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【23卒理系学生は、バランス巧者?】オンライン就活は学業と「両立しやすい」6割

PR TIMES / 2021年9月21日 20時45分

23卒理系就活の採用計画

TECH for Societyの実現を目指し、理系学生採用支援を行う株式会社テックオーシャン(本社:東京都千代田区、代表取締役:長井裕樹)は、2021年7月29日~8月3日、2021年8月10日~8月16日に全国の理工系学生(23卒学部生・院生)に対して就活実態を調査し、528名の調査結果を得ました。
昨年同時期および今年の7月に行った22卒向けの調査と比較しながら、これから就活が本格化していく中でコロナ禍での就活に順応しつつある23卒理工系学生のリアルな声をまとめています。



■アンケートTopics
(1)コロナ禍でも対面就活を望む声
(2)就職活動のオンライン化には概ねプラスの影響を感じている
(3)学業との両立の面ではオンライン就活に対して好意的な回答が多数
(4)就職先を決める上では「条件」を重視する回答が上位に
(5)22卒と同様に、23卒も「勤務地を希望できるかどうか」を重要視する傾向あり
(6)社員と話すイベント(面談・座談会)を嬉しいと感じる割合が半数以上
(7)「WEBを通しての企業との交流で、就活初期はどれが参加しやすくうれしかったか」の問いに対する就活生のリアルな回答
(8)22卒と比べ、面接やインターンは直接訪問が良いと感じている学生が多い

(1)コロナ禍でも対面就活を望む声
Q.コロナ状況下で、会社や事業所に面接やインターンシップに行くことに心理的に抵抗はありますか?(交通費は支給)(単一回答)
[画像1: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-eebac8fb78fedb1ffd43-1.png ]

昨年の22卒回答と比較すると、「WEB中心になりがちなので訪問したい」と回答した学生は22卒では46.7%であったが、23卒では62.1%と15.4ポイントも多くなっており、オンラインでの就活が主流になったからこそ、対面での就職活動を望む学生が増加したことがうかがえる。一方で「心理的に抵抗がある」が19.7%と、コロナ下での対面就活に不安を感じる学生も一定数存在していることがわかった。学生ごとのスタンスの違いを埋められるような企業の綿密な対応が今後は重要になってくると思われる。

(2)就職活動のオンライン化には概ねプラスの影響を感じている
Q.就職活動における新型コロナの影響をお教えください(複数選択)
[画像2: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-e5c286416e366cc50d7f-2.png ]

23卒の結果を見ると「旅費、交通費、移動時間を削減できてよい」「普通よりも多くの企業の説明会に参加できそう」「WEB面接が増えて、やりやすくなる(ex. 緊張しにくい等)」という回答が上位にくるなど、就職活動が効率化され、場所にとらわれずに就活を進めることができるという点にプラスの感情を持っている学生が多い。しかし「WEB中心となり応募企業の実態、雰囲気を感じにくくなる」が上位二位についており、今年7月に行った22卒向けの調査よりも割合が大きいことから、オンライン就活への不安も浮き彫りとなった。

(3)学業との両立の面ではオンライン就活に対して好意的な回答が多数
Q.コロナの影響という観点から、大学での学業や研究と、就活の両立はどうなりそうですか?予想をお教えください。(単一回答)
[画像3: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-afa8c13d7a6cc80d43fc-4.png ]

「WEBで就活を効率化して両立しやすくなる」が60.0%となっており、昨年同時期に22卒向けに行った調査時の41.0%より19.0ポイントも増加した。23卒は22卒よりもコロナ下での生活に慣れてきたのか、学業の影響を考慮するとオンライン就活に肯定的な意見が多い。

(4)就職先を決める上では「条件」を重視する回答が上位に
Q.就職先を決めるうえで重視したい点を教えてください


[画像4: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-d6f0027d8c8ac16bc8f0-5.png ]

「給料、待遇」が一位、「福利厚生」が二位、「勤務地」が三位と条件を重視する回答が上位になっている。22卒向けの調査と比較すると、昨年同時期の調査では同じく「給料・福利厚生」「勤務地」が上位三つの中にあったのに対し、今年7月の調査では「社風、社員の雰囲気」「仕事にやりがいを感じられそうだから」「興味のある業界だから」といった回答が上位三つを占めており、就活初期と結果が異なることが分かる。23卒も8月の就活初期の調査では22卒と同じような結果になっていることから、就活後期になるにつれ条件面以外の部分を重要視していく可能性があることが推察される。

(5)22卒と同様に、23卒も「勤務地」を希望できるかどうかを重要視する傾向あり
Q.絶対にゆずりたくない「必須条件」、必須ではないがあれば嬉しい「希望条件」に該当するものをそれぞれ選んでください(複数選択)
[画像5: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-2091feee3e1cd62039c2-6.png ]

「必須条件」「希望条件」共に「勤務地が希望できる」ことがトップになったが二位以下では「必須条件」と「希望条件」で多少の差異がみられた。
「必須条件」では「スキル」「仕事内容」「評価」に関する項目が上位に入っている一方で、「希望条件」では「勤務地」に関する項目が上位4つのうち3つを占めており、「勤務地」を重要視する傾向にあることが分かった。

(6)社員と話すイベント(面談・座談会)を嬉しいと感じる割合が半数以上
Q.企業とのWEBを通しての交流について、就活初期としてはどれが参加しやすくうれしいですか?(単一回答)
[画像6: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-779f202897886a2e6a01-7.png ]

グラフを見ると、「丁寧に人事部担当者に対応してもらえる個別面談」が29.7%と高い割合を占めており、「リクルーターとの個別面談」14.8%、「リクルーターや人事部との小規模座談会」の12.1%と合わせると、面談や座談会を通じて社員の生の声を聞く機会を望む声は56.6%と半数以上になっている。

(7)「WEBを通しての企業との交流で、就活初期はどれが参加しやすくうれしかったか」の問いに対する就活生のリアルな回答
※自由回答より抜粋
回答毎にグループ分けし、項目毎に抜粋している。

【匿名制の会社説明会】
・匿名なので気軽に参加することができるため。
・就職初期では、沢山の企業を見たく、実名よりも匿名の方が質問などで安心できるから
・志望度に関わらず様々な業界を見たいため

【丁寧に人事部担当者に対応してもらえる個別面談】
・実際に会社に行くことが難しいため、社風などを感じる機会が少ないので人事担当者に色々聞ける機会が欲しいから
・WEBだとインターンシップが終わった後に話すなどのコミュニケーションが取りにくいため、積極的に個別面談をしてコミュニケーションをとりたい
・顧客と企業の関係とはいえ,志望企業を雰囲気,実情を少しでも知りたいため.また,小手先のテクニックよりも,自分と企業側のマッチングの方が重要であると考えるため

【リクルーターとの個別面談】
・個別面談であると自分をアピールしやすく、面接まで堅苦しくはないのでフラットに話ができる点
・自分で応募するだけでは視野が狭くなりがちなのを防止できそうだから
・リクルーターとの面談は親しみがあり、企業の社風や雰囲気を1対1でじっくりと聞けそうだと思います。また、就活に関しても様々なアドバイスをしてくれると思います

【実名制の会社説明会】
・会社にとってどのような人材が必要なのか、どのような仕事をするのかを実名制という責任を持って説明会を開催できるから
・座談会や個別面談よりも、会社説明会の方が、緊張せずに会社のことについて知れると思うからです。ある程度会社説明会を聞いた後で、小規模の座談会や個別面談をしてより深く交流するので良いと思っています。実名でも参加しやすいです
・実名だと真面目な人だけになりそうだから

【リクルーターや人事部との小規模座談会】
・個別面談となるとハードルが上がるが、座談会だと複数の人が質問するので聞きやすい。
・小規模であることで自分が質問する時間が確保されつつ、他の人の考えを知ることができるから
・最初は座談会程度の交流が気楽で良いし,雰囲気を掴める.また,規模が大きすぎると質問等がしにくいので小規模の方が嬉しい.

(8)22卒と比べ、面接やインターンは直接訪問が良いと感じている学生が多い
Q.オンラインと直接訪問を比較するとどちらが良いと感じますか?(単一回答)
[画像7: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-8ff758f75c86bce4d6b5-8.png ]

「最終面接」「1次・2次面接」「職場・工場見学」「会社説明会」「インターンシップ」と5つの項目がある中、今年7月に行った22卒向けのアンケートと比較すると、全ての項目において23卒の方が「直接訪問のほうが良い」の割合が高くなっている。
「直接訪問のほうが良い」という回答に着目すると、「1次・2次面接」での回答が22卒で8.0%、23卒で21.3%と特に大きな違いがあった。本選考の時期でも対面形式を望む声が増えているのは23卒の特徴であるとみられる。

■テックオーシャン代表取締役 長井の総括
23卒理系学生には、コロナ状況下においても対面就活を望む声が多数ある一方で、オンライン就活に対しては「旅費、交通費、移動時間を削減できてよい」「普通よりも多くの企業の説明会に参加できそう」「WEB面接が増えて、やりやすくなる(ex. 緊張しにくい等)」といった肯定的な意見が多く得られました。学業との両立に関しても「WEBで就活を効率化して両立しやすくなる」という意見が昨年度の22卒向け調査に比べて約20ポイント増加しており、オンライン就活が定着してきたことにより、オンライン・オフラインのそれぞれのメリットをしっかりと享受しようとする「バランス巧者」の一面が特徴としてうかがえました。
また、昨年から継続して行っているアンケート調査を読み解くと、就職先を決める上で重視したい点は就活前期には給料、待遇、福利厚生などの条件面が上位に並びますが、就活後期には社風、社員の雰囲気、仕事のやりがいなどにシフトしていく傾向にあることがわかりました。実際の就活を通して移り変わる学生の”潜在的意識・希望”に寄り添った採用が今後より重要となると考えられます。

■調査概要
1.今年度23卒向け調査
・調査対象:全国の理工系学生
・調査方法:アンケート調査(無記名式)
・調査期間:2021年7月29日~8月3日、2021年8月10日~8月16日
・有効回答数:528名

2.今年度22卒向け調査
・調査対象:全国の理工系学生(22卒学部生・大学院生)
・調査方法:アンケート調査(無記名式)
・調査期間:2021年7月21日(水)~7月27日(火)
・有効回答数:591名

3.昨年度22卒向け調査
・調査対象:全国の理工系学生(22卒学部生・大学院生)
・調査方法:アンケート調査(無記名式)
・調査期間:2020年8月7日(金)~2020年8月14日(金)
・有効回答数:212名

4.昨年度21卒向け調査
・調査対象:全国の理工系学生(21卒学部生・大学院生)
・調査方法:アンケート調査(無記名式)
・調査期間:2020年8月7日(金)~2020年8月14日(金)
・有効回答数:259名

本調査結果の詳細は下記URLよりダウンロードいただくことが可能です。
https://biz.techoffer.jp/whitepaper/studentreport-210902/

※当調査内容を引用する際は、「テックオーシャン調べ」とクレジット表記を掲載していただきますようお願いいたします。

※当調査に関する取材お問合せは下記まで
(当リリースに関して、テックオーシャン代表取締役 長井へのインタビューのご要望も下記までご連絡ください)
Tel:03-6383-0433
E-mail:morikawa-s@techocean.co.jp
(広報担当:森川)

■理系採用ツール TECH OFFER

[画像8: https://prtimes.jp/i/39682/20/resize/d39682-20-fbe9240ed02bb366ed0e-9.jpg ]

TECH OFFERの利用企業数は現在約250社。TECH OFFERでは、機械、電気電子、情報系、化学系、建築土木系などのサービス利用学生に対して、所属大学や学歴、出身都道府県、希望職種、技術スキル、性格特性等に応じて自動で声掛け型の採用アプローチを自動で行えるほか、事業部ごとや事業所ごとにアカウントを持ち採用活動を展開することが可能となっている。
これを支えるのは日本全国の大学研究室及び大学教員約40,000人とそこに紐づく約100万件の技術キーワードを収集した国内最大規模のデータベース。例えば、工場の自動化などに役立つ”画像処理”、”画像認識”、”IoT”などのキーワードを設定することで、それぞれのキーワードを研究の中で取り扱っている大学研究室に自動アプローチができる仕組みとなっている。
理系学生の採用においては技術スキルや素養を評価してのアプローチが学生から求められる傾向が強く、TECH OFFERの活用により技術切り口などで自社の魅力を伝えて採用につなげることができたという喜びの声が多数発生している。

TECH OFFER: https://techoffer.jp/
テックオーシャンHP: https://techocean.co.jp/

※サービス導入事例や理系採用ノウハウ集等は株式会社テックオーシャンのHPをご覧下さい

【TECH for Societyとは】
学生をはじめ、あらゆる人々が身につけた「TECH(Technology&Technique)」が正しく評価され、「TECH」と「人・企業・社会」、「TECH」と「TECH」が最適な形でつながっている社会のこと。テックオーシャンはそれらをつなぐ「Hub」でありたいと考えています。

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