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ゲンロン、最新刊 星野博美 著 『世界は五反田から始まった』 を品川区立の小中学校と義務教育学校に寄贈

PR TIMES / 2022年7月26日 15時45分

株式会社ゲンロン(本社:東京都品川区西五反田 代表取締役:上田洋子)は、7月20日に刊行したノンフィクション作家の星野博美氏による著作 『世界は五反田から始まった』 を、品川区立小中学校と義務教育学校、全46校に寄贈します。



『世界は五反田から始まった』は、著者の星野さんの祖父が残した手記をとおし、町工場の家族史と第二次世界大戦の戦火を描くノンフィクションです。7月12日からブックファースト五反田店で先行発売が行われ、7月20日からは全国書店でも発売を開始。さまざまなメディアによる取材記事や、五反田駅に掲出された広告も話題を集めています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/34496/20/resize/d34496-20-345cf7c3f9d1988cf296-0.jpg ]

JR五反田駅ホーム階段に掲載中の広告看板

品川区の歴史を紐解きながらつづられた本書をきっかけに、郷土の歴史や第二次世界大戦下の人々の暮らしに興味・関心を持ってもらいたい。そんな思いから、ゲンロンでは品川図書館に協力いただき、品川区立の小学校31校、中学校9校、義務教育学校(小中一貫校)6校、計46校に本書を1冊ずつ寄贈いたします。


【寄贈にあたって】
ノンフィクション作家・星野博美さんのおじいさんは、13歳で千葉県の房総半島から品川区にやってきました。親戚の町工場で働いたのち、独立して戸越銀座に自分の工場をもちます。町工場に生まれた孫の星野さんは、忙しい両親ではなく、おじいさんに遊んでもらっていました。

大好きだったおじいさんは星野さんが7歳のときに亡くなってしまいます。けれども、おじいさんが小さな星野さんによく言っていた「いつかここが焼け野原になったら、何がなんでも戻ってきて、杭をうて」という謎の言葉は、ずっと心に残り続けました。

『世界は五反田から始まった』で星野さんは、そんなおじいさんの言葉と、彼が残した手記を頼りに、五反田周辺地域=「大五反田」の歴史を探っていきます。空襲をかいくぐって工場を守ったおじいさんがユーモアとともに星野さんに伝えたのは、戦争をどう生き抜いたかでした。

土地には、長い時間のなかで、さまざまなできごとが積み重なっています。品川区で代々生き抜いてきた人びとの痕跡は、街のなかに点々と残っています。品川区に住む若い方々や、品川区で教育に関わる方々にこの本が届いたら嬉しく思います。

ゲンロン代表/『世界は五反田から始まった』担当編集 上田洋子


【本書について】
『世界は五反田から始まった』 星野博美 著
いま広く読んでほしい、東京の片隅から見える等身大の戦争と戦後
[画像2: https://prtimes.jp/i/34496/20/resize/d34496-20-5a4a34ee27b86e0ffc43-3.jpg ]


30年前に手渡された、祖父が残した手記。便箋に綴られていたのは、家族の来歴と、地元五反田を襲った「もうひとつの東京大空襲」の記録だった。戦時下を必死で生きた祖父の目を通して、タワーマンションの光景が町工場の記憶と重なり合う。

大宅壮一ノンフィクション賞作家、渾身の最新作。

特設サイト:https://www.genron-alpha.com/gotanda
ゲンロン叢書011
判型:四六判・並製
ページ数:372頁
価格:1,980円(税込)
ISBN:978-4-907188-45-0


【著者紹介】

[画像3: https://prtimes.jp/i/34496/20/resize/d34496-20-58fc67177c65c0c1066f-1.jpg ]


星野博美(ほしの・ひろみ)

1966年、戸越銀座生まれ。ノンフィクション作家、写真家。著書に『転がる香港に苔は生えない』(2000年、第32回大宅壮一ノンフィクション賞)、『コンニャク屋漂流記』(2011年、第2回いける本大賞、第63回読売文学賞随筆・紀行賞)、『戸越銀座でつかまえて』(2013年)、『みんな彗星を見ていた』(2015年)、『今日はヒョウ柄を着る日』(2017年)、『旅ごころはリュートに乗って』(2020年)など多数。


【目次】

はじめに

第1章 大五反田
1 白金の清正公/2 逓信病院と池田山/3 大五反田主義/4 五反田の亡霊

第2章 軍需工場
1 焼けて、野原/2 戻りて、ただちに杭を打て/3 池田家だけが残った/4 軍需工場/5 乳母日傘/6 疎開

第3章 無産者
1 ゆみちゃんとパラシュート/2 党生活者(1)/3 党生活者(2)/4 荏原無産者託児所/5 『乳房』/6 赤い星

第4章 疫病
1 スペイン風邪/2 エッセンシャルワーカー

第5章 満洲
1 武蔵小山の悲哀/2 武蔵小山から満洲へ/3 荏原郷開拓団/4 集団自決

第6章 焼け野原
1 戦争回避/2 地中に埋められた宝/3 空爆される帝都/4 ボルトとナットとワッシャを作る町/5 城南空襲/6 逃げろ!/7 『戦中派不戦日記』

第7章 杭を打て
1 再び、「戻りて、ただちに杭を打て」/2 星野製作所の最期

おわりに


【一般販売について】
本書は、全国書店・各ECサイトにて好評発売中です。
直販サイト(ゲンロンショップ)|https://genron.co.jp/shop/products/detail/619
Amazon|https://www.amazon.co.jp/dp/4907188455/

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