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京都のAIベンチャー・HACARUS(ハカルス)2021年2月、和歌山県白浜町のITビジネスオフィスに拠点設立

PR TIMES / 2021年1月19日 10時15分

県内企業法人・教育機関と連携し、AI技術を通じたソリューション提供を推進

 ディープラーニングとは異なるアプローチ方法を用いて 「少ないデータ量」で実用的なAIをつくり出し、様々な業界・企業の「いま抱える」課題を解決する株式会社HACARUS(ハカルス)は、1月19日(火)、和歌山県白浜町に設立された白浜町内 ITビジネスオフィス「ANCHOR(アンカー)」への進出を発表いたします。入居開始は、2021年2月を予定しています。
 この度の和歌山県進出に伴い、顧客向けのAI技術の実装部隊や新たなプロダクト・サービスを生み出す研究開発機能の一部を白浜オフィスに配置することで、ハカルスが有するAI技術を様々な領域での社会課題に対してソリューションとして社会実装していくことを目指します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-652839-0.png ]




和歌山県内での事業展開計画

・和歌山県内の企業法人・教育機関との連携
 白浜オフィス開設をきっかけとして、和歌山県下の企業法人との接点が増えることにより、ハカルスのAI技術を地元の皆さまにも広く活用いただくことや、現地での雇用促進等を積極的に進めることで、和歌山県が抱える課題解決の一助となるための拠点となることを目標としています。
 事業継続計画の観点では、現状京都本社が中心に担っている営業事務業務・管理業務といった本社機能の一部についても、今後部分的に白浜オフィスに移管することを検討しています。
 また雇用面においては、和歌山県下には和歌山大学・和歌山工業高等専門学校等、IT人材育成に注力した教育機関が数多くあることから、エンジニアの採用拠点として活用していくことを想定しています。
 さらに教育機関と連携し、学生向けのAI技術に関する講義等を通して、AI実務の実践ノウハウを和歌山県内の教育現場に提供することで、IT人材の育成に貢献していくことも想定しています。

・関東近郊の取引先との商談・共同開発拠点としての利用
 新型コロナウイルスの拡大に伴い、オンライン上でのコミュニケ―ションが活発になる一方、AIプロジェクトを進めるうえでの各種商談・共同開発の進行等では、対面が必須となるケースも多数存在します。京都に本社を構えるハカルスの主要取引先は関東地方に集中していることもあり、東京から飛行機で約1時間ほどで移動可能な白浜オフィスは、より利便性の高い環境と言えます。各種商談については積極的に白浜オフィスを活用し、拠点開設が整い次第、共同開発プロジェクト等も順次移行する見通しです。

・ワーケーション拠点・社内合宿拠点としての活用
 今回進出する白浜オフィスは、リゾート地としても人気を集めるほど、美しい自然に囲まれた環境の中に存在します。都会の喧騒から距離を置き、大自然に囲まれた落ち着いた空間で、これまでとは違った就労環境や充実したレクリエーションの機会を社員に提供することは、福利厚生にも資すると考えています。こうしたワーケーションを通じ、従業員の満足度や会社全体としての労働生産性のさらなる向上を目指します。
 またこれまでのハカルスオフィスでは、オープンスペースや時間を区切っての会議室利用でプロジェクト案件を遂行してきました。今後、プロジェクトの立上げ期など関与メンバーの密な連携が望まれる期間については、白浜オフィスを社内合宿の拠点に利用することで、効率的で生産性の高い業務遂行を目指していきたいと考えています。また社内研修・合宿の際にも、本オフィスの活用を想定しています。
※新型コロナ感染予防対策を充分に実施いたします。


和歌山県によるビジネス環境とIT企業誘致の取り組みについて

 和歌山県はIT企業の県内誘致に力を入れており、現在は、和歌山市・田辺市・白浜町のサテライトオフィスに多数のIT企業が進出しています。IT企業の進出先に和歌山県が選ばれる理由としては、世界から注目されるほどの美しいロケーションを持ちながらも首都圏からのアクセスが良い点や、人口1,000人あたりのWi-Fiスポット数全国2位といったようにネットワーク環境が整備されていることなどがあげられます。
 今回ハカルスが新たに入居する「ANCHOR」は、IT企業の誘致・集積を図ることを目的として、2020年11月に和歌山県と白浜町の補助により設立されたビジネスオフィスです。企業事務所用の区画7室の他、コワーキングスペース、シアタールーム(多目的ルーム)、ガーデン等の共用部が充実しており、入居企業同士のコミュニケーションを深め、白浜町周辺で働く様々な人や企業が交流し好循環を生む「地域に根差した情報発信の場」となることを目指しています。
 和歌山県は、「ANCHOR」へのIT企業誘致を推進し、雇用機会の創出や労働人口流入による地域経済産業の活性化を図っています。

ハカルスの「スパースモデリング」を活用したAI技術の特徴

スパースとは「まばらな」という意味で、「物事の本質的な特徴を決定づけるのは一部の要素だけである」という性質(スパース性)を利用した技術が「スパースモデリング」です。
スパースモデリングを活用することで「データが不足している状態でも分析ができる」「分析の時間やコストを圧縮できる」などのメリットがあります。

ハカルスのスパースモデリングを活用したAI技術は以下のような特徴があります。
●大量のデータ(ビッグデータ)を必要とせず、ディープラーニングの1/100・1/1000のデータ量でも分析精度が高いAIを構築します。
●不良品データ(不正解のデータ)がなくても、少量の教師データ(正解のデータ)でAIが構築できます。
●ディープラーニングに見られる、分析のプロセスがブラックボックス化する課題を克服し、AIの回答に高い説明性・解釈性があります。
●大量のデータを収集する時間が不要のため、開発時間が短縮され、付帯するコストが削減できます。
●AIを稼働させるための消費電力が、ディープラーニングに比較して1/100以下のエコなAIです。
●工業製品やIoT機器・エッジ端末への組み込みが可能です。
●画像データ・テキストデータの解析に対応しています。

◆ハカルスのサービス概要

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1.AIアカデミー
ハカルスが携わってきたAI開発経験をトレーニングプログラムにして提供
プログラムは各企業様のニーズや課題に沿ってカスタマイズすることが可能です。またディープラーニングで解決できない課題をスパースモデリングを使って解決するという独自性が高いプログラムの提供も実施しています。
(プログラム)
・AIプランナー育成講座 (集合型研修) ※部門問わず実施
・製薬会社・データサイエンティスト向け講座
・経営層・経営企画向け講座
・データサイエンス組織立ち上げ支援

[画像3: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-148212-9.png ]

2.データサイエンスコンサルティング
AI導入に関わる初期作業のアウトソーシングに対応
AI開発は、データ収集、アノテーション(※1)、データ分析、AIモデル開発といった様々なフェーズで構成されておりフェーズによって課題感が異なりますが、ハカルスは開発に関わる幅広い課題をワンストップで解決することが可能です。中長期的な AI 開発プロジェクトを対象に、開発の立ち上げ期からお客様に柔軟にスキルを提供しAI開発を成功に導きます。

[画像4: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-670175-8.png ]

3.SPECTRO(スペクトロ)
独自のスパースモデリングベースのテクノロジーを使った外観検査AI
少データでも精度の高い学習モデルの構築が可能で、不良品データがない場合でも対応できます。また本製品はGPU(※2)を使わず小容量・省スペースで動作できるため、FA(※3)・PC・モバイル機器・FPGA(※4)にも組み込みが可能です。
(ハードウェアが必要ないお客様向けに、検査アルゴリズムを既製品に組み込めるSPECTRO COREも提供しております)

[画像5: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-771294-7.png ]

4.SALUS(サルース)
少データで解釈性が高い分析結果が出せる医療系診断支援AI
スパースモデリングの強みである、「少データで高い精度で分析可能な点」や「解釈性が高い分析結果が出せる点」を活かし、症例の少ない疾患でも“診断支援”に活用いただけます。
CT&MRIスキャンなどの医用画像データ、心電図などの時系列データ、患者の病歴履歴を使って、介護者や研究者がより良く、より速く、より安全な治療を提供できるよう支援します。

[画像6: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-693387-6.png ]

5.COLIGO(コリゴ)
軽量動作が可能なエッジAI開発技術基盤
クラウド非接続でもディープラーニングと変わらない精度の学習モデル構築が可能で、機器に組み込むことで小スペースでの使用が可能です。FPGA・ARM(※5)などの軽量半導体にも搭載できます。またGPUを使わないため消費電力はディープラーニングの100分の1程度で済み、コストパフォーマンスが非常に高い製品です。

※1.アノテーション
AIが学習するデータに対して関連する情報を、注釈としてタグ付けすること
※2 GPU:Graphics Processing Unit
コンピュータゲームに代表されるリアルタイム画像処理に特化した半導体でCPUに比べ高単価
※3 FA:Factory Automation
工場における生産工程などの自動化システム
※4 FPGA:field-programmable gate array
プログラムを自由に変更・設定できる集積回路
※5 ARM:Advanced RISC Machine
CPU(集積回路)の一種で消費電力もサイズも小さく様々な機器に搭載できる。


株式会社HACARUS


[画像7: https://prtimes.jp/i/26090/26/resize/d26090-26-484303-10.png ]

〈会社概要〉
本社: 京都府京都市中京区橋弁慶町227 第12長谷ビル5階A室
東京R&Dセンター:東京都港区虎ノ門1-17-1 虎ノ門ビジネスタワー15階
設立: 2014年1月14日
代表取締役:藤原 健真
資本金: 1億円(累計資金調達額:13億円)
URL: https://hacarus.com/ja/

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