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無言に耳をすますパフォーマンスフェスティバル『ZIPPED』

PR TIMES / 2021年2月1日 18時15分

スパイラルは、これからの舞台芸術の可能性を模索する試みのひとつとしてパフォーマンスフェスティバル『ZIPPED(ジップド)』を2021年2月7日(日)に開催、スパイラルホールからライブ配信します。その様子を2月下旬よりオンデマンドにて配信します。



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新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、私たちの生活の行動変容のみならず、舞台芸術をめぐる状況も大きな影響を受け、様々な変化を求められています。本企画はこうした状況を踏まえ、スパイラルが挑戦する、新たなパフォーミングアーツのかたちとして、マイム、演劇、ダンス、美術など多様なフィールドで活躍する気鋭のアーティストによる、「無言」を多角的に捉えた8作品をご紹介します。

本フェスティバルには、映像を用いて声と身体によるコミュニケーションのあり方を問う百瀬文や、マイムによるコミカルなパフォーマンスを展開するデュオ、ゼロコをはじめ、国内外で活躍をするダンサーの久保田舞や渡辺はるか (OrganWorks)、さらに、スパイラルが毎年開催をしている公募形式のアートフェスティバル『Spiral Independent Creators Festival(SICF)』で受賞歴のあるアーティスト荒悠平と大石麻央や、同じく2018年の『SICF』でグランプリを受賞した石川佳奈も参加。プログラムの最後には、冨士山アネットが「寛容さ/不寛容さ」をテーマにした作品を上演します。

現在、私たちを取り巻く環境は、新型コロナウイルスによるさまざまな制限、消費資本主義による過剰なまでの経済活動などの社会状況によって常にストレスにさらされています。一方で、言語の違いや物理的な距離を越えて交流ができるいま、コミュニケーションの本質を捉え直し、新たな可能性を見出す機会であるとも言えます。

『ZIPPED』では、静寂が広がるパフォーマンスを通じて、五感を研ぎ澄まし、身体が内包する豊かな「無言」の言語、そして身体の声に耳を澄ませ、これからのパフォーミングアーツの可能性を感じてみてください。

この機会にぜひ本企画のご取材、ご掲載を検討くださいますようお願いいたします。
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【開催概要】

無言に耳をすますパフォーマンスフェスティバル『ZIPPED』

■ライブ配信
配信日時:2021年2月7日(日)15:00~ *180分程度を予定
※ チケット購入者は2月8日(月)15:00までアーカイブ視聴が可能です。
配信媒体:Streaming+
価格:500円(税込)
チケット販売:イープラス 購入はこちらから https://eplus.jp/ZIPPED/
販売期間:1月14日(木)15:00~2月8日(月)11:00

■オンデマンド配信
配信日時:2021年2月下旬予定
価格:800円(税込)
チケット販売:2021年2月18日(木)より下記3サイトにて販売予定
360Channel:https://www.360ch.tv/
観劇三昧:https://v2.kan-geki.com/
U-NEXT:https://video.unext.jp/

出演:荒悠平と大石麻央/石川佳奈/久保田舞/ゼロコ/冨士山アネット/村社祐太朗/百瀬文/渡辺はるか(OrganWorks)

文化庁委託事業「文化芸術収益力強化事業」
主催:文化庁、株式会社ワコールアートセンター
企画制作:スパイラル
フェスティバルディレクター:秋山きらら(スパイラル)
お問い合わせ:zipped@spiral.co.jp
詳細:www.spiral.co.jp/topics/spiral-hall/zipped

会場:スパイラルホール(無観客)
舞台監督:杣谷昌洋、川上大二郎
照明:竹内右史(株式会社ストーリー・レーン)
音響:浮岳厚(株式会社ストーリー・レーン)

イラスト:ヤギワタル
グラフィックデザイン:石神正人

【スパイラルとデジタルアートコンテンツについて】

近年の著しいテクノロジーの進化による、新たな可能性の発現。一方で、予測し得なかった新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、私たちはこれまでの生活スタイルの変更が余儀なくされています。 個人の物理的な 移動を必要とせず、国内外問わずより多くの方にアートとの接点を創出するべく、スパイラルでは、展覧会、コンサート、ワークショップなどの既存事業をオンライン化しながら、デジタルアートコンテンツの可能性をさらに探求していきます。

【プログラム】

■︎ライブ配信上演スケジュール
配信日時:2021年2月7日(日)15:00~
※フェスティバル全体では180分程度の上演を予定しています。


百瀬文〈オープニングパフォーマンス〉2分
ゼロコ「裏と表」 30分
石川佳奈〈新作パフォーマンス〉7分
久保田舞〈新作パフォーマンス〉 15分
村社祐太朗「合火(準備)」15分
渡辺はるか(OrganWorks)「prey/pray/play」15分
荒悠平と大石麻央「ひとり」 20分
冨士山アネット「Unrelated to You Ver.ZIPPED」30分


※ 各作品の上演時間、出演順は変更する可能性があります。

■関連イベント

オンライン参加型パフォーマンス 
百瀬文「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」
2021年2月7日(日)15:00~
関連イベント参加料金:無料
事前申込制
参加方法:https://www.spiral.co.jp/topics/spiral-hall/zipped にてご確認ください。
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「I can see you」という文章をモールス信号化し、 まばたきという行為で送り続ける本作は、静かで一方的な情報の発信を、気付いた人だけが受け取れる 示唆的な作品です。 180分のメインプログラムの配信時間中に限り、リアルタイムで百瀬文本人が行なう パフォーマンス、画面を通して体験することができます。


【出演者プロフィール】

[画像7: https://prtimes.jp/i/20119/26/resize/d20119-26-353940-1.jpg ]

百瀬文
1988年、東京生まれ。武蔵野美術大学大学院造形研究科修士課程修了。パフォーマンスを記録するための方法として映像を用いはじめ、撮影者と 被写体の関係性のゆらぎを映像自体によって問い直す作品を制作している。主な個展に「I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U」(EFAG、2019年)、「サンプル ボイス」(横浜美術館アートギャラリー1、2014年)、主なグループ展に「彼女たちは歌う」(東京藝術大学美術館陳列館、2020年)、「六本木 クロッシング2016展:僕の身体、あなたの声」(森美術館、2016年)、「アーティスト・ファイル2015 隣の部屋――日本と韓国の作家たち」(国立新美術館、韓国国立現代美術館、2015-16年)など。2016年度 アジアン・カルチュラル・カウンシルの助成を受けニューヨークに滞在。2019年にイム・フンスン氏と共同制作した『交換日記』が全州国際映画祭(JIFF)に正式招待されるなど、近年国内外で制作や発表を重ねている。 http://ayamomose.com/

ZIPPED出演作品について:
身体や声を軸としながら、コミュニケーションの非対称性に映像などの手法で迫る百瀬文は、今回、映像作品『I.C.A.N.S.E.E.Y.O.U』(2020)の実演をオンライン上で行ないます。<I can see you>という文章をモールス信号化し、作家自身のまばたきという行為で送り続ける本作は、静かで一方的な情報の発信を、気付いた人だけが 受け取れる示唆的な作品です。
また、「ZIPPED」メインプログラムのオープニングパフォーマンスとして、ZIPPED Ver.の映像をご覧いただけます。

[画像8: https://prtimes.jp/i/20119/26/resize/d20119-26-345872-7.jpg ]

ゼロコ
角谷将視(三重出身)と濱口啓介(徳島出身)によるフィジカル シアターデュオ。パントマイムや、道化師の手法であるクラウニングをベースに、緻密さと即興性を持ち合わせた遊び心 あるパフォーマンスを発表している。
発表の場は劇場のみならず、カフェや電車内、古民家、ストリートなど多岐に及ぶ。2017年からは、海外での演劇祭やストリート パフォーマンスフェスティバルへも招聘され、活動を広げている。2019年には世界最大の芸術祭「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」にてAsian Arts Awards 2019のBest Comedy賞を受賞した。https://www.zeroko.net/

ZIPPED出演作品について:
〈日常にある“サイレント”が持つドラマ性〉をテーマにした公演『Silent Scenes』(2020)より、『裏と表』を再演。マイムを駆使した表現で、観客の前と舞台裏で切り替わるパフォーマーのコミカルな姿をノンバーバルに見せていきます。鑑賞者とのコミュニケーションを積極的に行ないつつも、徐々に静寂に引き込むパフォーマンスで、「ZIPPED」の幕開けを飾ります。

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石川佳奈
<大人数>対<個人>での関わり合いと<一対一>でのそれとの差に関心があり、個人がどのように周囲と接点を持ち、その接地面がどう伸縮するのかについて制作を通して探っている。主にインタビューやゲリラ パフォーマンスの手法を用い、2018年には情緒的なことまでググっている自分への違和感を起点に、山手線を一周しながら街の人に話しかける映像を含んだインスタレーション作品『どう生きたら良いのか(スペース) 分からない』でSICF19グランプリ受賞。http://kanaishikawa.com/

ZIPPED出演作品について:
非接触的に伝わる〈言葉〉が自分の脳に影響したことにより、思考や行動、体調に影響を及ぼすとしたら、私たちは言葉で他人に触れ続けているのではないか。身体感覚や接触をテーマに制作をしてきた石川佳奈が、同時代の〈空気〉をミニマルな形で可視化・体感する実験的パフォーマンスを行ないます。

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久保田舞
1995年生まれ。4歳よりクラシックバレエを始め埼玉県立芸術総合高校にて舞台芸術を学んだのち大東文化大学スポーツ科学科に入学、モダンダンス部に所属した。卒業後は国内外ダンスフェスティバルでの作品発表を積極的に行ないシンガポールや韓国にも招聘される。作品制作に加え在住する川越市で街や人の流れを捉え、<滞在>することや劇場以外の場でのパフォーマンスを視野に入れ様々な角度から空間に身体を置くリサーチに力を入れている。https://www.maikubota.info/

ZIPPED出演作品について:
ダンスアーティストにとっては制約の厳しい、サイレントでの新作パフォーマンスに挑戦。多数のコンペディションで評価され、社会性のある作品を生み出してきた久保田舞ならではの、時代に力強く応答する作品が展開される予定。

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村社祐太朗(新聞家)
演劇作家。演劇カンパニー・新聞家を主宰。作品の特異な上演様態は〈読むこと〉そのものとも言われる。書くことや憶え繰り返すことを疎外せずに 実現する上演を模索中。https://sinbunka.com/

ZIPPED出演作品について:
非常事態の途にあって、わたしたちは以前に増して積極的に食卓を共に囲むことについて考え、食卓を新たな条件や材質、設計によって作り変えているようにさえ感じます。本作では、現在できるかぎり避けるべきとされている『食卓を共に囲むという行為』を捉え直し、フィクションとして上演します。

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渡辺はるか(OrganWorks)
1993年、神奈川県出身。5歳より踊り始める。現代舞踊部門にてコンクールに出場する傍ら、中学生の頃より鈴木千穂にコンテンポラリーダンスを 師事。立教大学現代心理学部映像身体学科を卒業。大学在学中に平原慎太郎氏に出会い、OrganWorksに所属、作品に出演、振付アシスタントとしても活動。https://theorganworks.com/dancer/

ZIPPED出演作品について:
今回は久しぶりに彼女自身の作品として、振付・出演のダンス作品を発表します。獲物や犠牲というの意味の〈Prey〉、祈りという意味の〈Pray〉、劇・演奏するという意味の〈Play〉、3つのプレイから着想を得て、日常の行為から動きが広がっていくサイレントダンス作品を ご覧いただきます。

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荒悠平と大石麻央
荒悠平 これまでに「まことクラヴ」「Co.山田うん」「カンパニーデラシネラ」等のダンスカンパニーに所属/出演。自宅で行なう少人数向けダンス公演 『訪問』やマレーシアでのレジデンス制作などユニークなソロ活動も幅広く展開。フレットレスベース奏者・織原良次との銭湯即興デュオ『floor girl』や演劇活動『コココーララボ』など、継続的なユニットをいくつか持つ。スガダイロー、芳垣安洋、小金沢健人、阿部海太など音楽家、美術家との共演も多数。
大石麻央 人は人を好きになるときにどこで判断するのか。ということを テーマに、羊毛を使ったニードルフェルトという手法でマスクを制作している。「中之条ビエンナーレ」や「六甲ミーツ・アート」などグループ展に数多く 参加。ギャラリーや美術館だけでなく、動物園や電車内、古民家など様々な場所で展示を行なう。第91回装苑賞で自身の作品のコンセプトを洋服の形にし、ファイナリストとなる。羊毛を使ったグッズ作りや、ワークショップも行なっている。
荒、大石はSICFで出会い、2019年からコラボレーション活動を展開している。https://twitter.com/ara_oishi

ZIPPED出演作品について:
大石麻央が作った動物のマスクをダンサーの荒悠平が被り、400年以上生きるサメの日常生活を演じる作品『400才』のスピンオフ作品。ゆっくりと行なわれる営みを通して、生活や関わりに思いを馳せる時間体験を促します。現在マスクが必須な社会でのコミュニケーション問題にも呼応し、顔からの情報が少ない身体による、静かなパフォーマンスを行ないます。

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冨士山アネット
2003年冨士山アネット(フジヤマアネット)結成。異ジャンルとのコラボレーションを通じ本質を見詰め直す「疑・ジャンル」をテーマに活動。
近年は2016年「Attack On Dance」にて北京・サンパウロ・横浜と各地で滞在制作作品発表の他、2018年「ENIAC」(ジャカルタ/Djakarta Teater Platform招聘)、2019年臺北國際藝術村レジデンス採択、2020年國家兩廳院(National Theater and Concert Hall, Taipei)IDEA’s LAB.参加。3月KYOTO CHOREOGRAPHY AWARDファイナリストとして長谷川寧による新作発表予定。国内外の活動を軸に新たなアジアのヴィジョンを更新すべく精力的に活動中。http://fannette.net/index.html

ZIPPED出演作品について:
冨士山アネットが展開する、〈見えない事〉にまつわる作品集『Invisible Things』 より『Unrelated to You』を特別Ver.で再演。<世界を取巻く「Tolerance/Intolerance (寛容さ/不寛容さ)」>に、私達は今どう立ち向かうのかをテーマにパフォーマンスを行なう。認知やコミュニケーションのずれを逆手に取り、完成度の高い痛快な パフォーマンスとして成立させる本作品で、「ZIPPED」全体のトリを飾ります。

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