サイプレス、メッシュ ネットワークとユビキタスなスマートフォン コネクティビティを実現する低消費電力Bluetooth MCUのサンプル出荷を開始
PR TIMES / 2019年2月26日 10時40分
ウェアラブルおよびリモート機器向けに電池寿命の延長と長距離接続、音声/オーディオ対応を実現
サイプレス セミコンダクタ社 (米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ: CY) は2019年2月25日 (ドイツ時間)、ドイツのニュルンベルクで開催されるEmbedded World 2019において、IoT (モノのインターネット) 向けにBluetooth meshネットワークに対応した低消費電力デュアルモードBluetooth(R) 5.0/Bluetooth Low Energy (BLE) マイクロコントローラー (MCU) 2製品のサンプル出荷開始を発表しました。新しいCYW20819およびCYW20820 MCUは、Bluetooth 5.0オーディオとBLEの同時接続が可能で、バッテリー駆動型フィットネス バンドやヘルス モニタリング デバイス、音声アシスタントの音楽および音声コマンドを実現する低消費電力ワイヤレス ソリューションを提供します。このソリューションを使用することで、低コストの低消費電力Bluetoothメッシュ ネットワーク デバイスの開発が可能で、シンプルかつユビキタスなハブ不要のBluetoothコネクティビティを介してデバイス同士の相互通信に加え、スマートフォンやタブレット、音声制御ホーム アシスタントとの通信も実現できるようになります。
[画像1: https://prtimes.jp/i/33539/28/resize/d33539-28-170850-0.jpg ]
サイプレスのCYW20819 Bluetooth/BLE MCUは、Serial Port Profile (SPP) プロトコル接続とBluetooth mesh接続を同時に維持することができます。CYW20820は、CYW20819の機能に加え最大出力10dBmのパワー アンプ (PA) を内蔵し、最大400mの長距離アプリケーションに対応し家全体をカバーできます。従来のBluetoothタブレットやスマートフォン接続を提供しながら、センサーベースのスマート ホームやエンタープライズ アプリケーション向けに規格準拠の低消費電力メッシュ ネットワークを可能にします。Arm(R) Cortex(R)-M4コアにより、200msのビーコン接続では現行ソリューションの60%のアクティブ電力で稼働が可能で、CR2032ボタン電池1個で最大123日という業界最高のバッテリー寿命を実現します。ウェアラブルやセンサー、リモート コントロール、スマート照明、医療機器に最適で、デュアルモード マウスおよびキーボードHIDアプリケーションにおいては前方および後方互換性があります。
[画像2: https://prtimes.jp/i/33539/28/resize/d33539-28-201918-1.png ]
サイプレスのIoTコンピュート&ワイヤレス ビジネス ユニットのマーケティング担当副社長であるBrian Bedrosianは、「従来、フィットネス バンドやヘルス モニタリング デバイスに音声制御、音楽、あるいは音声コーチングの利便性や楽しみを提供するには、バッテリー寿命を犠牲にするしかありませんでしたが、サイプレスの新しい低消費電力Bluetooth MCUはこの問題を解決しました。このMCUは、業界をリードするサイプレスのIoTコネクティビティ ポートフォリオの重要な最新製品であり、Bluetooth mesh、音声アシスタント、オーディオ対応ウェアラブルに求められる高度な信頼性を実現する高性能でコスト効率に優れた低消費電力ソリューションを提供します」と述べています。
従来、ハブを追加せずにBluetoothデバイスをコントロールするには、そのデバイスのすぐ近くにいる必要がありました。しかし、Bluetooth meshネットワーク技術をCYW20820に内蔵された高性能アンプと併せて使用すると、ネットワーク内のデバイスが相互に通信することで、たとえ大邸宅でも家中を容易にカバーすることができ、スマートフォンやタブレット、スマートスピーカー上のアプリを使ってすべての機器を便利にコントロールすることが可能になります。
CYW20819およびCYW20820 MCUは、Bluetooth meshおよびセンサー キット向けのサンプル コードやアプリケーションを提供するサイプレスのModusToolbox™開発ツールで開発が可能です。また、サイプレスはCYW20719、CYW20706、およびCYW20735 BLEソリューションのほか、CYW43438およびCYW43570 Wi-Fi(R)/Bluetoothコンボ ソリューションを提供しており、完全準拠のBluetooth meshをデバイスおよびWi-Fi接続のスマートホーム向けに実現することが可能です。サイプレスのBluetooth meshソリューションの詳細はjapan.cypress.com/ble-meshをご覧ください。さらに、サイプレスはCYW20819をベースにした認証済みBluetoothモジュール (CYBT-213043-02) と、先行予約中の評価キットを2種類提供します。
● CYW20819 MCUの評価および開発向けのサイプレスCYW20819EVB-02 Evaluation Kitは、2019年3月にリリース予定です。
● CYW20819 MCUをベースにしたBluetooth 5.0規格準拠/規制適合モジュールを搭載した、Bluetooth meshアプリケーション開発向けのサイプレスMesh Evaluation Kit (CYBT-213043-MESH) は、2019年第2四半期にリリース予定です。
サイプレスのBluetoothソリューションは、広く普及しているBluetoothスタックを採用しており、サイプレスのWICED(R) (Wireless Internet Connectivity for Embedded Devices) SDKの最新バージョンでサポートされています。WICED(R) SDKはModusToolboxスイートに統合されており、スマート照明やスマート家電、ヘルスケア アプリケーションなどのワイヤレス技術の統合を簡素化します。サイプレスのワイヤレス ソリューションの詳細はjapan.cypress.com/wirelessをご覧ください。
Embedded WorldへのサイプレスのIoTポートフォリオ出展について
サイプレスは、2月26日~28日にドイツのニュルンベルク エキシビション センターで開催されるEmbedded World 2019において、新しいBluetooth MCUを組み込みシステム ソリューションの全ポートフォリオと併せて展示します (ホール4A、ブース番号148)。
サイプレスのModusToolboxについて
サイプレスのModusToolboxスイートは、クラス最高のコネクティビティ、コンピューティング、セキュリティ、センシングの設計を1つのプラットフォームで提供します。サイプレスのワイヤレス ライブラリおよびPSoC(R)マイクロコントローラーのアナログ/デジタル ペリフェラル ライブラリの豊富なデザイン リソースと、Eclipseベースのオープンソース統合設計環境 (IDE) を組み合わせたもので、専用ハードウェア、マルチベンダーRTOSサポート、および標準ベースのセキュリティ ソリューションにより、さまざまなクラウド サービスによって実証済みの強固な基盤を提供します。サイプレス製品の設計を一元化すると同時に、各種サードパーティ ソリューションの利用も可能で、価値の高い差別化製品の開発に集中することが可能になります。ModusToolboxはjapan.cypress.com/modustoolboxからダウンロードできます。
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· Facebook: CypressJapan
サイプレスについて
サイプレスは、世界で最も革新的な車載や産業機器、スマート家電、民生機器および医療機器製品向けに、最先端の組み込みシステム ソリューションを提供するリーディング カンパニーです。サイプレスのマイクロコントローラーや、アナログIC、ワイヤレスおよびUSBベースのコネクティビティ ソリューション、高い信頼性と高性能を提供するメモリ製品は、各種機器メーカーの差異化製品の開発と早期市場参入を支援します。サイプレスは、ベストクラスのサポートと開発リソースをグローバルに提供することで、彼らが従来市場を破壊しまったく新しい製品カテゴリを歴史的なスピードで市場投入できるよう支援します。詳細はサイプレスのウェブサイト (japan.cypress.com) をご覧ください。
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CypressやCypressのロゴ、WICEDおよびPSoCは、サイプレス セミコンダクタ社の登録商標で、ModusToolboxはサイプレス セミコンダクタ社の商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
サイプレスお問い合わせ先:サイプレスセミコンダクタ info-japan@cypress.com
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