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「汚染土壌分級システム」がNETIS登録・土壌から汚染度の高い粒径20μm未満の粒子を90%以上除去!-8月25日無料ウェビナー開催

PR TIMES / 2022年8月8日 9時15分

汚染土壌から放射性セシウムなどが吸着した細粒分を除去し、廃棄するしかなかった粗粒分の再利用と、最終処分量の削減が期待できます。

セイスイ工業株式会社(本社:千葉市若葉区、代表取締役:井本 謙一、以下セイスイ工業)は、汚染土壌を遠心分離機で連続的に処理し、最終処理コスト圧縮と環境保全につなげる新技術「汚染土壌分級システム」を2022年7月1日に提供開始。同システムが国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」データベースに登録されました。このシステムにより、汚染土壌から汚染度の高い粒径20μm未満の粒子を90%以上除去できることを実証しました。



<技術開発の背景>
中間貯蔵除去土壌等の減容・再生利用技術開発戦略検討会(第9回)において、土壌C(高度分級技術により得られた生成物が中間貯蔵施設への搬入開始30年後(2045年)に8,000Bq/kg以下)の数量が133.7万m3、土壌D(土壌Cより高濃度)が10.6万m3と推計されています。放射性セシウムは微細な粘土粒子に多く吸着されているため、粒径20μm未満の細粒分と粒径20μm以上の粗粒分を分離し、粗粒分を再生資材として利用することで、最終処分する土壌量の減容化が期待されます。

この膨大な除去土壌を保管するために必要な土地を確保することが困難なため、放射性セシウムは微細な粘土質に多く吸着されていることから粒径20μm未満で分級を行うことが、最終処分量を削減するための最も効果的な技術だといわれています。既に環境省主体で減容化技術実証事業が行われていますが、既存のサイクロンを利用した技術では、分級精度の低さなどの課題があり、この課題を解決する技術が求められています。

[画像1: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-fceb079f6ade7f6770da-0.jpg ]

<セイスイ工業のNETIS登録技術の特長>
従来技術である湿式サイクロンの分級精度や回収率は、ポンプの流量と圧力により変わります。実際の作業現場においては、分級対象となる土壌の粒度分布や性状を統一することは難しいため、泥水濃度や粘度などの環境条件を一定に保つことが難しく、それらの変化によりポンプの流量と圧力が安定しないため湿式サイクロンの分級に最も重要な流速がバラつき遠心力が安定しません。その結果、粒径が小さくなるほど分級が難しくなり、一般的な土木現場での利用方法である75μmの分級には適用できてもより高度な粒径20μmでの分級に至っては、思うような成果が出ていません。

この課題を解決するためには、環境条件の影響を受けずに遠心力を安定させる必要がありますが、その手法として遠心分離機を利用し物理的に遠心力を一定にして分級する方法を開発しました。

◎NETIS登録情報はこちら
https://www.netis.mlit.go.jp/netis/pubsearch/details?regNo=KT-220013%20
[画像2: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-db4c246bd27945a6d348-3.png ]

[画像3: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-b71d7fbd46883b9d856b-4.png ]

従来の遠心分離機の用途は1,000G以上の高い遠心力を発生させることで水と固体の分離に利用されていましたが、弊社が開発した技術は、遠心分離機を利用し低い遠心力に設定してから、せきの高さ、内部スクリューの掻き出し速度を調整することで水中にある固体粒子分を設定した粒径で分級出来るようになり、湿式サイクロンに比べ分級精度や回収率を向上させることを可能にしました。

これにより、水中にある固体粒子の分級点を粒径20μmとして粗粒分(20μm以上)と細粒分(20μm未満)への分級が出来るため、汚染土壌から放射性セシウムや重金属などの吸着した細粒分を除去することで今まで廃棄するしかなかった粗粒分が再利用できるようになると共に最終処分量の削減が期待できます。
[画像4: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-fedec091eb76c0c246be-1.png ]

<実証実験で非放射性セシウム濃度40%程度低減を確認>
分級した土壌に含まれる20µm未満の粒子量は15%、10μm未満の粒子量は2%以下、5μm未満の粒子量は0%ま で取り除くことができました。実証試験では、20μm以上の粒子にも吸着していたため分級前泥水に比べ非放射性セシウム濃度は 40%程度の低減でした。

[画像5: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-415db2e71a855993f789-5.png ]

[画像6: https://prtimes.jp/i/58301/20/resize/d58301-20-e79c9b57aacd9b0967e1-2.png ]

「汚染土壌分級システム」を紹介する無料ウェビナーを7月14日木曜に開催
セイスイ工業では「汚染土壌分級システム」を紹介するウェビナーを開催します。ご参加は無料ですので、ぜひこの機会にご登録ください。

ウェビナー登録ページ
https://seisui-kk.com/lp06

開催日時:8月25日木曜日 15:00-15:40(質疑応答含む)
開催方式:ZOOMウェビナーによるオンライン開催
開催内容:セイスイ工業担当者が「汚染土壌分級システム」の導入メリットと技術概要をご説明

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◎プログラム
1.セイスイ工業「汚染土壌分級システム」のご紹介
2.除去土壌の処理課題について
3.実証事例紹介(仮設水処理プラントの導入効果)
4.質疑応答
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【会社概要】
会社名:セイスイ工業株式会社
所在地:千葉県千葉市若葉区上泉町424-18 ちばリサーチパーク内
設立:1974年12月
代表取締役:井本 謙一
URL:http://seisui-kk.com
事業内容:
・水処理設備更新時の水処理機材・プラントのレンタル
・水処理設備のトラブル時緊急対応
・水処理機材レンタルによる産廃量、産廃コスト削減
・遠心分離機のレンタル・販売(新品、再販機)

【プレスリリース問い合わせ先】
■セイスイ工業株式会社 担当:桑原 TEL:043-312-0895


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