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国連WFP、エジプトのラファ経由でガザへ食糧搬入

PR TIMES / 2014年8月29日 15時6分

ガザ発 -支援食糧を積みエジプトからパレスチナのガザ地区に向かっていた国連WFPのトラックが無事、国境を越え、15万人が5日間食べていけるだけの食糧を同地区へと搬入することができました。エジプトとの国境沿いにあるラファからガザ地区に食糧を運び込んだのは、2007年のガザ封鎖以来初です。



国連WFPのトラックは、支援食糧を調達したエジプトのアレクサンドリアからシナイ半島を超え、7時間かけてラファへと到着しました。トラック18台で運ばれたのは、食糧のパッケージ1万5,600個です。今後、追加輸送が行われ、全部で2万5,000個のパッケージが運ばれる予定です。食糧パッケージには、肉の缶詰、豆の缶詰、茶、ナツメヤシなど、封を開ければすぐに食べられるものが入っています。残りの食糧を載せた次のトラック便は、2~3日中にガザへ到着する予定です。

モハメド・ディアブ国連WFP中東・北アフリカ・東ヨーロッパ・中央アジア局長は、「最近の戦闘により、支援を必要とする人々の数はさらに増えています。人道支援物資を絶えず供給できるようにするためには、ラファのような別ルートからガザ地区へ食糧を輸送できる体制を整えることが大変重要です。エジプト政府は、国連WFPの食糧運搬のためにラファを開放してくれたうえ、同国内で食糧調達を行うことも許可してくれました。エジプト政府に心から感謝します」と話しました。

ガザ地区で緊急人道支援の需要が高まったことを受け、パレスチナにある国連機関は、ガザ地区への支援物資の輸送を行うための物資輸送合同チームを立ち上げました。この物資輸送合同チームは国連WFPが率いており、ガザ地区への支援物資輸送の調整を担っています。また、エジプト赤新月社が、ラファ経由で人道支援物資を届ける際の調整を行っています。

パブロ・リカルデ国連WFPパレスチナ事務所長は、「人道支援目的でラファが開放されたことにより、ガザ地区への人道支援を拡大することができます。この体制は維持しなければなりません。国連WFPは、戦闘開始直後から緊急支援を行ってきました。今後も、戦闘の影響を受けた人々に対して食糧支援を続けていきます」と述べました。

7月初めに戦闘が始まってから、国連WFPは連日、ガザで避難生活を送る35万人に対し、緊急食糧支援を行ってきました。12万人には、緊急支援用の食糧引換券を配りました。国連WFPとその協力団体は、随時、現地の人々のニーズを把握しながら支援を続けています。

ガザへの食糧支援を引き続き行うため、国連WFPは今後3ヶ月で約7,000万米ドルを必要としています。

写真は、ガザへと食糧を運ぶ国連WFPのトラック (C)WFP/Eyad al Baba

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