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コンタクトレンズ製造工程で排出した産業廃棄物を有価物として再資源化するフローを構築

PR TIMES / 2021年5月7日 19時15分

カーボンニュートラルの実現に向けて貢献

コンタクトレンズの製造販売を行う株式会社シード(本社:東京都文京区、代表取締役社長:浦壁 昌広、東証1部:7743)は、シード鴻巣研究所(埼玉県鴻巣市)のコンタクトレンズ製造工程で産業廃棄物として処理していたプラスチック混合物を有価物として再資源化するフローを2021年4月に構築いたしました。



[画像1: https://prtimes.jp/i/38735/23/resize/d38735-23-731795-0.png ]

[画像2: https://prtimes.jp/i/38735/23/resize/d38735-23-106782-1.png ]



プラスチック混合物を分離・再資源化し、排出する産業廃棄物を削減



プラスチック混合物の再資源化は、産業廃棄物リサイクル処理業を担う株式会社ダイトク(以下、「ダイトク社」)が当社用に開発したプラスチック高度リサイクル・システム「ドックス」を用いて行います。

[画像3: https://prtimes.jp/i/38735/23/resize/d38735-23-623674-2.jpg ]


コンタクトレンズの製造工程で排出したプラスチック混合物(プラスチック・アルミ・コンタクトレンズ片)を「ドックス」により選別し、分離されたPP(ポリプロピレン)・アルミを有価物として他業者へ販売いたします。PPはプラスチックペレットとなり文具や自動車部品等の各種プラスチック製品へ、アルミは再びアルミとして「マテリアルリサイクル」と呼ばれる“モノからモノ”へと生まれ変わります。分離後に残ったコンタクトレンズ片は、産業廃棄物として「サーマルリサイクル」と呼ばれる固形燃料等にリサイクルされます。


当活動により、シード鴻巣研究所におけるコンタクトレンズ製造工程で排出した産業廃棄物は、2021年度で約800tの削減に繋がると想定しております。当社が扱うプラスチックは医療グレードで高品質なため、プラスチック混合物からアルミやコンタクトレンズ片等を分離できれば、市場価値の高いリサイクルプラスチックに生まれ変わり、環境負荷低減に貢献できます。

当社は、今後より一層の循環型事業経営の発展を目指し、サスティナブルな社会やカーボンニュートラルの実現に向け貢献してまいります。



背景

世界的に廃プラスチック等による環境汚染が問題となっております。国内においても、CO2等の温室効果ガスの排出削減を推進する「2050年カーボンニュートラル宣言」が発表され、焼却することで熱エネルギーを回収する「サーマルリサイクル」から、モノからモノへと生まれ変わらせることで資源を循環させる「マテリアルリサイクル」への転換が求められています。

プラスチックを主要材料とするコンタクトレンズを製造する当社は、製造過程において排出されるプラスチック混合物の環境負荷の少ない処理方法を模索し、2017年よりリサイクル処理業者であるダイトク社と協議してまいりました。



プラスチック高度リサイクル・システム「ドックス」 概要

「ドックス」(Daitoku Optical & Hydro-Cyclone Sorter System)は、ダイトク社が独自に開発したプラスチック選別システム。光学式選別、および遠心力を利用した湿式比重選別を組み合わせて対象となるプラスチックのみを選別する。



シード鴻巣研究所


[画像4: https://prtimes.jp/i/38735/23/resize/d38735-23-966652-4.png ]

シード鴻巣研究所は、1日使い捨てコンタクトレンズ工場として、2007年7月に埼玉県鴻巣市に竣工。2008年5月から本稼働を開始し、2009年3月に国産初となる1日使い捨てコンタクトレンズ 「シード ワンデーピュア」 を発売いたしました。「シード ピュアシリーズ」は、レンズの素材開発から生産まで、全ての工程を鴻巣研究所で行っている純国産コンタクトレンズです。2019年12月には日本初※1のEDOF(拡張焦点深度)原理を取り入れた、新しいデザインの遠近両用1日使い捨てコンタクトレンズ「シード1dayPure EDOF」を発売し、シード鴻巣研究所では遠近両用や乱視用等の高機能・高付加価値を備えたコンタクトレンズの生産ラインを拡張し続けております。


現在では、国内・海外向けの幅広い需要に対応するとともに、研究棟や倉庫棟を増築し、製造・研究開発・品質管理の拠点として稼働しております。
※1 EDOF(拡張焦点深度)の原理を採り入れたコンタクトレンズとして承認を取得し、日本で初めて製品化



株式会社ダイトク 概要

会社名:     株式会社ダイトク
代表:      代表取締役社長 星山 健
本社:      〒566-0055 大阪府摂津市新在家2-1-1 電話06-6827-1010(大代表)
ホームページ: https://daitoku-s.com/
設立:    1976年7月
資本金: 9,800万円
事業内容:   (1)各種廃棄物のリサイクル処理    (2)使用済みOA機器関連のリサイクル処理
(3)産業廃棄物収集運搬及び処理  (4)一般貨物自動車運送業     他



会社概要

会社名:   株式会社シード(SEED Co., Ltd.)
代表:      代表取締役社長 浦壁 昌広
本社:      〒113-8402 東京都文京区本郷2-40-2   電話03-3813-1111(大代表)
ホームページ: https://www.seed.co.jp
設立:    1957年10月9日
資本金: 18億4,128万円(東京証券取引所市場第一部:証券コード7743)
事業内容:   (1)コンタクトレンズ事業    (2)コンタクトレンズケア事業
(3)眼鏡事業           (4)その他事業(医薬品・眼科医療機器等)

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