台湾金型産業2020年Q2の生産額は423億円、前年同期比7.1%減少<ワイズ機械業界ジャーナル10月第2週号発行>

PR TIMES / 2020年10月15日 18時45分

~台湾機械業界の動向が分かる~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の10月第2週号を発行しました。今週号では、金型産業、電源ユニット製造業、高精度CNC円テーブルメーカーのHOSEA、機械設備製造業のスマート化について紹介します。



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<201015号内容案内>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/21_1.jpg ]



●今週号の記事を一部紹介します。
台湾金型産業の振り返りとメーカーの動向—2020年第2四半期
一、産業概況
 新型コロナウイルスの感染が各国に拡大した影響で、世界の景気は落ち込んでいる。感染状況が欧米で深刻化し、日本でも落ち着く様子がないことから、世界経済は低迷して市場の需要も減少した。このため、2020年第2四半期の台湾金型産業の生産額は115億5,000万台湾元(※約423億円)で前年同期比7.1%減となった。
 2019年末に発生した新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、中国で都市封鎖が実施され、サプライチェーンが中断されたため、世界市場への供給網に乱れが生じた。しかし、20年第2四半期に入ると中国の工場は稼働を再開し、需要が回復したことから、台湾金型産業の対中国輸出は前期比65%増となった。なお、成長幅が最も高い品目はプラスチック製品用金型だった。
 一方で、米国の感染状況は収束の兆しが見えず、多くの工場が生産を休止している。また、在宅隔離が実施されていることから、市場の消費需要も低下したままだ。(2面に続く) このため、2020年第2四半期の台湾当産業の対米国輸出は前期比14.4%減となった。なお、主要輸出先第3位の国への輸出額も同9.25%減少した。総合すると、20年第2四半期の台湾当産業の輸出額は36億4,000万台湾元で前年同期比22.6%減、前期比15.9%減となった。
 台湾は新型コロナウイルスの感染拡大を初動で抑えたため、市場の消費意欲は回復しており、製造業における金型需要も増加している。また、製造業メーカーは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、サプライチェーンの中断や原材料の供給不足を懸念し、在庫の確保に積極的に動き出したため、2020年第2四半期の台湾当産業の輸入額は10億8,000万台湾元で前年同期比19.2%減、前期比2.9%増となった。
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二、メーカー動向
中揚光電(ZYTECH)
 中揚光電は光学製品向け高精度金型の研究開発と製造・販売、デジタルレンズの組立およびレンズのコーティング処理を主要業務としている。台湾の台中市南屯区と中国の東莞に生産拠点を有する。
 2020年上半期は新製品のリリースと新生産ラインの稼働によって売上高は成長したが、新型コロナウイルスの感染拡大が市場需要に打撃を与えたため、一部の成長が相殺された。しかし、各国の感染状況が落ち着き始め、都市封鎖が次々と解除されており、スマートフォンブランドも新機種のリリースを計画しているため、中揚光電の20年下半期の売上高は成長が期待される。
 また、同社は米中貿易摩擦の悪化に対処するため、2019年5月に台中市に生産ラインを新設した。さらに、先行きが不透明な市場で商機を確実に獲得するため、台湾と中国両方で工場用地を購入し、生産能力の拡張を進めている。台湾では、台中工業区に2億台湾元を投資して工場を借り入れ、生産ラインを早期稼働させる計画だ。また、高精度の金型加工設備とスマート製造システムを導入し、生産プロセスの簡略化と製品の歩留まり率の向上を図っている。

台翰精密科技(TAIHAN)
 1987年に設立された台翰精密科技は、精密金型の開発・製造を主要業務としている。製品は▽電気製品▽フィットネス機器▽文房具などのプラスチック部品の製造に使用され、現在は▽ノートパソコン▽モバイルデバイス▽デジタルカメラなどの3C(コンピューター、通信、家電)製品の部品金型も製造している。 プリンターと事務機器の需要と受注が安定しているため、2020年8月の連結売上高は1億6,400万台湾元で前年同月の8割程度まで回復した。20年1~8月の連結売上高は11億6,000万台湾元で前年同期比25.23%減だった。
 台翰精密科技は、新型コロナウイルスの感染拡大によってリモートワークとオンライン教育が一般的となり、家庭用プリンターと事務機械の需要が成長していることに加えて、東南アジア地区の製造業が稼働を再開したことから、金型の需要が増加したため、同社の月売上高の減少幅も2020年5月から徐々に縮小していると説明する。 世界の産業サプライチェーンの再編に対し、台翰精密科技は異なる産業からの受注獲得に力を入れている。すでに3C製品や家電などの産業からの問い合わせがあり、今後の成長の柱になることが期待される。

公準精密工業(GONGIN)
 1978年に設立された公準精密工業は、精密加工および航空宇宙産業向けの特殊金属加工を手掛けている。同社製品は▽ディスプレイ製造設備▽半導体製造設備▽航空宇宙▽エネルギーなど幅広い産業で応用されている。
 パネルメーカーの投資規模が縮小したことから、同社はEUV露光(リソグラフィー)装置および電子ビーム式検査装置などの半導体設備部品の市場開拓に力を入れるようになった。
 公準精密工業の2019年の連結売上高は前年比2.3%増の11億400万台湾元となった。20年1月は春節(旧正月)があり稼働日が少なかったため、売上高は9,100万台湾元にとどまり、前月比19.5%減、前年同期比11.8%減だった。
 同社は▽リリーフバルブ▽サーボバルブ▽低軌道衛星部品などの研究開発を進めており、すでに4社の認証を取得している。このうち、あるロケットメーカーとは低軌道衛星部品を共同開発した。また、2020年のリリーフバルブおよびサーボバルブ製品の売上高は全体の1割まで成長すると予測される。
※2020年10月15日現在のレートで換算

<ワイズ機械業界ジャーナルとは>
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所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
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