローン病などの5の疾患の発症リスクから腸内フローラがどの程度保護してくれているかを評価します。さらに腸内フローラのタイプを判定し、検査結果を基に、パーソナライズされた食事に関するアドバイスを提供します。

ユーザーの唾液、糞便サンプルはアトラスバイオメッドに送られ、分析されます。アトラス検査を受けたユーザーは、アトラスバイオメッドがオンラインで提供するパーソナルアカウントにアクセスし、検査結果、健康状態の改善に結びつくことが科学的に証明されているパーソナライズされたアドバイスやお勧めの食品を確認することができます。

アトラスバイオメッドについて
アトラスバイオメッドは、2016年にイギリスで設立されたパーソナライズドヘルス企業です。遺伝子および腸内フローラ領域の最先端技術と、ユーザーの遺伝子、腸内フローラ、ライフスタイルデータを組み合わせることで、健康状態を多面的に把握します。それらをもとにパーソナライズされたアドバイスを提供し、健康に関する意識向上及びデータに基づいた意思決定を支援します。アトラスバイオメッドの検査キットは、英国、欧州の主要市場そして日本で提供しています。

出典:

Journal of Clinical Biochemistry and Nutrition, A next-generation beneficial microbe: Akkermansia muciniphila, 2018
Nutrition & Metabolism, Gut bacteria Akkermansia is associated with reduced risk of obesity: evidence from the American Gut Project, 2020
Scientific Reports, The abundance of Akkermansia muciniphila and its relationship with sulphated colonic mucins in health and ulcerative colitis, 2019
Frontiers in Microbiology, Next-Generation Beneficial Microbes: The Case of Akkermansia muciniphila, 2017
Gut Microbes, Triggering Akkermansia with dietary polyphenols: A new weapon to combat the metabolic syndrome? 2016
Gut Microbiota, Akkermansia muciniphila and improved metabolic health during a dietary intervention in obesity: relationship with gut microbiome richness and ecology, 2015
PLoS ONE, Pili-like proteins of Akkermansia muciniphila modulate host immune responses and gut barrier function, 2017
Journal of Functional Foods, Strategies to promote abundance of Akkermansia muciniphila, an emerging probiotics in the gut, evidence from dietary intervention studies, 2017
Nature Medicine, Supplementation with Akkermansia muciniphila in overweight and obese human volunteers: a proof-of-concept exploratory study, 2019


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