高所壁面作業のDX化で、安全確保とコスト削減、工期短縮を実現。「3D壁面作業システム」によるメンテナンスソリューションの提供を8月より開始。
PR TIMES / 2021年7月17日 12時15分
壁面吸着ロボットとドローンやリフター等を組み合わせた屋内外対応可能な壁面作業ソリューションにより、従来よりも工期とコストを50%以上削減しながら安全な作業が可能に
設備の老朽化とエンジニアの担い手不足はプラントやインフラ設備保全に於ける喫緊の課題となっています。
また、増え続ける災害やパンデミックへの対応など、更なる維持管理の効率化、省人化は避けては通れない状況にあります。
これらの課題に対して、アイ・ロボティクスは「機械化・遠隔化・自動化」による産業基盤のDX化を進めており、この度、高所壁面作業の課題解決のための切り札として壁面吸着型の3次元作業ロボットと付随するシステム一式を開発、世界に先駆けて市場投入いたします。
今まで人力に頼っていた高所作業ですが、今後はデジタル技術をもって維持管理することで、設備保全にとどまらずオペレーションそのものを最適化していくことができ、また、高度成長期に建設された設備を効率的に運用することで競争力を高めることができます。
アイ・ロボティクスはかねてより開発していた壁面作業ロボットをコアとした「3D壁面作業システム」によるメンテナンスソリューションを8月より市場投入いたします。このサービスは、20m以上の壁面でも足場を組むことなく容易に作業ができるとともに、ドローンや昇降足場との組み合わせによりさらに複雑な作業が可能となり、安全に配慮した「実際に使えるソリューション」となりました。(実機デモや動画での説明をご用意しております。お気軽にご連絡ください。URL: https://www.irobotics.jp/)
[画像: https://prtimes.jp/i/22548/26/resize/d22548-26-7eda252ea60f5c23715d-2.jpg ]
その他画像資料はこちら
https://drive.google.com/drive/folders/1j1z4Qy3QQAKvqkBmPiNnpk2yTfSsV5WW?usp=sharing
<開発に関して>
昨年度だけを見ても、わが国では年間20,000件を越える墜落・転落事故が起きており、191名もの尊い命が奪われました(令和2年度の厚生労働省による労働災害の統計:※1)。これらには、軽微な報告に至らない落下事故等は含まれておらず、また自然災害による足場の倒壊等は含まれておりません。
また、 高度経済成長期に建築された国内の大規模プラントは建築から数十年を経て老朽化しており、2020年代後半には半数以上の主要プラントが稼働年数50年を越えるとされています。また、大規模プラントは沿岸部に建てられていることも多いため、腐食を防ぐためにも恒常的に内外壁のメンテナンスを必要としております。
アイ・ロボティクスでは上記社会的課題を解決するために、2018年三菱地所アクセラレータープログラムにて優秀賞を受賞して以来、この壁面作業ロボットをコアとした「3D壁面作業システム」の開発を加速させてまいりました。
すでに複数個所で現場運用を開始しており、今後は現場からのフィードバックを通して改善と新規機能開発を行ってまいります。また、実機デモなどを随時行っており、パートナー様との協業事例などを今後発表していく予定です。
※1:https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_18226.html
<ソリューションの特徴>
アイ・ロボティクスによる3D壁面メンテナンスソリューションは以下の特徴を有します。
■高さ20m超の壁面でも安定した作業が可能
独自の吊り下げ式ウインチ機構と壁面吸着機構、及び役務作業機材や制御プログラム等の組み合わせ(特許申請中)により、従来は足場が必要だった高所においても遠隔・プログラム操作によりスムーズに物理検査・洗浄・補修などの作業が可能です。
■特殊な飛行申請を必要としない作業
独自の吊り下げ機構と壁面吸着機構の組み合わせ(特許出願中)により、特殊な飛行申請を不要とし、安全かつ確実に作業を遂行することができます。従来は飛行申請に手間が掛かった都市部でのドローン検査作業も壁面吸着型ロボットを利用することにより飛行申請の手間が大幅に減免されます。
■ドローンとの組み合わせ作業が可能
屋上への侵入が難しい建屋の壁面においては、上空に飛行させた特殊ドローンにより壁面吸着作業機の上下左右の移動を補助して運用することが可能です。
※屋外でドローンを使用する場合は国土交通省航空局への申請が必要
※実際の作業内容は現場により異なります。また、本サービスに使われる機器単体(ドローンを含む)の販売は計画しておりません。
■独自の保険カバー
三井住友海上との連携により、アイ・ロボティクスの提供するサービスには対物10億円の補償が付加されます。 詳しくはこちらをご覧ください:https://www.irobotics.jp/post/__smi
株式会社アイ・ロボティクスについて
2016年11月に創業されたベンチャー企業です。2016年に北海道で初めて行われたロボットによる遭難救助技術コンテスト「ジャパン・イノベーション・チャレンジ」での優勝を機に創業しました。
ドローンに関しては、前身となる「インダストリアル・ロボティクス研究会」の時代から、いち早くその社会実装に取り組んできました。前身となる勉強会から数えると日本では最も古参のドローン関連企業の1つです。
現在、アイ・ロボティクスは茨城県の河内町にドローン実証実験の集積地となる研究・メンテナンスセンター「ドローンフィールドKAWACHI」を自治体と共同で運営するほか、国内数カ所に屋内外での実証実験可能な場所を確保し、ドローン・ロボットによる社会のデジタル・トランスフォーメーションを推進しております。
<所在地> 東京都新宿区
<代表> 代表取締役社長 安藤嘉康
<設立> 2016年11月11日
<主要取引先> 重工プラント、電鉄、デベロッパー、ゼネコン、通信会社等
本件に関するお問い合わせは弊社ホームページ最下部のお問い合わせフォームよりお願いします。
https://www.irobotics.jp/
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