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ヨーロッパにおける、動物実験が実施された化粧品の販売禁止に伴い、ラッシュとヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナルの最高責任者らが、日本の化粧品業界に対し、化粧品の動物実験廃止の呼びかけ

PR TIMES / 2013年2月25日 16時48分



東京(2013年2月25日) -  欧州連合が3月11日からの、新たに動物実験を実施した化粧品の販売禁止に向けて準備をする中、フレッシュハンドメイドコスメブランド ラッシュ(LUSH )の創立者であるマーク・コンスタンティンと、世界最大級の動物保護団体の一つであるヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(Humane Society International、以下HSI)の会長のアンドリュー・ローワンは、日本化粧品工業連合会及び世界中の同様の団体に、化粧品業界における動物実験廃止を呼びかけた公開書簡を送付しました。
化粧品における動物実験はヨーロッパでは2009年に禁止されましたが、日本において動物実験は、「医薬部外品」を除き、化粧品やその成分の安全性を保証するために明確に義務付けられているものでも、禁止されているものでもありません。
HSIとラッシュは、長年にわたり、動物実験を廃止するためにキャンペーンを展開してきました。世界中51ヶ国に800店以上を展開しているラッシュは、「動物実験をしない」という確固たるポリシーを1991年に初めて打ち出し、以来ラッシュはエシカルな化粧品としての姿勢を貫いてきました。一方、HSIは、欧州連合による販売禁止が施行されるよう大々的かつ集中的なキャンペーンを主導し、昨年4月には、世界中における化粧品の動物実験を廃止するために、Be Cruelty-Free キャンペーンというグローバルなキャンペーンを展開しました。
日本化粧品工業連合会の会長前田新造氏及びオーストラリア、インド、ブラジル、ロシア、韓国、カナダ及びアメリカの各国の化粧品工業連合会に宛てた手紙において、ラッシュとHSIは、世界各国の動物実験を実施している会社に対して、EUの販売禁止を契機に動物に苦痛を与えない”cruelty-free”な方向に転換するように呼びかけました。手紙の内容は以下のとおりです。
「3月11日に化粧品業界にとって重大な瞬間が訪れます。既に自らの領土内における化粧品の動物実験の実施を法的に禁止している、世界最大の化粧品市場である欧州連合が、他の市場において動物実験を実施した化粧品の販売を禁止することになりました。この販売禁止は、動物実験が快く思われておらず、これを止めるべきであるという、消費者からの明快な呼びかけであります。これは、世界中の化粧品業界にとって、動物実験という慣例を廃止し、動物に苦痛を与えない”cruelty-free”な方法へ転換するための機会であると考えております。

ラッシュ(LUSH)、ヒューメイン・ソサイエティーインターナショナル(Humane Society International)及びその他の関連団体は、化粧品の製造・開発により動物に与えられる苦痛を終わらせるために、辛抱強くキャンペーンを展開して参りました。長年に渡り、動物実験を続けたい化粧品会社からは様々な理由が挙げられましたが、それらの理由は言い訳にすぎず、どれも利己的なものであることが明らかになってきております。

動物毒性試験は時代遅れの科学の象徴であり、消費者の安全を確実に保証することができない、何十年も昔の手法です。安全性の試験の未来は、最新のヒト生物学に基づいた手法にこそあると思われます。このような理由から、科学的理由で動物実験が必要であるという説明は通用しないと考えております。さらに、かなり前から安全性が確立された既存の化粧品成分も何千と存在しており、これらの成分に対して新たな試験を実施する必要はありません。これらの成分でできる無数の組み合わせにより、ラッシュなどの会社は思う存分革新することができています。このような理由から、ビジネス面の理由において動物実験が必要であるという説明も通用しないと考えております。
もちろん、動物実験は、ウサギ等の動物の目に成分を注入したり、敏感な皮膚に成分を塗布したりすることにより、動物に想像を絶する苦痛を与えるものです。動物実験を廃止することに二の足を踏んでいる化粧品業界の裏側には動物たちの腫れた目、ただれた肌、臓器障害等が隠されています。このような理由から、倫理的な理由においても動物実験の正当性を説明できないと考えております。

新たな動物実験を実施せずに、楽しく、安全でかつ革新的な化粧品を製造できるということは、ラッシュなどの数百の”cruelty-free”の小売業者が毎日のように示しております。EUが”cruelty-free”になるこの機会に、アメリカ、中国、ブラジル、インド、カナダ、韓国、ロシア、日本、そしてその他の国々において未だに動物実験を実施している会社に、ぜひ動物に苦痛を与える行為を廃止していただけますよう、お願い申し上げます。美しさは表面上のものだけではなく、心からくるものであるということをぜひ、世界中の顧客に伝えていただきたいと思っております。貴団体の団結した影響力により、化粧品のために、動物に苦痛を与えることを廃止していただけますよう、切にお願い申し上げます。」

EUにおける歴史的な販売禁止を機に、hsi.org/becrueltyfreeで、Be Cruelty-Free の誓約に署名し、日本及び世界中における化粧品の動物実験を廃止するためのHSIの運動にぜひご協力お願いいたします。

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