水俣市・国保水俣市立総合医療センターとAMI株式会社が取り組むオンライン診療実証事業の対象拡大について
PR TIMES / 2021年9月16日 14時45分
「急激な医療革新の実現」をミッションに医療機器の開発や遠隔医療サービスの社会実装を目指すAMI株式会社(本店:熊本県水俣市、本社:鹿児島県鹿児島市、代表取締役CEO:小川晋平、以下当社)は、2021年も継続して遠隔聴診対応ビデオチャットシステムを用いた遠隔医療への取り組みを、熊本県水俣市・国保水俣市立総合医療センター・AMIの三者協定の枠組みの中で実施します。
当社は2018年度からの3年間、水俣市の委託事業(「クラウド健進(R)」の一環である遠隔聴診対応ビデオチャットシステムを活用した予備健診実施実証事業)に取り組んできました。2020年度は水俣市の山間地域にある国保水俣市立総合医療センター附属久木野診療所(以下 久木野診療所)と国保水俣市立総合医療センター(以下 医療センター)を繋ぐオンライン診療の実証事業を行ってきました。2021年度は水俣市が採択を受けた「令和3年度過疎地域持続的発展支援交付金事業(総務省)」において、オンライン診療の実証事業の対象を介護施設等に拡大します。
なお、これらの取り組みが、Webメディア「みんなの試作広場」と「未来コトハジメ」に特集されています。
クラウド健進(R)について
[画像1: https://prtimes.jp/i/36655/23/resize/d36655-23-8a35d33bdb388d5204a4-6.png ]
クラウド健進(R)は「遠隔医療で健康増進」を目的とした取り組みです。主に「遠隔聴診対応ビデオチャットシステム」を用いた遠隔聴診や「AMI指先採血キット」を用いた指先採血があります。遠隔聴診、指先採血は単体で受けることができ、その他検査項目や健康相談内容はカスタムが可能です。2018年から取り組んでおり、医療機関・自治体・企業などに対してもサービス提供しています。
遠隔聴診対応ビデオチャットシステムについて
当社が開発したシステムは、可視化した聴診音や、脈拍数、経皮的動脈血酸素飽和度をリアルタイムで共有可能なため、より質の高い遠隔医療を提供することができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/36655/23/resize/d36655-23-2c1a3e64d4da7d32e631-7.png ]
「水俣市、国保水俣市立総合医療センター及びAMI株式会社との包括的連携・協力に関する協定」について
[画像3: https://prtimes.jp/i/36655/23/resize/d36655-23-1f79b7408ef4a1e8003d-4.jpg ]
【目指す姿】
・ICTを活用した先端技術の導入による医療環境の充実と医療資源の有効活用、市街地や中山間地等居住する地域を問わず安心した暮らしを実現できる地域医療の実現
・大規模災害時に交通が遮断された場合でも国保水俣市立総合医療センター附属久木野診療所を拠点とした医療が継続できる等、ICTを活用した遠隔医療の仕組みづくり。
・地域住民が日常的に健康をチェックできる環境づくり及びそれによる健康意識の向上と健康寿命の延伸
※併せて、新型コロナウイルス感染症等感染力の強い感染症等が発生した際、病院で受診することで他者との接触機会が増え、感染リスクが上がってしまうなどの事態が生じるような場合に、他者との接触機会を少なくしつつ、適切な医療が継続して提供できる環境を整える。
【これまでの実証事業の内容】
・医療センターと水俣市の山間部に附属診療所として設置された久木野診療所をオンラインでつなぎ、医師は医療センターから、久木野診療所の患者とパソコン画面越しに聴診や問診、会話をし、診療を行うとともに、今後の仕組みづくりのため、診察の際に各種データを測定します。
・診療情報などの共有は「くまもとメディカルネットワーク(以下「KMN」)」を利用し、聴診や問診は当社が開発している遠隔聴診対応ビデオチャットシステムを利用します。既存の情報共有システムとの併用による導入への利便性の有無を確認するほか、今後の課題等を抽出します。
・実施の頻度は、おおよそ診察3回のうち1~2回程度です。
※厚生労働省が定める「オンライン診療の適切な実施に関する指針」で、オンライン診療は対面診療を適切に組み合わせて行うことが求められており、対面診察は今後も継続します。
<令和3年度過疎地域持続的発展支援交付金事業(総務省)について>
過疎地域の持続発展のため地域が抱える課題解決に取り組もうとする水俣市の提案が総務省の令和3年度過疎地域持続的発展支援交付金事業に採択されました。
本事業において、当社は遠隔聴診対応ビデオチャットシステムを活用し、山間地域の診療所(久木野診療所)と市街地の病院(医療センター)を結んだオンライン診療の実施(昨年度事業からの継続)や、災害時等の医療インフラ継続に関する検証、医療センターと市内の医療機関・介護施設等でのオンライン診療の実施・検証等において、遠隔医療システムの構築並びに運用支援を担います。水俣市の医療アクセス確保と住民のQOL向上のための多職種参加型オンライン連携診療モデルの構築に寄与することが期待されています。
<「みんなの試作広場」について>
「みんなの試作広場」というメディアにて、当社の取り組みが紹介されています。
記事リンクhttps://ami.inc/news/20210709
<「未来コトハジメ」について>
「未来コトハジメ」というメディアにて、当社の取り組みが紹介されています。
記事リンクhttps://ami.inc/news/20210714
AMI株式会社の取り組んでいる事業
[画像4: https://prtimes.jp/i/36655/23/resize/d36655-23-8d48b8f493b801ab71fd-5.png ]
当社は心疾患の早期発見を目標に「超聴診器(心疾患診断アシスト機能付遠隔医療対応聴診器)」を開発している医療系ベンチャーです。
聴診器は誰もが知っている医療機器の1つですが、200年以上大きな技術革新もなく医療従事者の経験と聴覚に頼らざるを得ないことが課題でした。そこで当社は、AIを用いた心疾患の診断をアシストする機能の実装を目指すことにしました。心電と心音を同時に取得するハードウェアと心筋活動電位の発生タイミングをトリガーにして心音を解析するソフトウェアの開発や、全国の医療機関での多施設臨床研究を実施しています。
今後はAI医療機器としての承認・上市はもちろんのこと、遠隔聴診対応ビデオチャットシステムと組み合わせることで、遠隔医療領域における社会実装への取り組みも進めています。
<AMI株式会社の概要>
[画像5: https://prtimes.jp/i/36655/23/resize/d36655-23-f3fffccbd9077dbec4fd-3.jpg ]
・商号 :AMI株式会社
・代表者 :小川晋平
・設立 :2015年11月
・登録 :医療機器製造業(登録番号 46BZ200014)
・許可 :第二種医療機器製造販売業(許可番号 46B2X10006)
:高度管理医療機器等販売業・貸与業(許可番号 指令 生衛薬 第646号)
・HP : https://ami.inc/
・累計資金調達額:5.9億円
・所在地 :
(本社:研究開発拠点)鹿児島県鹿児島市東千石町2-13 302号
(本店)熊本県水俣市浜松町5番98号
(クリエイトラボ)熊本県熊本市中央区黒髪2丁目39熊本大学 インキュベーションラボラトリー1-7
(メディカルイノベーション研究所)京都府京都市左京区吉田下阿達町46-29 京都大学医薬系総合研究棟3階309S
(東京オフィス)東京都墨田区横川1-16-3 センターオブガレージ サテライト03
(神戸オフィス)兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目6番地5 国際医療開発センター5階5-9号室
- 関連記事-
■健康増進を目指すクラウド健進(R)事業を活用した研究を開始
https://ami.inc/news/20210916_cloud_kenshin
■水俣市・国保水俣市立総合医療センターとAMI株式会社が取り組むオンライン診療実証事業の対象拡大について
https://ami.inc/news/20210916_minamata
■AMI株式会社が総務省による支援交付金事業に係る委託契約を水俣市と締結
https://ami.inc/news/20210916_soumu_kaso
■AMIとリバネスが変化する働き方を考慮した企業向けクラウド゛健進(R)のサービス開発に関する共同研究を開始
https://ami.inc/news/20210916_lvns_ami
- お問い合わせ -
本件に関するお問い合わせは、ホームページのコンタクトページからお願いします。
https://ami.inc/contact/
担当:石本
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