武田薬品との複数のターゲットを対象にした研究開発・製品化に関する新規戦略提携のお知らせ
PR TIMES / 2019年8月5日 11時40分
当社グループは、武田薬品工業株式会社(以下「武田薬品」)と、複数ターゲットを対象にした研究開発・製品化に関する戦略的提携契約を締結しましたので、お知らせいたします。この提携により、Gタンパク質共役受容体(以下「GPCR」)ターゲットに作用する低分子およびバイオ医薬品を含む新規医薬品の研究開発・製品化を目指すこととなります。
本契約の条件に基づき、武田薬品の選定した複数のGPCRターゲットに対して、当社グループ独自のGPCR構造ベース創薬技術と、武田薬品の創薬、研究開発および疾患における高い専門知識を融合させてまいります。選定されたこれらのGPCRターゲットは、広範な疾患の新たな作用部位となるものです。この提携では、当初、良い治療薬の出現が高く望まれている消化器系疾患に注力しますが、本契約ではその他の疾患へも対象を拡大する予定です。
本提携により、当社グループは、契約一時金と初期マイルストン合計で最大26百万米ドル(約2,786百万円[米ドル=107.17円])を受領いたします。さらに、契約期間にわたる研究開発に対する支払いに加えて、開発・販売および販売高の目標の達成に応じて、総額1,200百万米ドル(約1,286億円1)を超えるマイルストンや、本提携から生み出され、武田薬品が権利を得る製品の販売高に応じた段階的ロイヤルティを受領する権利を有しています。武田薬品は、本提携における各新規ターゲットに対する、特定の薬理学的アプローチによる医薬品の開発・販売に関して、グローバルな独占的権利を得ることとなります。
当社執行役副社長チーフR&Dオフィサーであるマルコム・ウィアーは次のように述べています。「武田薬品と当社グループは、当社子会社であるHeptares社が創成期に武田薬品傘下のベンチャー・キャピタル会社から投資していただいていた経緯もあり、長年にわたり強い信頼関係を維持してきました。本日お知らせした新たな提携は、画期的な新規プログラムを生み出すために、最近両社が積み重ねてきた協議の集大成であり、治療が困難な疾患やターゲットを対象にした新規医薬品を患者さまにお届けできるよう、両社の専門知識を融合し取り組んでいきます。」
武田薬品の消化器系疾患創薬ユニットヘッドであるGareth Hicks博士は次のように述べています。「本提携において提示された治療アプローチは、消化管の炎症や運動障害に対する創薬の有望な手段となります。Sosei Heptaresとの協業により、選定したターゲットパイプラインに対する研究開発を進め、患者さまのための新たな治療薬の開発を加速させていきたいと考えています。」
また、当社代表執行役会長兼社長CEOである田村眞一は次のように述べています。「当社グループは、武田薬品と同様に、誇り高き日本の伝統を受け継いでいます。両社は、この伝統に根ざした確固たる価値観と高い企業倫理を持っており、それらは世界中の患者さまが必要としている新規医薬品を創出し、グローバル企業として成功するために必要なものです。本提携が当社グループにとってさらなる前進となることを確信しており、武田薬品とこの新たな戦略提携に取り組めることを楽しみにしています。」
Sosei Heptaresについて
当社グループは、Gタンパク質共役受容体(GPCR)をターゲットとした独自のStaR(R)技術並びに構造ベース創薬(SBDD)技術から生み出される新薬のデザイン・研究開発にフォーカスした、国際的なバイオ医薬品企業グループです。当社グループは中枢神経系疾患、がん、消化器系疾患、炎症性疾患、その他希少疾患など複数の疾患領域において、幅広いパイプラインの構築に取り組んでいます。現在進行中の開発プログラムには、Allergan社との提携によるアルツハイマー病の対症療法を目的とした候補薬や、AstraZeneca社との提携によるがん治療を目的としたがん免疫療法の開発も含まれています。その他に、これまで武田薬品工業株式会社、ジェネンテック社、ノバルティス社、Pfizer社、第一三共株式会社、ペプチドリーム社、Kymab社、MorphoSys社等と提携しています。東京に本社を置き、英国のケンブリッジに研究開発施設を有しています。
「Sosei Heptares」は、東京証券取引所に上場しているそーせいグループ株式会社(証券コード4565)のコーポレートブランドです。
詳しくは、ホームページhttps://www.soseiheptares.com/をご覧ください。
LinkedIn: @soseiheptaresco
Twitter: @soseiheptaresco
YouTube: @soseiheptaresco
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