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「年上の部下」と「ゆとり世代」のマネジメントに苦悩する中間層、解決の鍵を握るのは「無意識の偏見」の払拭【多様な世代の活躍を阻む世代間の「無意識の偏見」とは】

PR TIMES / 2019年3月27日 15時40分

世代間の「無意識の偏見」に関する意識調査

国内外で企業の人材育成を支援するサイコム・ブレインズ株式会社 (東京都千代田区、代表取締役社長 西田忠康) はこの度、「職場における世代間の無意識の偏見」に関する調査を実施しました。
定年の延長など、働く世代が多様化する一方で、職場での若手、中堅、シニア層の摩擦が増えているという声を受けたもので、社会人167人が回答しています。




[画像1: https://prtimes.jp/i/25337/25/resize/d25337-25-380182-4.jpg ]



主な調査結果
【ベテラン層に対する無意識の偏見】※ベテラン層=概ね50歳以上で現在役職についていない方々と定義


ベテラン層に対する無意識の偏見が職場に「ある」「ありそう」と回答したのは74%
ベテラン層に対する無意識の偏見が「ある」「ありそう」と回答した人を年代別に見ると、20代(50%)、30代(48%)、40代(84%)、50代(81%)、60代(100%)と、年齢層が高くなるほどベテラン層への無意識の偏見を感じている。(図1)
どのような無意識の偏見かという質問では、最も多かったのが「思考の仕方」(61%)、次いで「コミュニケーションの取り方や手段」(56%)、「仕事に取り組む姿勢」(54%)


【若手社員に対する無意識の偏見】※若手社員=概ね30歳未満の方々と定義


若手社員に対する無意識の偏見が「ある」「ありそう」と回答したのは64%
若手社員に対する無意識の偏見が「ある」「ありそう」と回答した人を年代別に見ると、20代(50%)、30代(58%)、40代(67%)、50代(69%)、60代(50%)と、若手とベテラン層の間にいる中堅層が無意識の偏見を意識している事が明らかに。(図2)
どのような無意識の偏見かという質問で最も多かったのは「コミュニケーションの取り方や手段」(70%)、「思考の仕方」(60%)、「仕事に取り組む姿勢」(55%)


【異なる世代間のコミュニケーションについて】
管理職層ほどコミュニケーション不足の可能性


世代の違う社員が業務についてどの程度意思疎通できているかについては、「充分できている」「どちらかというとできている」と回答したのは20代(26%)、30代(74%)、40代(55%)、50代(63%)、60代(100%)と、世代間で認識の差。(図3)
世代の違う社員で世間話やプライベートについてどの程度会話をしているかについて、「よく話をしている」「どちらかというと話をしている」と回答したのは、20代(50%)、30代(65%)、40代(43%)、50代(41%)、60代(88%) で、管理職層がコミュニケーション不足の可能性。(図4)


ベテラン層、若手層に対する無意識の偏見、払拭の鍵を握るのは中間層のコミュニケーション
調査の結果についてサイコム・ブレインズで管理職研修を統括している太田由紀は以下のようにコメントしています。
「40代・50代は若手層・ベテラン層の両方を見渡せる位置にいます。またこの世代は管理職である方も多く、職場における世代間の無意識の偏見を緩和するためには、40代・50代が主導的に動くことが効果的です。調査の結果、40代・50代は異なる世代との世間話やプライベートについての会話が比較的少ない事が明らかになりましたが、この世代が業務連絡のみにとどまらず、個々の事情や希望などについて知っておくことがチーム内の無意識の偏見を払拭する鍵を握ります。まずは世間話や日常的な挨拶などの小さなコミュケーションを積み重ねていく事が重要です。」

近年増加する「年上の部下」に苦悩する中間層。無意識の偏見払拭が重要
「最近現場の管理職からよく聞くのは、『年上の部下』のマネジメントについての戸惑いです。そこには事実に基づく戸惑いと、「多分こうだろう」という推測や無意識の偏見から生まれる戸惑いが含まれています。まずは管理職が、『年上の部下』と一括りにせず個々について、業務情報だけでなく、理由や事情、気持ちなども併せて聴くことから始めてはいかがでしょうか。これにより、『年上の部下』に対する思い込みや直観的判断が減り、それがチーム内の無意識の偏見を減らすことに好影響を与えます」

図1:ベテラン層に対する無意識の偏見が「ある」「ありそう」と回答した割合(年代別)
[画像2: https://prtimes.jp/i/25337/25/resize/d25337-25-466319-0.png ]


図2:若手社員に対する無意識の偏見が「ある」「ありそう」と回答した割合(年代別)
[画像3: https://prtimes.jp/i/25337/25/resize/d25337-25-822113-1.png ]

図3:世代の違う社員が業務についてどの程度意思疎通できているかについて「充分できている」「どちらかと言うと出来ている」と回答した割合(年代別)

[画像4: https://prtimes.jp/i/25337/25/resize/d25337-25-193190-2.png ]


図4:世代の違う社員で世間話やプライベートについてどの程度会話をしているかについて、「よく話をしている」「どちらかというと話をしている」と回答した割合(年代別)
[画像5: https://prtimes.jp/i/25337/25/resize/d25337-25-261218-3.png ]


サイコム・ブレインズでは、インターネットで簡単に無意識の偏見をチェックできる「無意の偏見度チェックシート」を開設しています。(女性への無意識の偏見が中心となっております)
https://www.cicombrains.com/consulting-services/w-mgr/online-check2017.html


関連リリース
「職場の半数以上、ジェネレーションギャップは業務を進める上でマイナス」(3月20日配信)
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000025337.html

【調査概要】
調査期間:2019年2月8日~2月28日
対象:社会人の男女167人
方法:インターネット

【サイコム・ブレインズ株式会社について】 
サイコム・ブレインズ株式会社は、1986年の創業以来、営業研修、グローバル人材育成など社会人教育のパイオニアとして企業の人材育成を支援しています。 過去10年で約600社、30万人以上の研修を手掛け、東京・タイ・シンガポール・上海の拠点からアジアにおける人材育成を国内外でサポートしています。
https://www.cicombrains.com/

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