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子どものエボラ熱患者への特別な処置と、 感染で親を亡くした子どものケアが喫緊に必要

PR TIMES / 2014年8月14日 15時18分

【2014年8月11日発】

子どものための国際NGOセーブ・ザ・チルドレンは9日、西アフリカで感染拡大が続くエボラ出血熱について、子どものエボラ熱患者への対応に特別な配慮を要することから、今後迅速に支援を拡大すると発表しました。

セーブ・ザ・チルドレンは、過去4ヶ月間、エボラ熱の感染拡大を阻止するための活動をシエラレオネ、ギニア、リベリアで続けてきました。その活動内容には、教師、医療従事者、地元政府機関関係者に対する感染予防のトレーニング、感染予防キットの配布、様々な媒体を活用した感染予防法の周知などが含まれますが、急激な感染の拡大に対応するためには、支援の拡大が急務です。

以下は、セーブ・ザ・チルドレン西アフリカ地域人道支援ディレクターのロブ・マクギリブレイによる現地の状況報告です。「過去最大規模のエボラ熱の感染拡大に、現場では必死の取り組みが続けられています。シエラレオネとリベリアでは、もともと10万人に対して3人以下の医者しかいなかったことから、既存の医療システムでは対応しきれない状況です。

人々は感染者との接触を恐れるあまり、医療施設に近づかないようになっています。そのために、妊婦は専門的な助けを受けることなく、自宅で出産しています。また、エボラ熱で親を亡くした孤児は、最もケアが必要な時に、コミュニティから迫害されるという危機にさらされています。さらに、感染が拡大する前から医療へのアクセスを求めていた遠隔地に暮らす人々に、医療を届ける課題も残されています。

我々は、地元の医療従事者や政府機関と協力し、感染地域の全ての子どもたちが必要なケアを受けられるようにしなければなりません。エボラ熱に感染した子どもには特別な処置が求められるため、子どもの感染患者のニーズに特化した医療ケアを実施することが重要です。そして、エボラ熱で家族を亡くした子どもたちを差別や精神的なショックから守るためにも、エボラ熱の感染はシンプルな方法で防ぐことができるという、正しい知識を伝えることが喫緊に求められています。人々が医療システムを信頼し、症状が出た初期段階で診察を受けに行くことが緊要です。こうしたことが、生と死を分け、また感染拡大を阻止する鍵となるのです。」

■ セーブ・ザ・チルドレンについて
1919年設立。子ども支援の世界的リーダーとして、国連経済社会理事会(UN ECOSOC)のNGO最高資格である総合諮問資格(General Consultative Status)を取得。世界30カ国の独立したセーブ・ザ・チルドレンがパートナーシップを結ぶ国際組織。すべての子どもにとって、生きる・育つ・守られる・参加する「子どもの権利」が実現されている世界を目指し、現在約120の国と地域で活動しています。セーブ・ザ・チルドレン・ジャパンは日本のパートナーとして1986年に設立されました。 http://www.savechildren.or.jp/

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