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「アイパーク クラウドファンディング」 第1号プロジェクトで目標額を達成

PR TIMES / 2020年6月16日 14時0分

計457人のご支援で、研究資金の目標額650万円を大幅に上回る1000万円を達成。今後、湘南アイパークが設備とコミュニティの活用機会を提供し、研究を促進



湘南ヘルスイノベーションパーク(以下、「湘南アイパーク」)は、インキュベーション事業の取り組みのひとつとして、国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」を運営するREADYFOR株式会社(以下、「READYFOR」)と業務を提携し、クラウドファンディングを通じた研究者の研究資金調達をサポートしています。
今回、第1号プロジェクトとなる『副作用の少ない癌治療を、ミトコンドリアに薬を運ぶ技術開発で!』 (北海道大学大学院薬学研究院・山田勇磨准教授) のクラウドファンディングを2020年3月2日~5月31日に行いました。その結果、本事業の目標額650万円を達成し、総額1000万円を超える資金を調達しました。

この枠組みにおいて、研究者は、クラウドファンディングを通じた資金調達に挑戦、成功した場合は湘南アイパークの研究設備、また湘南アイパークが提供するサービス・機械を活用できるようになります。研究者が研究の意義を広く社会に発信し、人々の支援を得たプロジェクトに対して、湘南アイパークが研究の場を提供するというしくみです。

目標額を達成したことを受け、北海道大学山田准教授は次のようにコメントしています。
「研究とはまったく異なる、『クラウドファンディング』の挑戦に大いに苦戦しましたが、皆様のご支援のおかげで目標額に到達し、第1号案件の成功に『達成感』と安堵感を覚えています。クラウドファンディングからは研究資金に加え、多くの大切な『もの』をいただきました。これからが本当の挑戦です。引き続き、応援よろしくお願いいたします。」

また、湘南アイパークのジェネラルマネジャー藤本利夫は次のように述べています。
「山田准教授の患者さんへの想いと、患者さんの希望となるご自身の先進的な研究を分かりやすくお伝えいただいたことが、多くの方を感動させ、支援してくださる方々を集めることにつながったものと思います。アイパークはこのような研究者と患者さんをつなげる場を作っていきます。」

本案件は、湘南アイパークがヘルスケア分野の基礎研究における資金調達手段として、クラウドファンディングを活用した第1号案件です。湘南アイパークは今後もクラウドファンディングの活用により、これまで実施してきた民間企業・大学・行政との共創に加え、「市民を巻き込んだヘルスイノベーションエコシステムの構築」を目指します。

■READYFOR株式会社との提携の概要
全国の大学などの研究拠点には優れた基礎研究の成果(シーズ)がたくさんあります。しかし、研究資金の不足や連携企業を見つける難しさにより、事業化までたどり着くことが非常に難しいのが現状です。
湘南アイパークでは優れたシーズが臨床応用、事業化にシームレスに進むよう、湘南アイパーク入居企業・団体の協力のもと、企業間のマッチング、共同研究の推進などを行っています。
本取り組みでは、医療・研究分野のプロジェクトにおいて資金調達の実績が豊富なREADYFOR (1.3万件以上のクラウドファンディングサポート実績や国立大学を中心とした30以上の大学とのネットワークを有する)と提携することにより、湘南アイパークは基礎研究と事業化の間にあるギャップを埋める「ギャップファンド」の役割を果たします。
また、クラウドファンディングを用い、幅広く一般の方に「支援」という形でご参加いただくことにより、研究内容や成果を認知いただき、市民を巻き込んだヘルスイノベーションエコシステムの構築を目指します。

■iPark Crowd Funding による研究インキュベーションの仕組み
クラウドファンディングに挑戦する研究者は、READYFORと湘南アイパークによるクラウドファンディングサポート、PRサポートを受けることができます。また、目標額の資金調達達成後には、湘南アイパークに入居し、ライフサイエンスに関わるさまざまな業種の入居者、メンバー(入居69企業・団体、メンバー24社、計2000人)とのコラボレーションの機会を得ることができます。
特に、創薬に関連する案件については、プロジェクトが確実に結実するように、湘南アイパークに入居する創薬ソリューションプロバイダーであるアクセリード社などの協力を得て、創薬およびビジネスの観点からのアドバイスを提供します。


[画像1: https://prtimes.jp/i/40258/26/resize/d40258-26-215346-2.png ]


■第1号案件、北海道大学・山田准教授のプロジェクト概要
・タイトル:『副作用の少ない癌治療を、ミトコンドリアに薬を運ぶ技術開発で!』
・実行者名:山田勇磨(北海道大学 大学院薬学研究院 准教授)
・公開期間:2020年3月2日(月)~2020年5月31日(日)【90日間】
・目標金額:650万円
・達成金額合計:1000.9万円(2020年6月1日午後2時時点)
・プロジェクトURL: https://readyfor.jp/projects/MITO-Porter
・プロジェクト概要:細胞のエネルギー工場である「ミトコンドリア」を標的とした「薬物送達」研究(=ミトコンドリアDDS)を行っています。「DDS」とは「ドラックデリバリーシステム」の略で、「体内で狙った部位に適切に薬物を運び、治療効果を最大限に高め、副作用を最小限に抑えることを目的とした技術」です。
実行者は、2002年から研究を続ける中で、「MITO-Porter」(マイトポーター)という、中に薬剤を入れてミトコンドリアの内部まで運ぶことのできる「ナノカプセル」の開発に成功。「狙った『異常ミトコンドリア』にピンポイントで抗がん剤を運ぶ」技術が可能になれば、既存治療と掛け合わせて、より心身に負担の少ないがん治療が可能になると考えています。今回のプロジェクトでは、MITO-Porter技術と既存の光線力学的治療とを掛け合わせて、マウスを用いた実験を行います。

■READYFOR株式会社とは
READYFOR株式会社は、「誰もがやりたいことを実現できる世の中をつくる」をビジョンに日本初・国内最大級のクラウドファンディングサービス「READYFOR」、法人向け事業「READYFOR SDGs」を運営しています。2011年3月のサービス開始から1.3万件以上のプロジェクトを掲載し、58万人から100億円以上の資金を集め、国内最大級のクラウドファンディングサービスとして、中学生から80代の方まで幅広い方々の夢への一歩をサポートしています(2020年2月時点)。「カンブリア宮殿」をはじめさまざまなメディアに掲載され、2016年6月サービス産業生産性協議会が主催する第1回日本サービス大賞優秀賞を受賞。2019年5月経済産業省等が主催する第5回日本ベンチャー大賞経済産業大臣賞(女性起業家賞)を受賞。

[画像2: https://prtimes.jp/i/40258/26/resize/d40258-26-502691-1.jpg ]

プレスリリースはこちらからもご覧になれます。
https://prtimes.jp/a/?f=c-40258-2020060115-d3edd265fccd9d9059e0a6af76af6fd3.pdf

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