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手指衛生には手洗い・消毒・ハンドケア 手荒れの傷が手指衛生に及ぼす影響について ユースキン製薬が皮膚科医と検証

PR TIMES / 2021年7月20日 21時15分

しっかり洗っても、手荒れの傷には洗い残しが



 ユースキン製薬株式会社(本社/神奈川県川崎市、代表/野渡和義)は、この度、皮膚科医の野村有子先生(野村皮膚科医院院長/横浜市)監修のもと手荒れの傷が手指衛生に及ぼす影響についてモニター試験を実施いたしました。
その結果、手荒れの傷の部分には汚れの洗い残しが存在し、手荒れが改善すると、汚れの洗い残しが減少することが判明しました。「ちょっとした手荒れでも、手荒れは細かな傷です。実験結果から、手指を衛生的に保つには、手荒れの傷をつくらないようにハンドケアを行うことがとても重要です。」と、野村先生は話します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/62511/21/resize/d62511-21-15a0d2363a524d1c5256-0.jpg ]


モニター試験「手荒れの傷と洗い残しの相関性」の概要
 モニター試験は、2021年2月、手荒れに悩んでいる方17名(男性5名、女性12名/20~59歳/軽度5名、中程度7名、重度5名)を対象に、手洗い後の汚れの洗い残しについて検証しました。試験方法は、汚れに見立てた蛍光塗料入りの専用ローションを手全体に塗布し、その後念入りな手洗いを実施し、手洗い実施後にブラックライトを照射し汚れの洗い残し部分を確認する方法です。確認のタイミングは、試験開始前(0日目)と7日間のハンドケア実施後(7日目)の2回。ハンドケアの方法は、指定医薬部外品のビタミン系クリームを使用。手荒れ軽度の方は、指先と爪周りを中心にケアするピンポイントケアを実施し、手荒れ中程度および重度の方は、ピンポイントケアに加え、就寝前にハンドマッサージを実施し、就寝時は布手袋を装着しました。
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【試験結果】目立たないささくれ部分にも汚れが残る
 軽度のモニター(40代女性)の0日目の状態は、爪の生え際部分のささくれに、洗い残しが確認されました。普段は気にならない、ささくれ程度のわずかな傷でも、汚れの洗い残しがあることで、油断できないことが分かります。ハンドケア後(7日目)には、ささくれやひび割れが改善し、汚れの洗い残しがほとんどなくなったことが分かりました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/62511/21/resize/d62511-21-90cb2577b00efcdee0c8-2.jpg ]


【試験結果】中程度以上のあかぎれの傷部分は要注意!
 中程度のモニター(40代女性)の0日目の症状は、傷の深いあかぎれがあり、その部分には、くっきりと洗い残しが確認されました。重度のモニター(50代女性)の0日目は、汚れの洗い残しが、深い傷口に入り込むような状態で確認されました。中程度も重度もそれぞれ、0日目はくっきりと指の傷に洗い残しが見られましたが、7日間のハンドケアを行った結果、傷が改善され、洗い残しもなくなったことが確認されました。

[画像4: https://prtimes.jp/i/62511/21/resize/d62511-21-9f4ef165e7f34486cac8-3.jpg ]



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落ちにくい傷の汚れの中には菌やウイルスが……
 「手指の傷口についた汚れの中には、菌やウイルスがいるかもしれません。ご存じのことと思いますが、菌やウイルスは指の傷に比べて遙かに小さな存在です。例えば、新型コロナウイルスの大きさは約0.1μm(0.0001mm)とされており、指の傷が1mmであったら、傷に比べて約1万分の1の大きさになります。大きさを比べただけでも、指の傷についた汚れが感染のリスクになることは容易にわかります」と、野村先生は語ります。

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乾燥状態を放置すると重度のあかぎれへ
 コロナ禍において、手荒れが重症化して皮膚科へ通院される患者さんが増加しています。最初は軽いひびの状態でも、手洗いやアルコール消毒の回数が多くなると、重度のあかぎれとなります。ひびは角層に亀裂が入った状態ですが、あかぎれは真皮まで亀裂が入って出血を伴った状態となり、手指についた汚れも手洗いでは落ちにくくなります。

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手洗い・消毒・ハンドケアまでが手指衛生
 今回のモニター試験では、手洗いで洗い残した汚れが指の傷に入り込むような形で存在する、ということが確認されました。丁寧に洗っても、ひびやあかぎれの傷には、汚れが残ってしまう可能性があります。「手洗いやアルコール消毒が日常化する中、ハンドケアも日常の感染対策として取り入れることの重要性が明らかにされました。効果的なハンドケアを行い、手荒れを改善し、手指を衛生的に保てるようにしましょう」と野村先生は語ります。

効果的なハンドケアを実行することで洗い残しをなくす
 手荒れを改善・予防するには効果的なハンドケアを行うことが重要です。ハンドクリームの量は、通常第一関節ひとつ分、ひどい時は二つ分が必要になります。また、クリームをマッサージしながらなじませ、手荒れがひどい場合は、就寝前に綿手袋をすることをお勧めします。
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複数人で使うならポンプタイプで衛生面を意識
 ハンドケア剤は、チューブタイプやボトルタイプなど様々ですが、シーン似合わせて使い分けましょう。外出時はチューブタイプが便利ですが、室内で大勢で使用する場合はポンプタイプが衛生的です。感染対策の視点からも、ポンプタイプがおすすめです。


ハンドケア剤は、区分を理解して選ぶ
 ハンドケア剤は、区分と成分を理解して選ぶことが重要です。一般的に薬局・ドラッグストア等で販売されている肌トラブル対策製品は、4つの区分(化粧品・医薬部外品・指定医薬部外品・一般用医薬品)にわかれています。働きとして、化粧品は、肌を健やかに保ち、医薬部外品は、有効成分を配合し、予防をします。指定医薬部外品と一般用医薬品は、有効成分が配合され、治療効果があります。特に、指定医薬部外品は、医薬品と変わらない治療効果がありながら、比較的安全性が高いと厚生労働省に判断され、スーパーやコンビニエンスストアなど一般のお店でも買えるようになった製品のことをさしています。手荒れの症状を感じたら、細かな傷を治すことが重症化を防ぎます。
 また、医薬部外品・指定医薬部外品・一般用医薬品に配合されている有効成分は、以下のようなものがあります。
区分と有効成分の働きをしっかり理解して、ハンドケア剤を選び、しっかりと手洗い・消毒後のハンドケアを実施するとよいでしょう。
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秋冬に経験した肌トラブルの1位は手荒れ

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 ユースキン製薬が今年1月に行った調査※)によると、2020~21年の秋冬シーズンに経験した肌トラブルの1位は「手荒れ」でした。さらに詳しく分析すると、若年層の手荒れが多いことがわかりました。
 「新型コロナウイルス流行後、初めて秋冬を迎えた昨年は、手洗いや手指のアルコール消毒の回数が増えたことで、手荒れが増加傾向にあったと考えられます」と、野村先生。


手についた菌やウイルスから感染

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 「手に細菌やウイルスがついていると、その手で顔を触ることによって感染する可能性があります。口、鼻、目などの粘膜は、ウイルスや細菌が侵入する入口です。目がかゆくなったり、顔にかかった髪を直したり、手で顔を触る機会は多いものです。マスクを着用していても、安心はできません。目をこすったり、マスクを外して口を触ってしまうなど、手についた細菌やウイルスを体の中へ入れてしまう可能性は十分に考えられます」

手荒れが手指衛生に影響があることを約7割は知らない

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 ユースキン製薬が行った同調査では、「手荒れが手指衛生に影響を及ぼすことを知っていますか?」という質問に、約7割が「知らない」と答えています。
「手荒れによる傷に入り込んだ汚れは、しっかり手洗いを行っても残りやすくなっています。洗い残しがあると、汚れだけでなく菌やウイルスがついている可能性があります。手洗いは感染対策として有効であることは間違いありませんが、手荒れを予防するということも感染対策として取り入れなければなりません」

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手荒れのケアを行っているのは3割程度
 ユースキン製薬の同調査では、手洗いは感染対策として約9割が行っているものの、手荒れのケアはわずか3割程度でした。今年の秋冬も引き続き感染対策はかかせません。その前に、しっかりとハンドケアの方法を知る必要があります。

※)秋冬肌トラブル調査
(2021年1月/インターネット調査/ユースキン製薬)


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野村有子先生
野村皮膚科医院院長・医学博士、日本皮膚科学会認定専門医。
1986年、慶應義塾大学医学部卒業後、同大学医学部皮膚科教室に入局。同大学助手、神奈川県警友会けいゆう病院皮膚科勤務を経て、98年、横浜市に野村皮膚科医院を開業。
「一人ひとりの患者を大切にし、最高の医療を提供する」という医療理念のもとに、あらゆる皮膚疾患についてていねいに説明をし、治療からスキンケアにいたるまできめ細かな指導を行っている。

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