マーサー 『高齢化とオートメーション化に対する耐性指数』を発表

PR TIMES / 2019年10月16日 15時35分

マーサー&マーシュ・アンド・マクレナン インサイトが発表した新たな調査『高齢化とオートメーション化に対する耐性指数( https://www.mercer.com.au/our-thinking/wealth-and-investments/the-ageing-and-automation-resilience-index.html)』によると、世界の主要な20の経済圏(G20)のうち、社会的な高齢化と仕事の自動化に対峙する準備が最も整っていないのは、アジア諸国であることが明らかになった。

高齢化およびオートメーション化に対する耐性指数(Aging and Automation Resilience Index、以下AARI)は、各国が高齢化と自動化の対処にどれだけ備えているかを評価するため、高齢化と働く熟年層における仕事のオートメーション化という事態の緩和要因と、各国の退職制度の強度を分析している。

緩和要因には、中高年労働力の労働参加率の向上、十分な水準の年金資産、良好な社会経済、そして適正な政策や法体制などを含む。

リストの最下位は韓国(20位)、中国(18位)と日本(17位)も大差はなく、AARIに含まれるアジア4ヵ国のうち、最も順位が高いのはシンガポール(13位)という結果が出た。デンマーク(1位)、オーストラリア(2位)、スウェーデン(3位)は、高齢化とオートメーション化の課題に対する耐性が最も高い。

各国政府や組織は今、世界的な創造的破壊の時代に突入し、それに合わせて技術も著しく進歩を遂げてきた。高い技術を必要としない仕事が50歳以上の労働者にしばしば与えられているが、このような仕事は次々と自動化するリスクに直面している。

同時に世界の人口は高齢化しており、その割合も増える一方で、労働年齢の人口は縮小している。

調査結果は以下のような構成要素を含む:


中国の高齢労働者(50歳以上)は、平均して仕事の3/4(76%)以上を自動化できる職場で働いている。
シンガポールでは、熟年層と若年層間で自動化によるリスクの差が最も大きい。
労働参加率の平均が66.2%であるのに対し、日本は75.4%と高く、中国は59.1%。
65歳以上の労働参加率は、平均(14.7%)と比較して、中国(21.5%)、日本(23.5%)、韓国(31.7%)、シンガポール(26.8%)と、非常に高い。
年金資産のGDPに対する割合は、平均が51.9%なのに対して、中国(1.5%)、日本(28.6%)、韓国(10.9%)、シンガポール(31.2%)と、極めて低い。


マーサーのアジアCEOであるレニー・マクゴワンは、この指標は、社会の急速な高齢化と技術の進歩が特に顕著なアジアでは、個人だけでなく政府や企業の構造もそれに備える必要があることを示していると言う。

「私達は、史上最も重要な世代間の転換期に、急速に近付いています。2030年までには、日本は人口の28%以上が65歳以上という『超高齢国』となり、香港、韓国、台湾も4人に1人が高齢者という状態になるでしょう」

「しかしながら、高齢の労働者は、かつてないほど、オートメーション化により職を失う危機に直面しており、より長くなる寿命を支えるはずの経済力は危機にさらされています」

「これまでに多少の改善は見られますが、企業がやるべきことはまだまだたくさんあります。企業は、働く意思があり、働くことができる65歳超の熟練した人材をもっと活用する必要があります」

「企業が年齢を重ねる労働者の経済的保障をサポートすることに加え、政府は、年金資産を増やして経済的に不安定な労働者を退職後の貧困から守る方法を見つけなければなりません」

「そして、技能の再構築や、身体の健康、将来の仕事の可能性などを総合的に考慮して経済的な決断をするなど、個人が自分の仕事を将来的にも保証し、退職後の生活を豊かにするためにできることがたくさんあります」と、レニー・マクゴワンは述べている。
      
高齢化およびオートメーション化への耐性指数:


デンマーク
オーストラリア
スウェーデン
カナダ
フィンランド
アイルランド
オランダ
アメリカ
ドイツ
イギリス
フランス
スイス
シンガポール
オーストリア
チリ
メキシコ
日本
中国
イタリア
韓国


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