晩婚化・少子化の日本に求められる、女性の生き方 “婚活ブーム”に続く“妊活”トレンド、認知率は6割超 理想の妊娠とは!? ポイントは出産への備え

PR TIMES / 2013年6月21日 11時25分



価値観や生活スタイルの変化とともに進む、日本の晩婚化や少子化。社会問題として語られる、これらの問題は、様々な局面で、非常に深刻な課題となり始めているようにうかがえます。卵子の凍結保存に関する議論の過熱などは、その一局面であると言えるでしょう。それでは、こうした時代背景の中で女性の意識はどのように変化しているのでしょうか。確かに、晩婚化にともない、出産への不安や心配の高まりは避けられません。しかし、子供が欲しいという気持ちは、今も昔も変わらないのではないでしょうか。
そんな中で、仕事も家庭も、そして、妊娠も、自分らしい選択をし、イキイキと前向きに生きる。そんな女性の生き方に、注目が集まっています。いわゆる“妊活”です。生活者の意識・実態を調べるトレンド総研では、今回、この“妊活”に注目。今後より重要性を増すであろう、“妊活”の実態について調べました。


■ レポート内容

1. 20代後半~40代前半の女性500名に「妊娠・妊活」に関する調査を実施
  妊娠への不安と“妊活”トレンド、その実態を徹底調査

2. 産婦人科医・宋 美玄先生に聞く、“妊活”のポイント
  ポイントは妊娠への備え、子供が欲しくなったら行うべき、葉酸サプリと女性の体の関係とは!?


■ Summary

本レポートでは、注目が高まる“妊活”にフォーカスし、その背景や実態を明らかにするために、子供が欲しいと思う20代後半~40代前半の女性を対象にした、アンケート調査を行いました。
また、本調査から明らかになった、妊娠への準備の重要性について、産婦人科医の宋 美玄先生に取材を行いました。


<主な調査結果>

(1) 妊娠への不安について
  ⇒ 94%が「妊娠に不安な気持ちがある」も、妊娠のための取り組みを行っている人は、わずか20%
(2) “妊活”の広がりについて
  ⇒“妊活”の認知率は63%、また、77%が「今後、その重要性は高まると思う」
  ⇒“妊活”の「実施意向あり」はおよそ半数、67%は「妊娠に対する情報が不足している」


<産婦人科医・宋 美玄先生へのインタビューの要点>

(1) 現代社会においては、女性は、妊娠に向けて日ごろから備えておくことが重要
(2) 一つのポイントとしてあげられるのが、葉酸
(3) 注意すべきは、葉酸を摂り始めるタイミングで、妊娠したことが分かってからでは遅く、子どもが欲しいと思ったときから、葉酸を摂り続けることが重要。
(4) 肌のターンオーバーを促したり、血行を良くし、代謝を高めたりと、葉酸のメリットは多岐に渡る。


■ 1. 20代後半~40代前半の女性500名に「妊娠・妊活」に関する調査を実施

最初に、妊娠や“妊活”に対する女性の意識を探るべく、子どもが欲しいと思う25歳~44歳の結婚している、あるいは、結婚を予定している女性500名を対象に、「妊娠に対する不安と“妊活”に関する意識・実態調査」を行ないました。本調査では、妊娠に対する女性の意識や将来の妊娠に対する準備の実態について調べた上で、“妊活”に対する認知や考え方について質問を行ないました。


[調査概要]
調査名:「妊娠に対する不安と“妊活”に関する意識・実態調査」
調査対象:25歳~44歳の女性 500名 (年代別に均等割り付け)
  ※20代後半:125名、30代前半:125名、30代後半:125名、40代前半:125名
  ※既婚者、あるいは、現在、結婚の予定がある人
  ※現在、将来問わず、子どもが欲しいと思う人
調査期間:2013年6月4日(火)~2013年6月6日(木)
調査方法:インターネット調査
調査実施機関:楽天リサーチ株式会社


◆ 94%が「妊娠に不安」も、8割が「妊娠への取り組みなし」

はじめに、「妊娠に対する不安」について調べました。
「妊娠に対する不安な気持ちがありますか?」と聞くと、「ある」と回答した人は94%にのぼります。具体的には、どのようなことに不安を抱いているのか調べると、「仕事との両立に関する不安」が最多で、74%。次点に続く、「経済面に関する不安」(63%)と、外的な生活環境に関する不安が上位を占めます。僅差で続く、「自身の年齢に関する不安」(53%)、「赤ちゃんの健康に関する不安」(53%)、「出産後の育児に関する不安」(50%)といった自身や子どもに関する項目を上回り、現代の世情を表す結果となったと言えるかもしれません。
それでは、こうした不安に対して、女性の方たちはどのような対策をとっているのでしょうか。「妊娠に対する不安に対して、ご自身で取り組まれていることはありますか?」と聞きました。この質問に「ある」と答えた人は、20%にとどまります。8割程度の人は妊娠に対する不安を感じつつも、実際には何も対策を行えていないことが明らかになりました。また、その理由を自由回答で聞いたところ、多くあげられたのは「しばらく妊娠の予定がなく、準備をする気持ちにならないから。(東京都・28歳)」、「仕事が忙しく、ゆっくり考える時間がないから。(埼玉県・43歳)」といった意見。今回の調査対象の方たちは、現在、あるいは、将来的には、子どもが欲しいと思っている方たちですが、それでも、妊娠に対する準備ができているという人はごく一部に限られます。
さらに、こうした女性たちの現状が表れているのが、次の結果です。子どもが欲しいと思うという女性の内、「今は欲しいと思わないが、将来的には欲しい」という人の割合を年代別に比較しました。すると、20代後半、30代前半、30代後半、40代前半で、それぞれ44%、34%、31%、14%という結果に。30代後半の女性でさえ、3人に1人は、子どもが欲しいと思っていても、今すぐにではなく、先延ばしにして考えているという実態が明らかになりました。40代前半では、その割合は大きく下がるものの、それでも7人に1人は、子どもを生むことを将来のことと捉えているようです。


◆ 認知率63%にのぼる“妊活”、77%が「今後、重要性を増すと思う」

こうした現代社会で注目を集めているのが、“妊活”トレンドです。不安も多い妊娠に対して、ポジティブに自分らしい選択をとることを指す、この“妊活”というスタイル。女性誌をはじめとする各メディアで広く紹介され始めていますが、その認知はどの程度広がっているのでしょうか。今回の調査対象である、子どもが欲しいと思っている20代後半から40代前半の女性に聞くと、「“妊活”という言葉を見たり、聞いたりしたことがある」という人は、63%を占めます。特に、30代後半の認知率は高く、70%にのぼります。今回の調査対象に当たる方たちにとっては、特に身近な話題であることを差し引いても、“妊活”がかなり広く受け入れられていることがうかがえる結果と言えるでしょう。
さらに、「今後、“妊活”の重要性は高まると思いますか?」とたずねると、「思う」という人は、77%。これは婚活について行なった同様の質問に対する72%をも上回る結果です。今後、“妊活”トレンドは、“婚活”と同様に、より広く受け入れられるようになるかもしれません。


◆ 実施意向率は、およそ半数…、ポイントは“基礎体温”、“葉酸”、“運動”

そこで、“妊活”に対する現代女性の受容性を受けて、「今後、“妊活”を実践したいと思いますか?」と聞きました。その結果、「思う」と答えた人は49%。およそ半数にのぼります。
一方で、“妊活”を実践するためには、妊娠に対する正しい理解が不可欠になるでしょう。例えば、増加している高齢出産については、そのリスクは避けることはできません。妊娠に対して、女性がポジティブに幅広い選択肢を持つためには、そのリスクについても知らなければなりません。リスクを認識し、そのリスクをコントロールしながら、ポジティブな選択を行なうことこそが、妊活と言えるでしょう。
ところが、「“妊活”を行なうにあたり、妊娠に対する十分な情報があると思いますか?」と聞くと、「あると思う」と回答した人は33%のみ。子どもが欲しいと思っている人でも、3分の2は妊娠に対する情報の不足を感じているようです。
また、今すぐに子どもが欲しい人ではなくても、妊娠に備えて行なうべきことは、山ほどあります。そこで、こうした取り組みを実施しているかどうか、たずねてみると、妊娠に備えて何かしらの取り組みを行っているという人は、わずか30%にとどまります。ちなみに、こうした取り組みの一例としては、「基礎体温を測る。(静岡県・32歳)」、「葉酸のサプリメントを上手に利用している(東京都・28歳)」、「適度な運動、バランスの良い食事を意識する。(千葉県・38歳)」といった意見が、実施している取り組みとして、多くあげられました。


■ 2. 産婦人科医・宋 美玄先生に聞く、“妊活”のポイント

今回の調査からは、“妊活”への注目の高まりと、そのために必要な情報の少なさが明らかになりました。そこで、産婦人科医で、メディアでも様々な活躍をされている宋 美玄先生に、“妊活”のために必要な取り組みについて、お話をう
かがいました。


◆ “妊活”トレンドは当然の流れ、ポイントは…妊娠に備えて準備を怠らないこと

Q.今回の調査では、“妊活”への注目度の高まりがうかがえました。この“妊活”について、どう思いますか?
先日、内閣府が主催する、少子化危機突破タスクフォースという会議に出席したのですが、その中で、「変わるべきは社会、企業、男性です。」という話が出て、その通りだと思いました。現在の日本では、社会的な流れや経済的な理由により、高齢出産以外の選択肢がない人も少なくないというのが現状でしょう。35歳以上で初めての出産を迎えることを、高齢出産と言いますが、現在、日本における高齢出産は全体の25%程度にものぼります。
けれども、通常37、38歳頃を境に、妊娠率は急激に下がります。個人差もあり、45歳くらいで妊娠なんていう人もいますが、それは100人に1人以下の割合です。最近では、卵子の凍結保存なんて話題も取りあげられていますが、これはちょっと極端すぎる話でしょう。そう考えると、妊娠に対する最大のハードルは、「子どもができるか、どうか」とも言えるかもしれません。
40歳くらいになって、「結婚はいいけど、子どもは欲しい」なんて女性も少なくないですよ。そうした中で、“妊活”といった考え方が広がるのは当然のことと言えるでしょう。高齢出産のリスクを正しく理解し、女性が自ら積極的に妊娠と向き合わなければ、子どもを持つことができない時代になりつつあるとも言えるかもしれません。
また、こうした中で、いざという時に支障をきたさないように、妊娠のために準備しておくことが、女性には求められます。


◆ 重要なのは、ちょっとした体の変化を見逃さないこと

Q.妊娠に向けての準備とは、具体的にはどのようなことを指すのでしょうか?
まず、女性が自分の体のことをよく知っておくことが重要です。子どもが欲しいとなった時に、困らないようにしなければなりません。例えば、生理不順を放っておかないなど、ちょっとした体の不調を見逃さないといったことも重要です。辛い生理痛を我慢し続けた結果、子宮内膜症になっていたなんて話もあります。子宮内膜症の半分は、不妊です。そうならないように、検診を欠かさないとか、何か気になることがあれば、すぐに医者に相談するとか、こういったことが重要になります。


◆ “妊活”に葉酸! 子どもが欲しいと思った時点でのサプリメント利用がオススメ、女性に嬉しい+α効果も

Q.今回の調査では、「葉酸のサプリメントを飲む」など、いくつかの“妊活”に向けた取り組みが紹介されましたが、特に重要なポイントなどがあれば、お教え下さい。
確かに、葉酸は非常に重要なポイントになります。
葉酸はビタミンB群の仲間になるのですが、細胞が分裂する時に、非常に重要な役割を果たします。例えば、抗がん剤のように、細胞の分裂を抑えるための薬には、葉酸の働きを阻害する成分が入っているほどです。一方で、妊娠は、受精卵から赤ちゃんが育つこと。すなわち、人生の中で、最も活発に細胞分裂をしている時期です。このタイミングで、葉酸が不足してしまうと、生まれてくる子どもの口唇口蓋裂、二分脊椎などのリスクが上がると言われています。最近では、自閉症にも関係があるというデータもあり、ますます無視できないものになっていると言えるでしょう。
さらに、葉酸について、もう少し詳しく説明します。
成人女性が1日に必要な葉酸の量は、200~240μgとされます。葉酸は、ブロッコリーや肉などに含まれますが、これらの食材を茹でたり、洗ったりすると、水で流れてしまうという特徴があります。これらの食品だけでは、1日に必要な分を摂るだけでも、意外に大変なものです。その上、赤ちゃんに必要な分まで葉酸を摂るとなると、困難を極めるでしょう。ですので、赤ちゃんのためには、サプリメントの利用をオススメします。
一方で気を付けるべきなのが、葉酸を摂り始めるタイミングです。受精卵の段階といったら、着床後2週目程度。その頃から、お母さんの体の中では、毎日活発に細胞分裂が行なわれる訳です。通常、妊娠に気付くのは、生理が遅れてちょっとしてからなので、妊娠5週目頃でしょう。つまり、妊娠に気付いてから、葉酸の摂取を始めるのでは遅いのです。妊娠する前から、葉酸を摂り始めなければなりません。実際に、カナダなどでは、葉酸のサプリメントの摂取が推奨され、それだけでなく、小麦やパンへの葉酸の添加が義務付けられているほどです。日本でも、2000年に厚生労働省から妊娠の可能性がある女性に対して、葉酸摂取を推奨する通知が出されました。しかし、まだまだその意識は十分ではないと言えます。子どもが欲しいと思った時点から、葉酸のサプリメントを利用し始めるくらいで、ちょうど良いでしょう。
また、葉酸は、妊娠前の女性にとっても嬉しい効果が期待できます。細胞分裂を助ける葉酸には、肌のターンオーバーを助ける効果があります。キレイな肌を保つ手助けをしてくれるのです。また、葉酸が欠乏すると貧血にもなります。貧血になれば、代謝が悪くなり、同じ運動をしてもカロリー消費が少なくなってしまいます。ダイエット中の女性にも欠かせない成分と言えます。


宋 美玄(ソン ミヒョン)
- 産婦人科医 -

<経歴>
1976年1月23日 兵庫県神戸市生まれ。
2001年 大阪大学医学部医学科卒、同年医師免許取得、卒業後大阪大学産婦人科入局
2007年 川崎医科大学講師就任
2009年 イギリス・ロンドン大学病院の胎児超音波部門に留学
2011年 川崎医科大学産婦人科の大学院に入学し、産後の女性の健康について研究しながら診療にも携わっている
2012年1月1日 女の子を出産し、母となる。

<現在の活動状況>
フジテレビ「とくダネ!」に火曜日レギュラーコメンテーターとして出演中。子育てと産婦人科医を両立。
“カリスマ産婦人科医”として、様々な女性の悩み、性、妊娠などについて、女性の立場からの積極的な啓蒙活動を行っている。

オフィシャルサイト http://www.puerta-ds.com/son/
オフィシャルブログ http://ameblo.jp/lupoburabura/
Twitter https://twitter.com/mihyonsong (@mihyonsong)


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担当:川浦(かわうら)   TEL:03-5774-8871 / FAX:03-5774-8872 / mail:info@trendsoken.com

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