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Santen, JBFA, IBF Foundationが「インクルージョン社会」の実現に向け10年の長期パートナーシップ契約を締結

PR TIMES / 2020年10月28日 9時45分

競技団体経営の長期的な安定と、「混ざり合う社会」の早期具現化を目指す革新的な試み

日本障がい者サッカー連盟加盟団体のリリースを以下の通りお知らせします。

参天製薬株式会社(本社:大阪市、以下Santen)、NPO法人日本ブラインドサッカー協会(東京都新宿区、以下、JBFA)と、一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(東京都 新宿区、以下、IBF Foundation)は、「混ざり合う社会」の早期の具現化を目的に、三者間で10年間の長期パートナーシップ契約を締結したことをお知らせします。



●本パートナーシップ契約締結の背景
JBFA、およびIBF Foundationは、視覚障がい者のQOL(Quality of Life:生活の質)の向上に向け各々の団体でさまざまな取り組みを展開しています。2019年には、ブラインドサッカーの普及、目に対する社会の関心を高め、人々のQOL向上への貢献、さらには障がいの有無に関わらず、全ての人が生きがいを持てる社会づくりを目的に、Santenは「IBSAブラインドサッカーアジア選手権2019」を協働で支援しました。

また、Santenにとって本年は創業130周年という節目の年であり、新長期ビジョンを策定し、理想の世界であるWORLD VISION~Happiness with Vision~を実現するために、3つの長期的な戦略を掲げました。JBFAおよびIBF Foundationとの連携は、この3つの戦略の1つ「Inclusion」における重要な施策と位置付けています。

こうした背景から、三者は新たに、グローバル規模での「目」にまつわるさまざまな課題を解決すべく、2030年に向けた長期パートナーシップを構築することにいたしました。

加えて、パラスポーツの意義が以前より理解され、今後の社会に必要とされている今、ブラインドサッカーの競技団体の運営を長期的にサポートすることで、ブラインドサッカーを通じた社会への価値提供を継続的に推進していくことが可能となります。


●共通ビジョン:”見える”と”見えない”の壁を溶かし、社会を誰もが活躍できる舞台にする。
晴眼者と視覚障がい者の間では、お互いがお互いを深く理解できていないことで生じるさまざまな課題があります。今回の長期パートナーシップ契約締結により、Santen、JBFA、およびIBF Foundationは、ブラインドサッカーを出発点とし、視覚障がい者にとってのスポーツ、新たな職業、イノベーションへの参画など、視覚に障がいのある方の多様な社会参画への架け橋となることを目指し、次のイラストのとおり共通のビジョンを掲げました。

[画像: https://prtimes.jp/i/43050/23/resize/d43050-23-820302-0.png ]


三者は、これらの共通ビジョンのもと、
(1) 共体験でそれぞれの個性や強みを理解する
(2)見えるに関するイノベーションを創出する
(3)視覚障がい者のQOLを向上する
という3つのゴールを設定し、ブラインドサッカーというフィールドを出発点に、視覚障がい者および晴眼者がお互いの強みを理解し合えるよう、数々のプラットフォームを提供していきます。それにより、視覚障がいの有無にかかわらず、お互いの強みを尊重し合い、ともに活躍できる持続的なインクルージョン社会の実現を目指します。

なお、私たちは、国連の定めた持続可能な開発目標(SDGs)の「誰も置き去りにしない」という理念に賛同し、今回の長期パートナーシップによる取り組みを通じて、SDGsの17の開発目標においても貢献していきたいと考えています。


プロジェクト概要資料(日本語):https://jector.jp/dl/de8J3Sce86RZK3ZwWsRUYnYg


参天製薬株式会社 代表取締役社長兼CEO 谷内樹生のコメント
視覚障がいを取り巻く課題はたくさんあります。見えることが前提に世界がつくられている、就労の選択肢が少ない、無意識下のバイアスが消えないなど。今回の長期パートナーシップ契約の締結は、私たちが目指す理想の世界WORLD VISIONの具現化に向けた一歩であるとも言えます。ブラインドサッカーというフィールドを出発点として、社会課題を解決し、視覚障がい者も健常者も当たり前に交じり合い、同じように生活できる世界を創造していまいります。そして世界中に、このパートナーシップの輪を広げていきたいと考えています。


特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会 理事長 塩嶋史郎のコメント
Santenの皆さんには、これまでにも、各種国際大会のスポンサーをはじめ、「お助け相談窓口」へのご協力など、さまざまな形でご支援いただいたことに心より感謝申し上げます。このたび、今後10年間という長期間にわたり、ブラインドサッカーを共に発展させていく革新的なアライアンスが発足したことに非常に興奮しております。今回のパートナーシップが、ブラインドサッカーのみならず、パラスポーツが文化とし定着する礎になることを心より祈念しております。


一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション 代表理事 松崎英吾のコメント
本パートナーシップは、ブラインドサッカーというスポーツを通じて、そのスポーツの振興と、視覚にまつわる社会課題の解決を目指すことになります。それを、日本国内だけでなく、グローバルを視野に入れていることも大きな特徴です。10年を描き契約したことで、中長期的に、幅広い活動ができる可能性に、ワクワクしています。ここに至るまでにご尽力頂いた皆様に改めて感謝申し上げます。

三者は「”見える”と”見えない”の壁を溶かし社会を誰もが活躍できる舞台にする」という共通のビジョンを掲げ、インクルージョン社会を実現すべく、さまざまなステークホルダーを巻き込みながら、取り組みを推進していまいります。


Santen(参天製薬株式会社、本社:大阪市)について
Santenは、眼科に特化したスペシャリティ・カンパニーとして、医療用・一般用の医薬品や、医療機器の研究、開発、販売・マーケティング活動を行っています。世界約 60 を超える国・地域で製品を販売しており、国内の医療用眼科薬市場においては No.1 のシェアを有しています。130 年の歴史の中で培われた科学的知見や企業力を活かし、今後も、価値ある製品・サービスの提供を通じ、患者さんや患者さんを愛する人たちを中心として、社会への貢献を果たしてまいります。詳細については、当社ホームページ(https://www.santen.co.jp/)をご参照ください。


NPO法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)について
JBFAは、ブラインドサッカー及びロービジョンフットサルを統括する中央競技団体で、「視覚障がい者と健常者が当たり前に混ざり合う社会の実現」をビジョンに掲げ活動しています。競技普及・強化活動と並行して、競技特性を活かした健常者向けのダイバーシティ教育プログラムを展開しています。2018年度朝日スポーツ賞受賞。詳しくは、弊会ホームページ(https://www.b-soccer.jp)をご覧ください。


一般財団法人インターナショナル・ブラインドフットボール・ファウンデーション(IBF Foundation)について
IBF Foundationは、「ブラインドサッカーで障がいはなくせる」をビジョンに掲げ、ブラインドサッカーが国際的に広くプレーされるスポーツとなること、および各国の競技団体の組織力向上に貢献することを通じて、世界の視覚障がい者のクオリティ・オブ・ライフを向上させることを目的に、2019年1月11日に設立されました。世界保健機関(以下「WHO」)の「国際生活機能分類」に定義される障がいの3つの要素「損傷(impairment)」、「活動制限(activity limitation)」、「参加制約(participation restriction)」を、ブラインド サッカーを通じて解決するために活動しており、(1)中間支援活動(2)パートナーとの協業(3)自ら主たる事業者として活動を行う、の3つの方法を取っています。

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