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AI技術を活用したテスト自動化ツール「Appvance IQ」を販売開始

PR TIMES / 2020年9月14日 13時15分

アプリケーションバージョンアップ時のテストスクリプト生成・修正の自動化で、テスト効率化を支援

 株式会社日立ソリューションズ(本社:東京都品川区、取締役社長:星野 達朗/以下、日立ソリューションズ)は、Appvance, Inc.(本社:アメリカ、CEO:Andre Liao/以下、Appvance社)と、複数のAI(人工知能)技術を活用した、Webやモバイルアプリケーション開発のテスト自動化ツール「Appvance IQ(アップバンス アイキュー)」の国内初の販売代理店契約を締結し、9月15日から販売開始します。



 「Appvance IQ」は、アプリケーションの新規開発時に機能や性能、セキュリティのテストスクリプト*1(以下、スクリプト)をコーディングすることなく生成できます。また、バージョンアップ時には、AI技術により、アプリケーションが稼働している環境をスキャンし、サーバ上のアクセスログ*2を解析することで、回帰テスト*3のスクリプト生成・修正を自動化できます。さらに、スクリプトの実行から結果レポートの生成までも自動化できるため、テスト作業にかかる時間を短縮し、作業の効率化を図れます。
 日立ソリューションズは、ソフトウェア開発の豊富なノウハウを生かし、PoCやトレーニング、問合せ対応を行うことで「Appvance IQ」の導入を支援します。さらに、ローコード・ノーコード開発ツール*4やCI/CDツール*5と組み合わせることで、開発からテスト工程までの自動化・省力化を実現し、アプリケーション開発全体の効率化も支援していきます。
[画像: https://prtimes.jp/i/53429/31/resize/d53429-31-992777-0.png ]

*1:アプリケーションの機能などの品質を確認するためのプログラム。
*2:利用者がアプリケーションにアクセスした際にサーバー上で生成される、アクセス元IPアドレス、アクセス先URL、HTTPステータスコード等が記録されたログのこと。
*3:デグレード(アプリケーションを修正した際に、それまで正常に動作していた機能が動作しなくなること)が発生していないかを確認するために行うテストのこと。
*4:高度なコーディングの知識や経験を必要とせず、最小限のコーディングあるいはコーディングせずに迅速にソフトウェアを開発するためのプラットフォームのこと。
*5:「CI(Continuous Integration:継続的インテグレーション)」と「CD(Continuous Delivery:継続的デリバリー)」の機能を備えたツールのことで、ソフトウェア開発におけるビルドやテスト、リリース作業を自動化する機能を持つ。

■背景
デジタルトランスフォーメーションが加速する中、スピーディにアプリケーションを開発できるアジャイル開発やDevOpsを導入する企業が増えています。開発期間が短くなる中、テストの回数も増えており、テスト自動化ツールを導入する企業が増えています。しかし、アプリケーションのバージョンアップ時に新たにスクリプトを作成したり、既存のスクリプトを修正したりする必要があり、多大な工数がかかっていました。
日立ソリューションズは、これまでもアプリケーション開発を効率化するさまざまなソリューション(ソースコード解析ツールやCI/CDツールなど)を提供してきました。このたび新たにAI技術を活用してスクリプトを自動生成・修正し、アプリケーション開発のテストを効率化できる「Appvance IQ」を提供します。

■「Appvance IQ」の特長
1. AI技術の活用で、回帰テストにおけるスクリプト生成・修正を自動化
 Appvance社が特許を持つ複数のAI技術により、アプリケーションが稼働している環境をスキャンし、サーバ上のアクセスログを解析します。これにより、実際のユーザー操作に基づいたスクリプトを自動で生成するとともに、バージョンアップ時のアプリケーションの変更内容を検知しスクリプトを自動で修正します。さらに、生成・修正したスクリプトの自動実行から結果レポートの自動生成までできるので、回帰テスト作業を効率化できます。

2. 機能や性能、セキュリティのスクリプトをコーディングすることなく生成可能
 テスト担当者による画面操作をレコーディングする機能を持つほか、アプリケーションに対して300万人規模の仮想ユーザーによるアクセス負荷をかけたり、脆弱性をついた攻撃を行ったりするテストシナリオが用意されているため、機能面だけでなく、性能やセキュリティのスクリプトをコーディングすることなく生成できます。
 また、セキュリティのテストシナリオは国際的な団体であるOWASP*6が規定した標準に準拠しています。これにより、世界中から集められたサイバー攻撃の情報を基に規定された、重大な脆弱性の観点をクリアした信頼性の高いアプリケーション開発を支援します。

3. 多様なアプリケーションの種類に対応し、課題管理・CI/CDツールとも連携可能
 Webアプリケーションとして、多くのブラウザ(IE、Chrome、Safari、Firefox、Opera、モバイル上のブラウザ)や、近年人気のあるAngular*7やReact*8を活用したSPA*9アーキテクチャで構成されたアプリケーションにも対応しています。また、モバイルアプリケーションとしては、iOS、Androidの両方に対応しています。また、JIRA*10などの課題管理ツールやJenkins*11などのCI/CDツールとの連携も可能なため、「Appvance IQ」と組み合わせることで、バグを早期発見し、その情報をスムーズに開発担当者に連携できるので、アプリケーション開発をより効率化することができます。

*6:OWASPとはOpen Web Application Security Projectの略で、セキュリティ専門家で構成され、セキュアなWebアプリケーションを開発するための標準を規定している国際的な組織のこと。
*7: Googleと個人や企業のコミュニティによって開発されているオープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークのこと。
*8: Facebookと個人や企業のコミュニティによって開発されているオープンソースのフロントエンドWebアプリケーションフレームワークのこと。
*9: Single Page Applicationの略で、単一のWebページでアプリケーションを構成する設計構造を指す。動作性の向上やより高度なWeb表現が可能となるため、近年採用されるケースが多くなってきている。
*10:アトラシアン社が提供するバグトラッキングや課題管理、プロジェクト管理に用いられるソフトウェアのこと。
*11:ソフトウェア開発におけるビルド、テスト、およびデプロイの自動化を行うオープンソースのソフトウェアのこと。

■Appvance社Andre Liao氏からのエンドースメント
「日立ソリューションズと協力し、日本におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進する一役を担えることを心より嬉しく思います。DXという重要な市場における販売ネットワークを拡大している中で、グローバルで信頼されたブランドのパートナーを持てること以上に嬉しいことはありません。特許を取得した機械学習の技術により、Appvance IQはビルドにバージョンアップが入るたびにアプリケーションの構造を再学習し、数千に及ぶスクリプトを10分以内に生成できます。私たちは日立ソリューションズを全力でサポートしていくとともに、Appvance IQがもたらすこの革新的な生産性の向上を日立ソリューションズのお客様に体験して頂きたいと思っています。」

■Appvance社について
Appvance社はカリフォルニア州サンタクララに本社を置く、スタートアップ企業です。世界でも初となる、Webアプリケーションとモバイルアプリケーションに対応したAI駆動の統合的なテスト自動化システムである「Appvance IQ」を提供しています。「Appvance IQ」は、企業がアプリケーションの品質・性能・セキュリティを改善していくとともに、テストチームの作業効率を変革しQAコストを削減していくことを支援します。

■価格 個別見積

■販売開始時期  2020年9月15日

■商品・サービスに関するお問い合わせ先
https://www.hitachi-solutions.co.jp/inquiry/

*記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商標もしくは登録商標です。

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