NPOカタリバ 設立20周年を機に、エティックとともに “10代の居場所をつくる仲間”を応援する新たなプロジェクトをスタート
PR TIMES / 2021年11月1日 18時15分
11月21日、代表今村が「いま、地方の居場所づくりが必要な理由」を語るイベントをオンライン開催
認定特定非営利活動法人カタリバ(本部:東京都杉並区、代表理事:今村久美、以下カタリバ)は、2021年11月1日(月)に設立20周年を迎えました。カタリバは、設立20周年事業の第一弾として、社会起業家支援などを行う、特定非営利活動法人エティックとともに、 “10代の居場所をつくる仲間”を応援するインキュベーション事業「ユースセンター起業塾」を立ち上げます。これに合わせ、11月21日(日)に、代表今村が「いま、地方の居場所づくりが必要な理由」を語るトークイベントをオンライン開催します。
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■設立から20年、学びの機会を届けるべき子どもたちの数は増え続けている
カタリバは、本日、2021年11月1日(月)で20周年を迎えました。2001年に、2名で活動をスタートしてから、これまで、さまざまな環境下にいる全国の10代の子どもたちに学びの機会を届けてきました。現在、職員は130人。保護者や子どもの伴走支援を担うパートナー、学校に派遣するコーディネーターという形で関わってくださる方々も含めると、その人数は1,000人を超えます。設立当時は想像もしていなかった素晴らしい出会いによって、年間約10万人の子どもたちに支援やプログラムを届けています。
一方で、「意欲と創造性をすべての10代へ」というミッションを掲げて活動を続けてきましたが、日本全国の10代の人口は約1,200万人。みんなで、目の前の現実に悩みながらも、できることの最大を目指して精一杯取り組んできた自負はありつつも、まだ志半ばというのが正直なところです。さらに、新型コロナウイルスの流行により子どもの貧困や教育格差など、取り巻く環境はますます複雑に、見通しが難しくなっている中、学びの機会を届けるべき子どもたちの数は増え続けているという見方もあります。
■カタリバだけだとできないことがまだあるから、“場をつくる仲間”を応援したい
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前述の通り、カタリバとして、10代の子どもたちへの支援を、これまでの延長線というレベルではなく何倍にも広げていく必要性を感じる反面、それをできないというジレンマを抱え続けてきました。ありがたいことに、全国の方々から「うちの地域にもカタリバの拠点をつくってほしい」とお問い合わせをいただくことも増えましたが、そのたびにお見送りのお返事をすることが続いています。
直営拠点を全国に広げてカタリバという組織を急拡大するという選択肢以外に、子どもたちへの支援を広げる方法はないものか。悩み続けてきたこの問いの答えを探して、このたび新しい取り組みを始めることになりました。
それは、カタリバだけだとできないことがまだあるから、 「子どものための“場をつくる仲間”を応援する」というチャレンジ、具体的には、社会起業家支援のトップランナーである、特定非営利活動法人エティックと協働し、【10代を支援する人を応援する事業「ユースセンター起業塾」】の立ち上げを行います。
■11月21日、代表今村が「地方の居場所づくりが必要な理由」を語るイベント開催
今回の新たな取り組み「ユースセンター起業塾」は、日本全国で10代の子どもたちのための居場所づくりや学習支援をしている/したい方々を対象に、事業の立ち上げを支援するインキュベーションプロジェクトです。子ども支援に20年取り組んできたカタリバと、社会起業家の支援に25年取り組んできたエティックが連携し、今回の取り組みが実現しました。
子どもたちが何かをやりたいと思ったとき、あるいは子どもたちが何かにつまづいたり苦しさを抱えている時に、手を貸せる大人が少なく、その結果として可能性が閉ざされてしまうのではなく、地方で育ったからこその良さや視点を、もっと伸ばして羽ばたいていけるようにしたい。そのような想いから今回のプロジェクトが生まれました。
プロジェクト発足を記念して、11月21日(日)、カタリバ代表理事 今村や、実際にユースワーカーとして地方で10代の子どもたちと関わり続けてきたメンバーが「いま、地方の居場所づくりが必要な理由」を語るオンラインイベントを開催します。
また今回、モデレーターとして、合同会社 LINKALL 代表、株式会社 COMPASS ファウンダーであり、中央教育審議会臨時委員も務める神野 元基氏を迎え、起業家として、教育の専門家として、さまざまな立場から、「地方の居場所づくり」について深堀っていただきます。
今回のイベントをきっかけに、地方での居場所づくりの意義や、子どもたちの抱える問題、子ども達と関わる魅力などについて、改めて考える機会となればと考えています。なお、カタリバの20周年事業「ユースセンター起業塾」含め、新たな取り組みについては、カタリバ20周年特設サイト「変わろう、カタリバと。」(https://www.katariba20th.com/)にて随時情報公開していく予定です。
【地方で10代の居場所づくりに取り組む!ユースセンター起業塾キックオフイベント】
<イベント概要>
日時: 2021年11月21日(日)13:00-14:30
環境: オンライン開催(web会議システム「Zoom」予定)
申込: https://forms.gle/3LeTKLRMV127H6eFA(申込締め切り:11月19日(金)中)
参加方法: お申込みいただいた皆様へ前日迄に参加URLをお送りいたします。
参加対象: 教育・子ども支援・学習支援・居場所づくり等に関心のある学生および社会人
参加費: 無料
<プログラム>
13:00 開会挨拶、イントロダクション:「いまなぜ地方での居場所づくりが必要か?都市と地方の子ども格差」
13:10 トークセッション「ローカル×10代の居場所づくり」
14:10 質疑応答
14:20 ユースセンター起業塾のご案内
14:30 終了
<登壇者>
今村 久美 | NPOカタリバ代表理事
[画像3: https://prtimes.jp/i/60187/27/resize/d60187-27-97d4f150fa612635abb7-4.png ]
慶應義塾大学卒。2001年にNPOカタリバを設立し、高校生のためのキャリア学習プログラム「カタリ場」を開始。2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供、2020年には、経済的事情を抱える家庭にPCとWi-Fiを無償貸与し学習支援を行う「キッカケプログラム」を開始するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組む。ハタチ基金代表理事。地域・教育魅力化プラットフォーム理事。文部科学省中央教育審議会委員。経済産業省産業構造審議会臨時委員。
井上 洋輔 | NPOカタリバ おんせんキャンパス
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高校を卒業するまで島根県で過ごし、県外のスポーツトレーナーの専門学校へ進学。卒業後は帰郷し、子ども時代を共に過ごした友人たちとの再会と、地元小学校職員として勤務したことから学校生活の楽しさ、自分を理解し受け入れてくれる友人の存在の大切さを子どもたちにも感じてほしいと思い、学校に行きにくい子どもたちと関わる仕事に就いている。現在は、おんせんキャンパスで不登校支援事業に携わり、子どもを取り巻く学校や保護者と一緒に子どもの次の一歩に伴走している。
小野寺 綾 | NPOカタリバ 岩手県立大槌高等学校 魅力化コーディネーター
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1991年岩手県奥州市生まれ。教員養成大学在学中に「キャリア教育」の重要性を感じ、新卒でカタリバに入職。カタリバでは、学校に社会を届ける「カタリ場」プログラムや、中高生のための放課後施設の運営に携わり2020年に岩手県大槌町に異動。現在は、岩手県立大槌高校の魅力化コーディネーターとして、地域と協働した探究型学習の運営等を行っている。
【モデレーター】神野 元基 | 合同会社 LINKALL 代表、株式会社 COMPASS ファウンダー
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幼少期を北海道網走市で過ごし、慶應義塾大学総合政策学部在学時より起業家として活動。シリコンバレーで起業した際に「シンギュラリティ」に出会ったことがきっかけで、2012年に株式会社 COMPASS を設立し、人工知能教材Qubena(キュビナ)を開発・提供。著書に『人工知能時代を生き抜く子どもの育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)。2019年より中央教育審議会・臨時委員に就任。2020年合同会社LINK ALL代表就任。2021年11月より学校法人東明館学園 副校長に就任。
■認定特定非営利活動法人カタリバとは
どんな環境に生まれ育った10代も、未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会を目指し、2001年から活動する教育NPOです。高校への出張授業プログラムから始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、社会の変化に応じてさまざまな教育活動に取り組んでいます。
<団体概要>
設立 :2001年11月1日
代表 :代表理事 今村久美
本部所在地:東京都杉並区高円寺南3-66-3 高円寺コモンズ2F
事業内容 :高校生へのキャリア学習・プロジェクト学習プログラム提供(全国)/被災地の放課後学校の運営(宮城県女川町・岩手県大槌町・福島県広野町・熊本県益城町)/災害緊急支援(西日本豪雨、令和元年東日本台風、熊本豪雨)/地域に密着した教育支援(東京都文京区・島根県雲南市・島根県益田市)/困窮世帯の子どもに対する支援(東京都足立区)
URL : https://www.katariba.or.jp/
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