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ビットフューリー、ブロックチェーンをベースとするミュージック・エンターテイメント部門を発表

PR TIMES / 2019年1月17日 10時40分

サラウンサラウンド・プラットフォームにより業界に相互運用性と透明性をもたらす

【2019年1月17日、アムステルダム】世界有数の包括的なブロックチェーン技術サービスを提供するビットフューリー・グループ(以下「ビットフューリー」)は本日、アーティストや音楽業界の利害関係者が直面する課題に対処するためのブロックチェーン・ソリューションをデザインするミュージック・エンターテイメント部門、ビットフューリー・サラウンドを発表しました。

ビットフューリー・サラウンドの最初の取り組みは、ビットコイン・ブロックチェーンにより保護されるオープンソースの音楽プラットフォームを構築することです。「SurroundTM」と呼ばれるオープンソースのプラットフォームは、業界内のコラボレーション、新たなアプリケーションおよび革新を促進することが期待されています。

SurroundTMプラットフォームにより、ミュージック・エンターテイメント業界全体における安全な著作権の譲渡、合理化された接続に加えて、精度の高い監視・管理システムを通じ事業の効率化が可能となります。同プラットフォームは、透明性の高い管理機能や信頼できるデータの提供を通じて、知的財産の共有や収益化および経済機会の拡大を目的とする、完全に相互運用可能なデジタル・エコシステムを構築します。

ビットフューリーのヴァレリー・ヴァヴィロフCEOは次のように述べています。「ミュージック・エンターテイメント業界は、複雑かつ競争の激しいテクノロジー主導の環境へと進化しましたが、透明性の欠如という問題を抱えています。我々はこのオープンソースのブロックチェーンを基盤とするエコシステムを構築することにより、アーティストを保護すると共に業界全体の成長を奨励したいと考えています」。

SurroundTMプラットフォームは、ミュージック・エンターテイメント業界のエコシステムの成長を支える上で重要な要因を確保するための以下を含む統合レイヤを提供および維持管理します。

サービス水準合意(SLA)能力
相互運用性およびオーディタビリティ
ブロックチェーン内の安全な資産移動
ペイメント・レイル
変更不可能な信頼できるデータ
タイムスタンプの固着および分散化
オープンエコノミーのためのツール(一元化されたAPI、スマート・コントラクトの管理、ピアツーピア構造)
人工知能および機械学習
資産の共同所有

はじめに、ビットフューリーは業界が現在直面している以下のような多くの課題を解決するためのソリューションを構築します。

クリエイティブ産業とプラットフォーム・エコノミー間のバリューギャップ
法的拘束力のあるデジタル著作権の登録
信頼性が高く統合されたデータの世界的欠如
詐欺行為(セカンダリー市場、不正利用、データの改ざん等)
事務的業務の非効率性
透明性に欠ける契約の管理
キャッシュフローの遅延および不明確な資金の割り当て
使用価値の世界的な収集
イノベーション速度
経済および政治的な課題(エマージング市場、為替変動、不安定性、規制等)

SurroundTMを利用することにより、アーティスト、レーベル、出版社、著作権管理団体、ストリーミングサービス、消費者、開発者などの既存および新規のステークホルダーは、シームレスな交流が可能となるほか、ブロックチェーン技術による効率利得から直接恩恵を受けることができます。

SurroundTMエコシステムはビットフューリーのExonumオープンソース・ブロックチェーン・プラットフォーム上に構築され、全ての関係者にとって透明性の高い環境を作り出すと共に、全レベルにおいて信頼性と協調性を向上させます。ミュージック・エンターテイメント業界との共同で構築したこのオープン・エコシステムを確立することにより、平等な競争条件下での取引や全ての利害関係者にとっての価値を高めることが可能となります。

またSurroundTMはコオペラティブとして設定されるため、参加者は新たな事業を立ち上げたり、既存のバリューギャップを埋めることが可能となります。価値や時価総額の配分は、参加者による実際のパフォーマンスを通して実現されます。

ビットフューリー・サラウンド事業部門は欧州を拠点とし、最初の導入実績はアムステルダムおよびベルリンとなる見通しです。それ以外にも、ロサンジェルス、東京、ソウル、モスクワでも展開が予定されています。

ビットフューリーの音楽部門CEOには、ミュージック・エンターテイメント業界で20年の実績を有しヴィヴェンディ社の事業開発エグゼクティブを努めるステファン・シュルツが就任します。シュルツ氏は、ビットフューリーのサラウンド事業により、アーティストの著作権が強化されアーティストおよびビジネスパートナーは新たなコンテンツや革新的なソリューションを開発する力やインセンティブを得るだろうと述べています。サラウンド事業部門は、ミュージック産業における配信および価値配分に関するアーティストやビジネスパートナーの力関係を著しく改善します。

ユニバーサル・ミュージック・デジタルの創設メンバーおよびエグゼクティブ・バイスプレジデントも務めたステファン・シュルツは次のように述べました。「音楽は、おそらく消費者行動における感情、グローバリゼーション、ボラティリティによって動く今日の世界で最もパワフルな通貨であるといえるでしょう。それにも関わらず音楽市場全体の価値は1990年代後半よりも減少しています。ブロックチェーン技術は、AIとともにこの大きな流れを逆転させ、業界全体の飛躍的かつ持続可能な成長の時代を可能にするでしょう。 」

また同氏は、「サラウンドのエコシステムは透明性と信頼性を強化するとともに、事務的コストを削減し、ブロックチェーン上でのアーティストから消費者へのコンテンツの透明性のあるフローを確保します。それにより向上した効率性は全ての市場参加者が公平にもたらされます。ビットフューリーのような、より良い世界に向けて全力を尽くす真のマーケットリーダーだけが、オープンソースかつコオペラティブなプラットフォームを提供し、非常に意義のある市場に参入する大胆さを有しています」とした上で、「このプラットフォームにより個人のステークホルダーの権限強化、市無限の新たなビジネスモデルと連携のための市場開放、そして知的財産権の保護向上に繋がるでしょう。また、最も重要なことは、アーティストやステークホルダーに公平に報酬を支払う持続可能な環境を生み出すでしょう」と述べました。

日本は世界第2位の音楽市場を有しており業界の全てのステークホルダーにとって非常に重要なオーディエンスです。ビットフューリーの日本代表を務める青沼克典は次のように述べています。「ビットフューリーは、基礎となるフルサービスブロックチェーン企業として日本におけるブロックチェーン業界の推進において大きな役割を担ってきました。本日、日本における音楽業界に変革をもらすべく我々の革新的なアプローチをご紹介できることを大変嬉しく思います。ブロックチェーン技術を活用することで業界の全てのステークホルダーの皆さまの力を増大することができると確信しております。」

ビットフューリーについて
世界有数の包括的なブロックチェーン技術サービスを提供するビットフューリー・グループ(Bitfury Group)は、極めて重要性の高いテクノロジーを駆使し、将来のためのソリューションを構築しています。当社の使命はハードウェアやセキュリティー、ソフトウェアなどのあらゆる段階でイノベーションを発揮し、透明性と信頼性を向上させることです。2011年に設立したビットフューリーは、ビットコインブロックチェーン向けのセキュリティー・インフラプロバイダーのトップ企業です。ビットコインブロックチェーンのほか、カスタム可能な半導体チップやモバイルデータセンターなど仮想通貨やブロックチェーンのセキュリティーを担保する革新的なハードウェアを設計・生産しています。さらには、プライベートブロックチェーンのフレームワークのExonumや高度なアナリティクスプラットフォームのクリスタル・ブロックチェーン、オープンソース・ライトニングネットワークのライトニングピーチを提供する専門的なエンジニアリングチームを通じて、世界最先端のアプリケーションソフトウェアを提供しています。より詳しい情報は https://bitfury.com/jp(日本語)よりご確認いただけます。

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