コロナ過の今だからこそ、転職希望者と採用企業のマッチングを実現するために「LGBT介護転職サービス」をリリース
PR TIMES / 2020年12月4日 16時15分
LGBT特化の人材紹介サービス/ダイバーシティ推進支援を行う、株式会社Niji(にじ)リクルーティング(本社:東京都港区、代表取締役:齋藤敦)は、2016年より就活生、転職希望者向けにLGBT特化の人材紹介サービスを提供してきましたが、コロナ過の現況において、転職希望者と採用企業ニーズのマッチングをより実現するために、介護業界に特化した「LGBT介護転職サービス」を12月1日にリリースいたしました。
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LGBT介護転職サービスリリースの背景
コロナ第3波が懸念される中、新規採用を停止したり採用計画を見直す企業が増加するなど雇用を取り巻く環境が大きく変化しています。特に飲食業界やアパレル業界など業界未経験者の若手求職者の就職の受け皿となっていた業界がコロナの影響を大きく受けていることもあり、転職希望者の就職環境は売り手市場から買い手市場へと著しく悪化しています。
一方、少子高齢化を背景に慢性的に人手不足の介護業界においては、人材採用が引き続き経営課題となっている状況です。
Nijiリクルーティングでは、2016年よりLGBTに特化した人材紹介サービスを展開してきました。今回、「LGBT介護転職サービス」をリリースすることで、介護業界の人材不足を解決するとともに、LGBT人材の就職という課題解決につなげてまいります。
LGBT介護転職サービスとは
介護業界のLGBTフレンドリーな企業と、介護職として手に職をつけてキャリアアップしていきたい若手未経験のLGBT当事者をつなぐサービスです。
求人媒体での採用と異なり専属のアドバイザーが介在することで、次の効果を期待することができます。
(求職者のメリット)
自分のアイデンティティであるセクシュアリティを隠すことなく、求人企業に応募できる
LGBTフレンドリーな介護の求人を具体的に見つけられる
セクシュアリティへの取り組みなども含めた求人企業の状況を理解したうえで応募できる
履歴書の書き方、カミングアウトの有無や方法、タイミングなどの相談が可能
(求人企業のメリット)
幅広い母集団から自社にあう人材を採用できる
成果報酬型なので採用するまで費用が全くかからずリスクが少ない
LGBTの職場環境を整えることですべての人がより働きやすい職場環境づくりにつながる
LGBTの採用に不安がある企業も、専門のサポートをうけることで、スムーズな採用が実現できる
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自分らしく働くLGBT当事者の雇用が進んでいる介護業界
LGBTが企業で働く場合に、性的指向のレズビアン・ゲイ・バイセクシュアルと比較すると、性自認のトランスジェンダーは希望する配慮事項が多いのが一般的です。一方企業としても金銭的・物理的な理由からトランスジェンダーの希望に対応しにくいことが多いです。このような状況下において、介護業界は特にトランスジェンダーにとってセクシュアリティ面において最も働きやすい業界の一つです。
(介護業界はLGBTが働きやすい職場が多い理由)
トイレや制服など設備面が整っていること多い
男女で仕事内容・働き方が変わらない
結婚の有無でキャリアが左右されない
多様性を尊重する人が多い
介護業界には、通所介護、訪問介護、有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅などさまざまな形態のサービスがあります。施設型の多くは、施設内に誰でもトイレを設置しているケースが多いです。また制服がある企業が多いですが、男女差が少ないことが多く、トランスジェンダーにとっては働きやすい環境要因の一つとなっています。
さらに、介護業界は女性の活躍が進んでいる業界でもあり性別による仕事差が少ないという特徴があります。また高齢者の利用者一人一人に向きあって対応することが重要であり、これが多様性に理解のある土壌を醸成しており、結果的に同性愛や両性愛などにも偏見を持つ人が少ないように思われます。
介護業界で働くLGBT当事者の声
■Sさん 24歳 セクシュアリティ:FTMトランスジェンダー
私が働いているのは高齢者向けの入所施設です。利用者様が暮らしていますので、24時間スタッフが交代制で勤務しています。夜勤もあり、慣れるまでは大変でしたが、好きな日に休みはとれますし、今はすごく働きやすいと感じています。利用者様の生活を総合的に介助しますので、起床後の着替えから始まり、入浴や就寝まで行います。利用者様によって必要な介助は様々です。本当に元気な利用者様だと、一人でなんでも行ってしまうので、スタッフはただ見守るだけなんてこともあります。やりがいはやはり感謝されることです。実際の介助ももちろんですが、一人ではない、という安心感を与えるのも介護スタッフの大切な役割だと私は思っています。「施設に入所してから毎日が楽しい」と言ってもらえたことは、すごく記憶に残っています。
普段は通称名を使って男性として勤務しています。戸籍上女性であるのは、本部の一部の職員しか知りません。施設長が理解のある人で、男性として働くことと通称名の使用を認めてもらえたので、特に自分のセクシュアリティで仕事上悩んだりすることはありません。大学では男性として認められていなかったので、今現在、職員や利用者様含め全員に男性として扱われていることがすごく嬉しいです。利用者様からは「イケメン」と言われたりしています。
介護スタッフには、取得していく資格がはっきりとあるので、この先のキャリアが明確なのがすごくいい点です。施設には優しい職員も多いので、この先長く続けていけると思っています。
■Yさん 23歳 セクシュアリティ:ゲイ
中途で介護スタッフに転職して1年弱になります。前職では機械の部品のルート営業をしていました。私の勤める施設は通所型で、毎日施設に訪れる利用者様の介護が主な仕事になります。毎日の仕事内容は若干違いますが、大まかな内容は、食事や入浴の介助の他、レクリエーションを行うことです。天気のいい日は近所に散歩に行くこともあります。
前職では営業成績の数字がすべてであるような雰囲気がありましたが、転職してからはそのようなことは一切ありません。その代わりに、いかに利用者様にとって適切なサービスを提供できるかを常に考えなければいけません。
上司からレクリエーションの内容を考えるのを1から任された際に、自分が趣味で続けてきた音楽を取り入れたレクを企画し、それが利用者の皆様にとても喜んでもらえた瞬間が、一番やりがいを感じました。
利用者様には一部にしかゲイであることはカミングアウトしていません。1人、孫のようにかわいがってくれる利用者様がいるのですが、その方には彼氏の話をよくしています。
職員にはほとんどカミングアウトしていますが、特にそこを特別視する人もおらず、性別関係なく皆で恋愛の話題で盛り上がっているので、すごく居心地がいいですね。
私の前職の営業職のような、数字に向かって働く職種は、正直、人によって向き不向きがあると思っています。私は介護スタッフへ転職しましたが、すごく肌に合っていると感じています。
相談窓口のお問い合わせ先
採用を検討している企業様:https://niji-recruiting.com/contact/
介護業界への就職を検討される方:https://niji-recruiting.com/lgbtkaigo/
TEL:03-6811-7032 E-mail:mail@niji-recruiting.com
会社概要
社名 :株式会社Nijiリクルーティング
代表 :代表取締役 齋藤敦
本社所在地 :東京都港区浜松町2-5-3 リブポート浜松町6階
電話 :03-6811-7032
ホームページ :http://niji-recruiting.com/
設立 :2016年6月
払込資本金 :1億円
事業内容 :採用支援(有料職業紹介事業許可番号:13-ユ-308011)・ダイバーシティ推進支援
LGBTに特化した人材紹介会社として厚生労働省の認可を受けている会社であり、「LGBTダイバーシティを推進することで、すべての人が仕事で活躍できる社会を創る」というビジョンを掲げてダイバーシティ推進支援を行っています。ダイバーシティの推進は、企業内の“同質性”だけでは実現が難しい労働力の確保や、従業員の働きがいの向上、また新たな発想や価値の創造を通じて、変化に対応できる強靭な組織づくりに役立ち、企業の収益力を高めることにつながると考えています。また、LGBT当事者に対しては就活や転職の支援と、職場環境を整備することで本来の能力を発揮できるサポートをしています。
代表紹介
[画像4: https://prtimes.jp/i/19527/43/resize/d19527-43-844797-1.jpg ]
株式会社Nijiリクルーティング 代表取締役 齋藤 敦
東北大学を卒業後、三菱銀行(現三菱UFJ銀行)に入行。公認会計士として企業コンサルタントを経て、2016年6月に株式会社Nijiリクルーティングを設立。LGBT非当事者のアライだからこそできることがあると信じ、LGBTに特化した人材紹介会社として厚生労働大臣の認可を受け、LGBTの就職転職支援を行う。これまで3,000人以上の当事者から職場での具体的な悩みや要望の相談を受けており、これらに関する実務的な対応も含めた経験をベースに、LGBTダイバーシティに関する企業コンサルや研修・セミナー講師もつとめる。
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