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静岡県内で冠水センサ付きボラードの実証試験を開始 ~身近な社会インフラを活用した防災モニタリングを実現~

PR TIMES / 2020年9月8日 14時15分

株式会社サンポール(本社:広島県広島市、代表取締役社長:山根 以久子、以下「サンポール」 )、ユアサ商事株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:田村 博之、以下「ユアサ商事」)、応用地質株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:成田 賢、以下「応用地質」)は、共同開発した冠水センサ付きボラード(車止め)を静岡県内に設置し、実証試験を開始しました。また、新たに2段階の深度で水位を設定・検知し、アラート通知する機能を追加しましたので併せてお知らせいたします。




【背景】

令和2年7月豪雨から2ヶ月が経過しました。本災害は、熊本県を中心に、九州、中部、東北地方などの広範囲で、多くの人命や家屋、ライフラインに甚大な被害をもたらしました。また、大きな被害には至っていないものの、局所的な集中豪雨による道路の冠水や施設への浸水被害などは、今年も全国で多発しています。静岡県では、令和元年東日本台風(令和元年10月台風19号)により、県内全域で大きな被害が発生しました。県東部では、主要道路の冠水による通行止めや家屋の浸水被害が多く発生し、伊豆の国市および函南町は災害救助法が適用されています。気候変動の影響により、このような大雨による被害は、全国いつ、どこで発生してもおかしくない状況です。


【製品概要と主な特徴】

冠水センサ付き車止め(ボラード)は、水を検知するセンサ2つ(最大)と通信機を内蔵しています。

1. 冠水状況を異なる2つの深度で検知【新機能】
あらかじめ設定した水位(30mm~300mmまで任意に設定可能)に達すると、冠水を検知します。
今回新たに、パトロール水位と通行止め水位など、異なる2つの水位を設定・検知できる機能を追加しました。

2. 非常灯(LED)をフラッシュさせて危険を周知
近隣住民や通行者、運転者を危険箇所に近づけさせないために、冠水を検知すると、車止め(ボラード)がフラッシュして周囲に危険を知らせます。

3. 管理者に冠水状況をメールで通知
冠水を検知すると同時に、道路管理者や関係機関に冠水情報をメールで通知します。冠水状況の早期把握により、パトロールや通行規制準備など、初動対応のリードタイムの確保が可能です。

[画像1: https://prtimes.jp/i/47274/25/resize/d47274-25-144633-0.jpg ]




【実証試験について】

静岡県の協力のもと、田方郡函南町内の国道136号に冠水センサ付きボラード(車止め)を2基設置し、令和2年9月から1年間、実証試験を行います。
実証試験では、冠水検知情報を道路管理者や関係機関に通知し、道路パトロールや通行止めなど、道路管理オペレーションへの有効性などの検証を行います。
[画像2: https://prtimes.jp/i/47274/25/resize/d47274-25-949999-1.jpg ]



本年9月1日には、関係者を集めた防災訓練を実施し、冠水センサ付きボラード(車止め)の機能やメール通知について確認しました。

[画像3: https://prtimes.jp/i/47274/25/resize/d47274-25-372386-2.png ]



なお、台風シーズンに備え、本年9月末までに冠水センサ付きボラード(車止め)を2箇所増設し、函南町ならびに伊豆の国市内の計4か所で運用を開始する予定です。

【サンポールについて】
1970年の創業以来「外部空間を豊かにクリエイトする」という企業方針のもと、“機能性”“安全性”“操作性”を基本軸とし、旗ポール・車止めなどのエクステリア製品を提供してきました。
多くの納入実績と共にご信頼を頂くトップメーカーとして、ゆとりあるアメニティスペースや環境にフィットした空間づくりに則した製品の提案を続けています。
また、IoT通信やデ-タキャリア機能を搭載した車止め・照明ボラード・景観製品の開発にも着手しており、今後は防災・スマ-トシティ・レジリエンス分野での貢献にも挑戦してまいります。

【ユアサ商事について】
1666年(寛文6年)創業の350年以上の歴史を持つ「つなぐ複合専門商社グループ」です。工業分野、住環境分野、インフラ・建築分野の各事業領域において、販売先約20,000社、仕入先約6,000社のネットワークと独自機能を活用し、社会課題や社会ニーズの解決につなげております。レジリエンス事業には、全社レベルで積極的に取組んでおり、商品販売のみならず、メーカー各社様と協力し防災・減災などに役立つ商品・システムの開発に注力してまいります。

【応用地質について】応用地質は、防災・減災やインフラ・メンテナンス、環境、資源・エネルギー分野における各種コンサルティングや ICT サービスを展開する他、これらの分野に関わる高精度な計測センサの製造・販売も行ってきました。第4次産業革命を迎え、ビッグデータや AI の需要が高まる中、今後の低価格な IoT センサのニーズ拡大を見据え、本提携を通じてセンサ事業の転換と強化を図るとともに、ICTサービスの更なる拡充を目指します。

【本件に関するお問合せ先】
株式会社サンポール 営業企画部 販売促進課 脇坂和彦
TEL:03-3591-8501
E-mail:k-wakisaka@sunpole.co.jp

ユアサ商事株式会社 総合企画部 広報担当
TEL:03-6369-1133
E-mail:souki@yuasa.co.jp

応用地質株式会社 経営企画本部 広報・IR部 橋本晋一
TEL:03-5577-4501
E-mail:prosight@oyonet.oyo.co.jp

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