初代ファシリティドッグ「ベイリー」ボランティア犬として活動開始！

神奈川県立こども医療センターに勤務するファシリティドッグ・ベイリーは後任犬アニーへの引き継ぎを終了。今後は「名誉ファシリティドッグ」として病院内ボランティア団体にて“さりげない配慮で緊張を和らげる”活動をしていきます。



特定非営利活動法人シャイン・オン・キッズ（理事長キンバリー・フォーサイス http://sokids.org/ja/）が派遣するベイリーは、国内初のファシリティドッグとして、ハンドラー森田優子とともに2010年1月より静岡県立こども病院にて活動を開始。2012年7月に神奈川県立こども医療センター（総長：山下純正氏　http://kcmc.kanagawa-pho.jp）に着任し、病院スタッフの一員としてたくさんの子ども達を笑顔にしてきました。

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昨年12月の10歳のお誕生日を機に、病棟業務を段階的に後任犬アニー（メス・2歳）に移行しつつ2頭体制を継続しておりましたが、今後は病院内のボランティア団体「オレンジクラブ」にて「名誉ファシリティドッグ」として活動することが決まりました。オレンジクラブ入会後は、一部の患者様にはボランティアとして出来るだけ寄り添いますが、訪問はかなり限定的になり、新しい患者様は基本的にアニーが対応いたします。訪問の際には、ベイリーが引退に向けて準備をすすめていることを説明し、子どもたちにも心の準備をしてもらうためのサポートを行います。


【入会証交付式 概要】
日　時：平成30年６月27日（水）　14 時～15時
場　所：神奈川県立こども医療センター講堂（本館２階）　横浜市南区六ツ川2-138-4
内　容：神奈川県立こども医療センター総長 山下純正様ご挨拶
　　　　オレンジクラブ代表 三木 美雪様より入会証交付、
　　　　オレンジエプロン贈呈、ご挨拶
　　　　ボランティアコーディネーター 加藤悦與様ご挨拶
　　　　写真撮影


“さりげない配慮で緊張を和らげる働き”を担う「オレンジクラブ」
オレンジクラブは神奈川県立こども医療センターのボランティアグループとして、高校生、大学生、主婦、職業人、定年退職後の方など、350人以上の方が登録され、個人と団体による30のグループにより外来でのご案内、病棟での絵本読み聞かせ、手品、屋上庭園の手入れや、季節ごとの院内飾りつけなど、通院や入院をされている子ども達やご家族の支援のため、様々な活動を行っています。
https://orange-club.sakura.ne.jp/blog/
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ファシリティドッグ ベイリー プロフィール
2007年12月14日生まれ （10歳）ゴールデン・レトリーバー、オス、オーストラリア出身。
認定特定非営利法人シャイン・オン！キッズに所属。子犬の頃からハワイ・マウイ島で専門的なトレーニングを受け、2010年から静岡県立こども病院で活動を開始しました。2012年にハンドラーの森田優子とともに神奈川県立こども医療センターに異動し、現在まで多くのお子さんたちの治療に関わる。

ファシリティドッグとは
病院に常勤して医療チームの一員として働けるように、専門的なトレーニングを受けた犬です。 ハンドラーとペアになって活動し、単なる患者との触れ合いにとどまらず、小児がんや重い病気の治療にも関わっています。
日本ではまだ、シャイン・オン！キッズが派遣する静岡県立こども病院と神奈川県立こども医療センターにしか存在しません。（今秋都内公的病院に新規導入予定）
ファシリティドッグの大きな特徴は、毎日同じ病院に勤務し、個々のニーズに合わせた活動を行うことです。痛い検査や手術室への付き添い、リハビリ支援なども行います。いろいろな病院や施設を巡回訪問することはありません。
ときどき訪れて短い時間だけふれ合うのではなく、同じ犬がいつもそこにいて多くの時間を繰り返し過ごせることが、入院治療している子どもたちの心の励みになります。
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