川崎市がごみの排出量の少なさで政令指定都市1位達成! 日本屈指のごみ処理先進都市 川崎 には”日本初”の取り組みがいっぱい!
PR TIMES / 2019年5月28日 13時40分
5月30日はごみゼロの日 ~川崎市のこれまでとこれから~
ごみゼロの日 ~日本のごみは減少傾向~
5月30日は、「ご(5)、み(3)、ゼロ(0)」の語呂合わせでごみゼロの日。日本のごみ排出量は、世界でも多いとされていますが、年々減少傾向にあり、2017年度のごみ総排出量は、4,389万トン(東京ドーム約115杯分)、1人1日あたり920グラムとなり、前年度から0.6%減っています(環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)について」) 。
川崎市は政令指定都市の中でごみ排出量が最も少ない!
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川崎市では、1980年代に人口増加や好景気の影響から、ごみの排出量が増加し、ごみ焼却場の焼却能力を超え、埋め立て地が不足してしまうため、1990年に「ごみ非常事態」を宣言しました。
その後、資源物の分別収集や普通ごみ収集回数を変更するなど、3R推進の取組を積極的に進め、また、廃棄物減量指導員や市民・事業者などと連携した意識啓発の取組などを行うことで、 ごみ排出量は着実に減少しました。
こうした継続的な取組により、2005年度では、1人1日あたりのごみ排出量は1,114グラム(政令指定都市第4位)だったものが、2017年度には、約280グラム減の834グラムで政令指定都市で最も少なく、第1位になったことが2019年3月に発表されました(環境省「一般廃棄物の排出及び処理状況等(平成29年度)について」)。
実はごみ処理先進都市 川崎
[画像2: https://prtimes.jp/i/35638/21/resize/d35638-21-343441-7.png ]
政令指定都市でごみの排出量 が最も少 なくなった川崎市では、
ごみの収集・処理に関する取組で日本初が多くあり、先進的な取組を
しています。
1924年 川崎市誕生
1938年 市直営によるごみ収集を実施(手車)
1951年 バキュームカーを開発・日本初導入 ※1.
1955年 機械式ごみ収集車(スクリュードラム式)を
全国に先駆けて導入
1961年 ごみの毎日収集(週6日)と可燃物の全量焼却を実施
1971年 日本初の発電付き工場(臨港清掃作業場)が誕生
↓↓ 高度経済成長期(大量生産・大量廃棄)へ ↓↓
1990年 川崎市「ごみ非常事態」を宣言
1995年 日本初のごみの鉄道輸送 ※2.
1997年 通商産業省より日本初の「エコタウン地域」認定を受ける
2019年 日本初の廃棄物発電を活用したEVごみ収集車導入 ※3.
川崎市のごみ輸送は日本初がいっぱい!
[画像3: https://prtimes.jp/i/35638/21/resize/d35638-21-872994-9.png ]
1.1951年 バキュームカーを開発・日本初導入
バキュームカーは、家庭や、お祭り・工事現場で使われる仮設トイレからし尿、浄化槽の汚泥を収集する車です。
川崎市では早くから開発研究に着手し、収集の効率化・機械化をめざし、日本で初めてバキュームカーを導入しました。市では、清掃事業の近代化が必要と考え、広く技術を公開し、普及しました。
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2.1995年 日本初のごみの鉄道輸送
1980年代に川崎市では北部地域で急激に人口が増加したことや南部地域に新しいごみ焼却場ができたことから、北部から南部にごみを輸送する必要がありました。そこで、市内を縦貫する輸送用の鉄道網を利用したごみの鉄道輸送を日本で初めて行いました。
鉄道輸送は、交通渋滞がないことと、環境に優しいこと(自動車とは違い排気ガスを出さずに輸送ができる)のメリットがあります。
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3. 2019年 日本初の廃棄物発電を活用したEVごみ収集車導入
ごみ焼却場における廃棄物発電で得られる電気を敷地内の電池ステーションへ送電して電池を充電し、EVごみ収集車に搭載してごみ収集を行う「エネルギー循環型ごみ収集システム」を日本で初めて導入しました。
さらに、災害時の非常用電源としての活用が今後期待されるという
点でも注目されています。
環境と産業の調和!日本初のエコタウン地域の認定
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川崎エコタウンとは川崎臨海地区を構成する企業が主体となって、地域への環境負荷をできるだけ削減し、環境と産業活動が調和した持続可能な社会をめざすまちのことです。
1997年に「川崎エコタウンプラン」を策定し、政府(当時 通産省)から国内第1号のエコタウン認定を受けました。
地区内には、廃プラスチックリサイクル施設や、難再生古紙リサイクル施設等があり、見学が可能です。
~ソノサキへ~環境にやさしいまちをめざして
川崎市では、小学校の社会科授業の中で、ごみの収集や処理、リサイクル等について学ぶ社会科副読本「くらしとごみ」を活用した学習機会を設けたり、市職員が市内小学校等に訪問し、資源物とごみの分け方やごみ減量の大切さについて体験しながら学ぶ「出前ごみスクール」を実施しており、子供達が自発的に考える力を育む環境教育を実践しています。
近年話題となっている食品ロスの問題や、地球規模での環境汚染が懸念されている海洋プラスチックごみ問題を取り上げる等、ごみのことを通じて身近なことから国際社会における問題まで、自分達ができる事について学び、次世代を担う子供達がサキを見据える力を養っています。
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