日本サッカー協会が『JFAリスペクト シンポジウム』を開催
PR TIMES / 2020年9月9日 17時45分
~JFAリスペクト・フェアプレー委員会の山岸佐知子委員長とJリーグ常勤理事の佐伯夕利子さんによる対談記事を公開~
公益財団法人日本サッカー協会(所在地:東京都文京区本郷、会長:田嶋 幸三、以下JFA)は、9月5日(土)から14日(月)まで設置している「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2020」の一環として、初日である9月5日にオンラインにてリスペクトシンポジウムを開催しました。なお、本開催を記念し、日本サッカー協会公式サイトにてJFAリスペクト・フェアプレー委員会の山岸佐知子委員長とJFA女子委員兼Jリーグ常勤理事の佐伯夕利子さんによる対談記事を公開しました。
[画像1: https://prtimes.jp/i/41844/43/resize/d41844-43-253430-0.jpg ]
■「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2020」について
「JFA リスペクトフェアプレーデイズ2020」は、サッカーやスポーツの現場で顕在化する差別や暴力に断固反対し、リスペクト(大切に思うこと)、フェアプレー精神を広く伝えていくべく、JFAが2011年より開催しているもので、今回で10度目です。それに伴い行われたシンポジウムは新型コロナウイルスの感染拡大を考慮し、オンラインでの開催となりました。期間中は、Jリーグや各種連盟、地域・都道府県サッカー協会と協力して、各種試合で「リスペクト・フェアプレー宣言」やバナーの掲出などを行います。
5日に開催された「リスペクトシンポジウム」では、 田嶋幸三(日本サッカー協会 会長)と高橋愛子氏(日本ユニセフ協会 広報・アドボカシー推進室マネージャー)による基調講演の後、「サッカーのある生活が戻ってきた ~大切なサッカーを自分たちの手で守っていくために~ 」をテーマにパネルディスカッションを実施。また、「JFAリスペクトシンポジウムフェアプレーデイズ」のコンセプト動画を初公開しました。
コンセプト動画URL:https://youtu.be/6xHxgaWhSk8
[動画: https://www.youtube.com/watch?v=6xHxgaWhSk8 ]
[画像2: https://prtimes.jp/i/41844/43/resize/d41844-43-153904-1.jpg ]
■JFAリスペクト・フェアプレー委員会の山岸佐知子委員長×JFA女子委員兼Jリーグ常勤理事の佐伯夕利子さんによる対談記事を公開
「JFAリスペクトフェアプレーデイズ2020」の開催を記念し、
[画像3: https://prtimes.jp/i/41844/43/resize/d41844-43-325683-2.jpg ]
「リスペクトがないと魅力的なスポーツにはならない」と「受け入れることが大切」の2本立てで対談記事を公開。二人が思うサッカーへの在り方や、自身が気を付けていること、リスペクトを感じた瞬間や出来事、なぜサッカーではリスペクトが必要だと思うかなどについて語っていただきました。インタビュー詳細はHPよりご覧ください。
前編URL:http://www.jfa.jp/respect/news/00025293/
後編URL:http://www.jfa.jp/respect/news/00025294/
<インタビュー抜粋>
■山岸佐知子さん(JFAリスペクト・フェアプレー委員長)
海外遠征時に日本チームが相手チームのゴミも持ち帰り 感動した友人の審査員を見て日本を誇りに
メキシコで1年間、審判活動をしていたことがありまして、メキシコではドリンクを小さなビニール袋に入れ、端を噛みちぎって飲んで、そのままピッチに捨てるんですね。私も最初は衝撃を受けたんですけど、日本のチームが遠征に来た際、試合を担当した友人の審判員が私のところに来て「サチコ、日本人選手はすごいな。相手チームが捨てたビニール袋を全部集めてゴミ箱に捨てて帰ったぞ。試合後にはレフェリーのところに挨拶に来てくれた」と言ったんです。そういうことに対して今まで何も感じなかった人たちがすごく感動してくれて、自分が日本人であることを誇らしく思いましたし、海外に来てそういったことを実践している日本人のことも同時に誇りに思いました。
<山岸佐知子さんプロフィール>
[画像4: https://prtimes.jp/i/41844/43/resize/d41844-43-294074-3.jpg ]
1973年10月21日生まれ/千葉県出身
短期大学在学中にサッカー部に入部し、1年時に審判員資格を取得。その後、ステップアップを続け、2009年に女子2人目となる1級審判員資格を取得した。03年からは女子国際審判員に選出され、国際大会で主審を務め、15年のFIFA女子ワールドカップにアポイントされる。10年から4年連続でアジア年間最優秀女子レフェリーに選出。15年に審判員活動を勇退。その後、S級審判インストラクターとして審判員の養成に携わり、今年度よりJFAリスペクト・フェアプレー委員長に就任した。
■佐伯夕利子さん(JFA女子委員兼Jリーグ常勤理事)
「リスペクトとは何か」を考えたときに一番腑に落ちるのは「他を受け入れること」
「リスペクト」というワードが日本の社会で広く使われるようになったのは最近だと思いますが、以前から常に何となく存在していました。直訳の「尊厳・尊重」として理解されていたと思いますが、山岸さんがおっしゃったように「感謝」という気持ちも含まれているはずです。私は29年近くスペインにいますが、西洋社会では登場頻度が高い言葉ですね。その中で「リスペクトとは何か」と考えた時に、私の中で一番、腑に落ちるのは「他を受け入れる」ことです。積極的に何かを認めるというより、その一歩手前の「受け入れること」がリスペクトを意味するのではないかと思っています。
<佐伯夕利子さんプロフィール>
1973年10月6日生まれ/福岡県出身
[画像5: https://prtimes.jp/i/41844/43/resize/d41844-43-561510-4.jpg ]
18歳の頃に父の転勤に伴いスペインに渡り、現地のサッカークラブでプレー。1994年にロス・ジェベネス(対象:10~11歳)で指導者に転身し、その後、レアル・マドリード・サッカースクール(対象:12~13歳)などで指導にあたる。2003年にNIVEL III(JFAのS級ライセンスに相当)を取得。06年にはアトレティコ・マドリードCチームで監督兼育成部副部長を務め、その後、ビジャレアルCFで育成部、ユースAコーチングスタッフ、女子チーム監督などを歴任した。今年度よりJFA女子委員ならびにJリーグ常勤理事に就いた。
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