京東(ジンドン)集団【JD.com】と三菱ケミカル 中国最大級の「植物工場」が稼働開始 今後の展開へ向け戦略的パートナーシップ契約を締結
PR TIMES / 2018年12月7日 10時40分
中国市場を牽引するECサイト「京東商城(ジンドンしょうじょう)(JD.com)」を運営する京東集団(ジンドンしゅうだん)(代表:劉強東 本社:中華人民共和国 北京市 NASDAQ:JD 以下「京東」)と三菱ケミカル株式会社(代表:和賀昌之 本社:東京都千代田区 以下「三菱ケミカル」)は、2017年6月の両者合意に基づき北京市通州区において三菱ケミカルが京東に納入した植物工場が完成し、稼働を開始したことをお知らせします。
また、京東と三菱ケミカルは、今後も植物工場事業において協力関係を継続していくことを目的に、戦略的パートナーシップ契約を締結しました。
この度稼働を開始した工場は、広さ11,040平方メートルに及ぶ中国最大級の植物工場です。育苗までを人工光で行い、以降は太陽光を利用して効率的に生産を行う併用型の水耕栽培システムを採用しています。温度、湿度、光、液肥等を自動制御し、天候や季節に変動されることなく、高品質で均一な野菜を生産することができます。また、従来の栽培方法と比較して、大幅な節水、肥料の低減と生産スピードの向上が可能となります。
京東は、現在この植物工場において、ほうれん草やレタス、サラダ菜などを生産しており、2018年12月より同社が中国において展開する生鮮スーパーで販売を開始します。京東と三菱ケミカルは、今後トマトやキュウリ、イチゴなど、さらに多くの野菜や果物の生産についても検討していきます。
この度の京東と三菱ケミカルとの協業により、京東は栽培から配送まで、全ての生産過程の品質をコントロールできるようになりました。三菱ケミカルの技術で安全な野菜を栽培し、京東のコールドチェーンとECのプラットフォームの統合により、新鮮な野菜を収穫したその日に消費者の食卓に届けることができます。
今後も京東と三菱ケミカルとは、生産、倉庫管理、流通から販売まで、農業の新しいモデルを探求し、安全で高品質な製品を消費者に提供することを目指すという京東の試みを実現するべく、緊密に協力していく予定です。
[画像1: https://prtimes.jp/i/34149/42/resize/d34149-42-709347-3.png ]
■節水・生産スピードの向上
植物工場では肥料養液を循環利用することにより、従来の農業と比較して大幅に少ない水で栽培することが可能です。また、畑では年間4回、温室では年間6回だったほうれん草の収穫回数を、植物工場内では2倍以上に増やすことができます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/34149/42/resize/d34149-42-307385-2.jpg ]
■京東集団 FMCG事業・食品事業総裁 王笑松 コメント
「この度の植物工場の稼働により生鮮食品の製造過程における一番初めの部分に参入することで、私たちは京東が約束している高い品質を保った新鮮な生鮮食品を届けることができます。京東の物流ネットワークとECの知識、三菱ケミカルの洗練された栽培技術の組み合わせは、農業や、中国の新鮮で健康的なライフスタイルにおいて全く新しいモデルを築くことになり、理想的なものになるでしょう。」
■三菱ケミカル 常務執行役員 環境・生活ソリューション部門長 佐々木等 コメント
「新鮮・安全な野菜を安定的に提供し、中国の人々の健康的なライフスタイルに貢献するという京東の新たな挑戦に協力できることは、当社にとって得難い機会です。今後も当社の技術をさらに磨き、京東の取組みを支援していきたいと思います。」
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
環境配慮型農業の実現と高温下での安定生産、地産地消野菜による地域貢献及び地域活性化をめざし、微生物農業資材を用いた大阪産(もん)の減肥料栽培の共同研究を開始
PR TIMES / 2024年4月18日 14時0分
-
東大など、養液栽培で培養液を3℃加温すると植物の生育に効果があると発表
マイナビニュース / 2024年4月18日 6時35分
-
循環型農業「アクアポニックス」、廃棄される窒素を99%再利用し、気流制御でエアコンの電力使用量を76%削減できることが判明【神奈川県ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)実証結果】
PR TIMES / 2024年4月16日 16時45分
-
アクアポニックスとしては日本初(※1)となる栄養機能食品の販売を開始
PR TIMES / 2024年4月9日 10時15分
-
株式会社FAMS:「野菜の未来」は私たちが守ります!
PR TIMES / 2024年4月1日 11時15分
ランキング
-
1東京円一時1ドル154円87銭、34年ぶり円安水準を更新…経団連会長「円安過ぎる」
読売新聞 / 2024年4月23日 20時39分
-
2パナ、電動自転車発火の恐れ バッテリー14万個リコール
共同通信 / 2024年4月23日 18時32分
-
3いなば食品、大炎上でも「不買運動」が起きぬ理由 キリンはあれだけ盛り上がったが…どこに違いが?
東洋経済オンライン / 2024年4月23日 18時10分
-
4「配属ガチャ」対策を進める企業が、一度立ち止まって考えるべきコト
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月24日 8時15分
-
5わずか2年半で消えた「幻のJR新型特急」とは 裏目に出た高性能
乗りものニュース / 2024年4月24日 9時42分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください