ザイリンクスと TEKTELIC、スケーラブルな IP とハイ パフォーマンス トランシーバによりヘテロジニアス無線インフラストラクチャの開発期間を短縮
PR TIMES / 2013年2月28日 12時38分
ハイ パフォーマンス アナログ ワイドバンド トランシーバと先進的な無線 IP により 2G、3G、4G 無線アクセス システム開発を合理化
ザイリンクス社(本社 : 米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ : XLNX)は 2 月 21 日 (米国時間)、ハイエンド ピコセルやマイクロセル、マクロセル、アクティブ アンテナ アレイといった次世代ヘテロジニアス ワイヤレス ネットワークのデザインに利用できるハイ パフォーマンス開発ソリューションが利用可能になったと発表した。ハイ パフォーマンスでダイナミックレンジが広い TEKTELIC 社のワイドバンド トランシーバを ザイリンクスのスケーラブルな無線 IP コアとともに用いることで、ワイヤレス システムのデザイン チームの生産性を大幅に高め、一世代先に進むことが容易になる。
ザイリンクスのスケーラブルな DFE (デジタル フロントエンド) IP コアは、DUC/DDC (デジタル アップおよびダウン) 変換や CFR (クレストファクタリダクション)、DPD (デジタル プリディストーション) に対応しており、TEKTELIC 社のワイドバンド無線トランシーバに接続された標準的なザイリンクス FMC 評価ボード上で動作するため、機器の設計者がこれを利用すれば、自前のパワー アンプリファイアを用いてザイリンクスの無線 IP を評価したり、ザイリンクスのデバイス上で独自の IP をプロトタイピングし開発することが可能である。TEKTELIC 社のトランシーバはハイ パフォーマンス RF とミックスド シグナル トランスミッタを提供するほか、要件が厳しいマルチキャリア GSM といったあらゆるセルラー無線インターフェイス規格をサポートするオブザベーション レシーバも利用できる。
ザイリンクスのワイヤレス プロダクト マーケティング担当ディレクターであるデービッド ホーク (David Hawke) は、「DFE IP にトランシーバを組み合わせることによって、最近登場しつつあるヘテロジニアス ワイヤレス ネットワーク向けのソリューションを迅速に開発できるようになります。このネットワークでは、システムがピコセルであるか、マイクロセル、マクロセル、あるいはアクティブ アンテナ アレイであるかによって要件が異なるからです。この IP はこうしたさまざまな要件に応じてスケーリングが可能な点で他に類を見ないもので、28nm シリコンによって低コスト、低消費電力とハイ パフォーマンスを実現できるだけでなく、開発期間が短いため市場投入までの期間を大幅に短縮できるメリットもあります」と述べている。
世界各地でおびただしい数の基地局が開発されているが、無線インターフェイス規格が複数存在するうえ、周波数が地域によって異なるため、OEM 企業はコストを削減し、柔軟性を高め、スケーラビリティを活用して早期に市場投入する方法を探っている。TEKTELIC 社のハイ パフォーマンス ワイドバンド トランシーバはクラス 1 MC-GSM で最高 60 MHz までの伝送帯域幅に対応するため、ハイ パフォーマンス マルチモード システムのプロトタイピングを迅速に行うことができる。
TEKTELIC 社の CTO であるデービッド ソル (David Tholl) 氏は、「RF パフォーマンスと帯域幅の向上は今後の無線システム デザインにとって必須ですが、MC-GSM が要求するようなハイ パフォーマンスを、現在の Multi-RAT システムに求められる広い帯域幅の上で実現するのは容易ではありません。特に MC-GSM は、3G や 4G システムを超えるダイナミックレンジを求めているからです。TEKTELIC の新しいワイドバンド トランシーバはクラス最高のパフォーマンスを達成しており、ザイリンクスのボードや IP と組み合わせることで、こうしたハイ パフォーマンス システムの開発を迅速に行うことができます」と述べている。
供給体制
無線開発ボードの技術的詳細および購入に関する情報は TEKTELIC 社のウェブサイトを参照されたい。ザイリンクスの無線 IP に関する詳細は、http://japan.xilinx.com/esp/wireless/refdes_listing.htm を参照されたい。
TEKTELIC Communications 社について
TEKTELIC Communications 社が開発する先進的なスモールセル基地局、ワイヤレス バックホール システム、ハイパワー ラジオおよびパワー アンプリファイアは、3G および 4G サービス プロバイダーのニーズと急激に拡大しているデータ要件に応えるものである。TEKTELIC 社の革新的な製品には、フォームファクタが非常にコンパクトな基地局をはじめ、ワイヤレス バックホール システム、ハイパワーで高効率な RRH (リモート ラジオ ヘッド)、SMR (シェルフ マウント ラジオ)、パワーアンプリファイアなどがある。TEKTELIC 社の製品を差異化している特長は、高品質であることと、サイズがコンパクトなため配備とメンテナンスが容易なことである。
ザイリンクスについて
ザイリンクスは、All Programmable FPGA および SoC、3D IC の世界的なリーディング プロバイダーである。業界をリードするこれらデバイスを次世代設計環境および IP と共に提供することで、プログラマブル ロジックからプログラマブル システム インテグレーションまで、幅広いユーザー ニーズに応える。詳しい情報は、ウェブサイト japan.xilinx.com で公開している。
※ ザイリンクスの名称およびロゴ、Artix、ISE、Kintex、Spartan、Virtex、Zynq、Vivado、その他本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびその他各国のザイリンクスの登録商標または商標です。その他すべての名称は、それぞれの所有者に帰属します。
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