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日本板硝子、抗ウイルスガラス「サニタイズ(SaniTise)」販売開始

PR TIMES / 2020年10月27日 19時45分

日本板硝子株式会社(東京都港区、代表執行役社長兼CEO森 重樹、以下NSG)は、本日、抗ウイルスガラス「サニタイズ」(英語製品名:Pilkington SaniTise(TM))を北米、南米および欧州で販売開始したことをお知らせいたします。



サニタイズは、当社独自のオンラインコーティング*1により施された光触媒膜が、ガラス表面に付着したエンベロープウイルスを不活性化*2する抗ウイルスガラスです。自然光の紫外線があたる共有スペースや、多くの人が触れる場所で優れた効果を発揮します。

[画像: https://prtimes.jp/i/54570/25/resize/d54570-25-754209-0.jpg ]


<想定する用途>
- 学校、病院、レストラン、ホテルなどの建物のファサード(建物の外観デザイン)に用いられるガラスの屋内側。
- スクールバス、電車、シャトルバス、船舶等、多くの人が利用する乗り物の窓ガラス。
- バス停の待合所や動物園などの屋外共有スペース。


尚、NSGは日本市場では2012年より抗ウイルスガラス「ウイルスクリーン(R)」を販売しています。ウイルスクリーン(R)は、蛍光灯や LED照明などの可視光にも反応する「可視光応答型」で、紫外線のあたらない室内でもご利用いただけます。
(ウイルスクリーン(R)については、こちらhttps://glass-wonderland.jp/product/virusclean/をご覧ください。)

ウイルスクリーン(R)は日本市場先行販売製品です。この度、サニタイズを北米、南米および欧州で販売開始することで、世界主要市場に「抗ウイルスガラス製品」を提供することが叶いました。NSGは、抗ウイルスガラス*3製品の提供を通じて、より健康的で清潔かつ安全な世界の実現に取り組んで参ります。


*1 オンラインコーティング:CVD(Chemical Vapor Deposition:化学気相成長)技術により、オンライン(ガラス製造工程)で機能性のある膜を形成する当社独自の技術。また、オンラインコーティング膜はガラスと同程度の耐久性があるため、ガラスの切断、強化、複層、曲げ加工が可能。

*2 第三者機関の試験により、サニタイズは紫外線の下、エンベロープウイルスを不活性化することが確認されています。
(1)ケンブリッジ大学による試験 新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の代替ウイルスとしてマウス肝炎ウイルスをサニタイズと普通のガラスの表面に塗布し、紫外線を照射し15分後、30分後の不活化率を比較したところ、普通のガラスに比べて約90%のウイルス減少を確認することができました。
(2)ロンドン大学による試験 新型コロナウイルス(SARS-Cov-2)の代替ウイルスとして、ヒトコロナウイルスNL63 を用い、ケンブリッジ大学同様にサニタイズと普通のガラス表面にウイルスを塗布し、ウイルスに直接影響を与えない手法で紫外線を照射したところ、60分後に約80%のウイルス減少を確認することができました。(ヒトコロナウイルスNL63は、人間が感染するといわゆる「風邪」の症状を引き起こすウイルス)
・エンベロープウイルスとは 
エンベロープはウイルスの最も外側にある脂質でできた膜のことで、この膜を持つウイルスを「エンベロープウイルス」と総称する。インフルエンザウイルス、コロナウイルス、B型肝炎ウイルス、などがエンベロープを持つウイルスとして知られる。

*3 抗ウイルスガラス2製品の比較:
[表: https://prtimes.jp/data/corp/54570/table/25_1.jpg ]



注意事項
o本製品は、病気の治療や予防を目的とするものではありません。また、医療品や医療機器などの医療を目的としたものではありません。
o抗ウイルス性能は、検査機関による試験結果であり、実際の使用状況により異なる場合があります。
o本品は、ウイルスや細菌による感染を完全に防ぐものではありません。抗ウイルス・抗菌効果は本品の表面に付着したウイルスに対して発現するものであり、感染予防を保証するものではありません。


日本板硝子株式会社(NSGグループ)は、建築用・自動車用ガラス、および高機能ガラス製品の分野において、世界最大手メーカーの一つです。グループ従業員数は約27,000人。世界各地に主要な製造拠点を持ち、100ヵ国以上で製品の販売を行っています。1918年に創業し、2006年フロートガラス製法の発明者でガラス業界のグローバルリーダーであったピルキントン社との統合を実施しました。ピルキントンの名称は、当社グループの建築および自動車ガラスの商標として引き続き使用されています。http://www.nsg.co.jp

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