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光学設計解析ソフトウェア「CODE V」最新バージョン10.5リリースのお知らせ

PR TIMES / 2012年10月17日 16時47分

~組み立て時の性能向上をターゲットに最適化と公差解析を強化~

サイバネットシステム株式会社(本社:東京都、代表取締役社長:田中 邦明、以下「サイバネット」)は、Synopsys, Inc.(本社:米国 カリフォルニア州、以下「Synopsys社」)が開発し、サイバネットが販売・サポートする光学設計解析ソフトウェア「CODE V(コード ファイブ)」の最新バージョン「CODE V 10.5」の販売を、2012年10月17日から開始することをお知らせいたします。

CODE Vは、光学設計(レンズ設計)・評価解析・製造支援などの機能を搭載しており、光学製品開発業務を総合的にサポートする光学設計解析ソフトウェアです。対象となるアプリケーションは、撮像機器(カメラレンズ、ビデオレンズなど)、通信機器、医療機器、産業機器、航空・宇宙関連機器などの多岐にわたります。

CODE V 10.5では、レンズ組み立て時の光学性能向上をターゲットとして、最適化や公差解析の機能強化および新機能追加が行われました。これらの機能を利用することで、製造誤差感度を低く抑えた高性能な光学系の設計が実現できます。また、イレギュラリティ形状誤差(※1)モデルが改良され、モンテカルロ公差解析で性能予測が可能となりました。

ポイント:
・誤差感度や組み立て性能を最適化でダイレクトにコントロール
・イレギュラリティ形状誤差モデルを改良、モンテカルロ公差解析で使用可能

今後も継続的に皆様の業務に役立つ機能の追加や改良、および開発を行ってまいります。

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最適化と公差解析(TOR)との連携
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■誤差感度や組み立て性能を最適化でダイレクトにコントロール
CODE V 10.5では、新たにSABコマンドが追加され、組み立て時のRMS波面収差をダイレクトに考慮した最適化が可能となりました。本コマンドは、組み立て誤差感度のコントロールを目的として開発されました。SABコマンドを使用して最適化を実行することで、製造誤差が組み立て後の光学性能へ及ぼす影響を低減できます。
公差解析を最適化プロセスへ組み込むことにより、各エレメントの持つ寸法公差や組み立て公差、組み立て後の調整範囲を考慮する一方で、要求性能を満たし、かつ製造コストを最小化するという実践的な光学設計が行えます。
これまでにも、製造誤差感度の低い光学系設計法、例えばマクロ関数を利用した連携方法やグローバルシンセシス(R)(大域的最適化アルゴリズム)とズームポジションを利用するなどの手法はありましたが、SABコマンドを利用しウェイトを調整することで、よりダイレクトな敏感度のコントロールが可能となりました。

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イレギュラリティ形状誤差モデルとモンテカルロ公差解析
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■イレギュラリティ形状誤差モデルが改良され、モンテカルロ公差解析で使用可能に
モンテカルロ公差解析を前提とした、新たな面形状誤差モデルが考案されました。このモデルにより、イレギュラリティ形状誤差モデリングに対する柔軟性が拡張され、組み立て性能へ及ぼす影響をより精度良く予測することができます。
この微小形状モデルの構築にはINTファイル(※2)を使用します。 これまでは、このタイプの公差を使用すると、特定の面タイプへ変換されてしまい、形状の自由度が若干損なわれてしまいましたが、INTファイルを用いたこの方法は、任意の面形状に対して適用可能であり、また他のパラメータに個別に関連付けることができます。

CODE Vの詳細については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/codev/

注釈
※1:イレギュラリティ形状誤差:面上において直交する2方向で異なる曲率半径となる形状誤差。
※2:INTファイル:外部ソースから透過率データ、波面の微小変形データや面の微小変形データを2 次元データセットとして取り込むためのファイル。

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Synopsys社について
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Synopsys, Inc. (Nasdaq:SNPS) は、電子設計自動化(EDA)におけるリーディングカンパニーです。世界のエレクトロ二クス・マーケットに対し、半導体設計・検証・製造関連ソフトウェア、および知的財産(IP)関連サービスを提供しています。Synopsys社が実施する包括的、統括的なポートフォリオ(検証、IP、製造、そしてFPGA ソリューション)は、今日設計者、製造者が直面する課題、例えば、パワーと歩留りの管理、システム設計からシリコンへの実装までの検証、成果が得られるまでの時間といった課題解決の鍵となります。これらの技術をリードするソリューションは、コストを削減し、スケジュールリスクを低減しながら、迅速に最良の製品を市場に投入することによって、Synopsys社のカスタマーが、競争優位性を獲得することの手助けとなります。同社は、カリフォルニア州のマウンテンビューに本社を置き、北米、ヨーロッパ、日本、アジアおよびインドにおよそ70のオフィスを持ちます。
Synopsys社についての詳細は、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.synopsys.com/

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サイバネットについて
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サイバネットシステム株式会社は、科学技術計算分野、特にCAE(※)関連の多岐にわたる最先端のソフトウェアソリューションサービスの提供を行っております。
電気機器、輸送用機器、機械、精密機器、医療、教育・研究機関など様々な業種及び適用分野におけるソフトウェア、教育サービス、技術サポート、コンサルティング等を提供しております。構造解析、音響解析、機構解析、制御系解析、通信システム解析、信号処理、光学設計、照明解析、電子回路設計、汎用可視化処理、医用画像処理など多様かつ世界レベルのCAEソフトウェアを取扱い、様々な顧客ニーズに対応しております。
また、ビジネスプロセスの効率化を実現する各種ソフトウェアの提供や、個人情報や秘密情報などの漏洩・不正アクセス対策、データのアーカイブと保護、認証強化などでクライアントPC・サーバのセキュリティレベルを向上させるITソリューションの提供をしております。
サイバネットシステム株式会社に関する詳しい情報については、下記Webサイトをご覧ください。
http://www.cybernet.co.jp/
※CAE(Computer Aided Engineering):「ものづくり」における研究・開発時に、従来行われていた試作品によるテストや実験をコンピュータ上の試作品でシミュレーションし分析する技術。試作や実験の回数を劇的に減らすと共に、様々な問題をもれなく多方面に亘って予想・解決し、試作実験による廃材を激減させる環境に配慮した「ものづくり」の実現に貢献する。

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本件に関するお問い合わせ:サイバネットシステム株式会社
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●内容について
オプティカル事業部 営業推進グループ/近藤・山中
TEL:03-5297-3405 E-MAIL:optsales@cybernet.co.jp

●報道の方は
広報室/渡辺
TEL:03-5297-3066 E-MAIL:irquery@cybernet.co.jp

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