「Bibgraph」の利用傾向分析から生みだされた新たな検索手法「論文ねらいうち検索」
PR TIMES / 2019年9月6日 4時40分
ユーザー医師の大半が医療文献を検索する際に入力するキーワード数は1~2語、1,000件を超える検索結果から求める文献を模索していることが判明
医療者向け臨床課題解決サービス「ヒポクラ × マイナビ」を提供する株式会社エクスメディオ(東京都千代田区:代表 物部真一郎、以下エクスメディオ)が、医療文献検索サポートツールとしてユーザー医師に好評の「Bibgraph」に新たな検索手法「論文ねらいうち検索」の機能を追加しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/15530/25/resize/d15530-25-387193-0.png ]
エクスメディオの医療文献検索サポートサービス「Bibgraph」(以下、Bibgraph)は、PubMed*などの医療文献検索エンジンを日本語/英語どちらのキーワードでも検索することができ、検索結果のタイトルとアブスト(要旨)を日本語で表示することで、検索にかかる時間を大幅に短縮し、効率化できるサービスとして、非常に多くの医師に評価、ご利用いただいております。
しかし、このたびエクスメディオが自社のデータを元にBibgraphの利用傾向の分析したところ、現在提供しているサービス内容では、十分に効率化のサポートができているとは言い切れない、まだまだ効率化するためのサポートができるのではないかと考えられる結果が出ました。
▼文献を検索する際に入力するキーワード数は大半が1~2語
▼1~2語のキーワードから得られる平均的な検索結果は1,000件超
[画像2: https://prtimes.jp/i/15530/25/resize/d15530-25-905770-2.png ]
この結果から、エクスメディオのBibgraphチームでは2つの仮説を立てました。
▼医師は効果的な検索キーワードの選択に苦戦しているのではないか。
▼いまだ多くの医師が1,000件を超える検索結果から求める論文を見つけ出すことに膨大な時間を費やしているのではないか。
そして、これらの仮説に基づくソリューションとして、新たな検索機能「論文ねらいうち検索」をリリースしました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/15530/25/resize/d15530-25-476857-1.png ]
「論文ねらいうち検索」では、あらかじめ用意された最大6つの質問によりユーザーからキーワードを引き出し、そのキーワードを独自の手法により効果的に組み合わせることで、検索結果の絞り込みを行います。そのため、ユーザーは「どのようなキーワードを入れたら求める結果を引き出すことができるのか」に時間を費やしたり、頭を悩ませたりする必要がなくなり、短時間で効率的に10数件程度まで絞り込まれた検索結果を見ることができます。
実際に「論文ねらいうち検索」を体験した「ヒポクラ × マイナビ」監修医からのコメント
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▼自分が必要としている論文を探す方法としては今までも様々な方法があったが、「論文ねらいうち検索」を使用することで臨床上の自分が感じた疑問を自然に分解することができて、その疑問を直感的に検索できる利点は大きい。自分の疑問を解決する論文にダイレクトに繋がる経験は、これからの臨床において疑問解決にPubMedを使う契機にも繋がると思われる。
▼今まで自分が論文を検索する際は、MeSH**を使用して論文を探していたが、網羅的な検索は可能であったものの、自分が目指す論文に到達するまでには多くの必要のない論文のアブストをチェックする必要があり、多くの時間を割かなければならなかった。「論文ねらいうち検索」を使用することで求める論文への最短経路で辿り着くことが可能になりその分の時間をしっかりと臨床に割り振る事が可能になると思う。
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医師や医療者が論文などの学術文献に触れるのは、研究や論文発表といった限られた学術活動の時だけではありません。日常の臨床で直面した疑問や課題を解決する際にも、頻繁に学術文献にエビデンスを求めます。
エクスメディオでは、今後も継続的に利用状況の分析や利用者からのヒアリングなどを行い、本当に医師が必要とするテクノロジーを提供することで、医師の臨床活動をサポートし、医療の質の向上に貢献してまいります。
尚、Bibgraphは多忙な医師が効率的に求めるエビデンスに到達し、探す時間よりも読む時間を増やすこと、時間がなくても、些細な疑問でも気軽に検索できる環境を提供することで、医療の質の向上に貢献することを目的とした論文検索サポートツールです。表示される日本語のタイトル及びアブストは、システムによる自動翻訳となっており、最終的には英語原文で論文を読むことを想定しております。「ヒポクラ × マイナビ」に登録しているユーザー医師は無料で何度でも利用することができますが、医師であればユーザー登録前のトライアル利用も可能となっております。
「Bibgraph」URL
https://Bibgraph.hpcr.jp/
【「ヒポクラ × マイナビ」について】
臨床や研究の場で生じるさまざまな課題を解決に導くサポートツール「ヒポクラ × マイナビ」は、▼非専門医が匿名で専門医(皮膚科、眼科)に診断のアドバイスを受けることのできる「コンサルト」、▼医師同士が経験に基づく知見を共有し、AIが臨床の問題解決をサポートする「知見共有」、▼世界のキーオピニオンリーダー(KOL)が発信/シェアする医療ニュースをAIが紹介する「世界医療ニュース」、▼PubMedをはじめとした日米のデータベースから日本語・英語混在で横断的に論文を検索できる「Bibgraph」の4つのサービスを軸に展開しています。
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*PubMed: アメリカ国立医学図書館が運営する医学・生物学分野の無料学術検索エンジン
**MeSH(Medical Subject Headings:メッシュ):アメリカ国立医学図書館が定める生命科学用語集(シソーラス)
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