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IT企業が紛争鉱物問題の解決をNPOへ「業務委託(寄付)」ー企業×NPO:共に持続可能な社会を目指すパートナーへー

PR TIMES / 2021年4月19日 10時45分

認定NPO法人テラ・ルネッサンス(事務局:京都市下京区、理事長:小川真吾)は、株式会社ゲットイット(本社:東京都中央区、代表取締役:廣田優輝)と協働し、豊富な鉱物資源の権益争いによる紛争に苦しむコンゴ民主共和国での支援活動を加速させ、紛争鉱物問題の解決とともに持続可能な社の実現を目指します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/29166/48/resize/d29166-48-499282-0.jpg ]

レアメタルによって引き起こされ長期化するコンゴの紛争
コンゴ民主共和国は、1998年以降の紛争によって、第二次世界大戦以降、世界で最も多くの死者(540万人以上)が発生し、推定3万人以上もの18歳未満の子どもたちが、兵士として戦わされてきました。また、1998年以降少なくとも20万人以上の女性が性的暴力に遭ったとされていますが、実際には40万人以上とも言われており、こうした状況は現在も続いています。
紛争の背景には、レアメタル(希少価値の高い鉱物資源)をはじめとする天然資源をめぐる近隣国及び先進国の権益争いがあります。例えば南キブ州には、携帯電話の部品として使用されている金やスズ、タンタルなどの鉱物資源が豊富にあり、これらの資源が不正に輸出され、武装勢力の資金源となっているのです。
こうして、もともとは農耕による自給自足を続けていた現地住民の生活は破壊され、海外からの援助や物乞い、低賃金の鉱物資源採掘作業等に依存しなければ、生きることさえ出来なくなってしまっています。特に、紛争中に性的暴力を受けた女性たちは、夫や家族から見放されてしまうことが多く、そのため、彼女たちが抱える小さな子どもたちが、栄養失調で死亡するケースも後を絶ちません。さらに、教育の機会を奪われた子どもたちは「徴兵」というリスクにも晒され、最貧困層の人々が生活を再建することが、紛争予防の観点からも必要とされています。

企業 × NPO、紛争鉱物問題と向き合う
テラ・ルネッサンスは、2007年より同国での事業を始め、これまでに南キブ州・中央カサイ州において、元子ども兵、性的暴力を受けた女性たちの職業訓練、小規模ビジネス起業支援、食糧増産のための技術支援など、幅広い支援活動を継続してきました。同会は、同国で活動する数少ない日本のNGOとして、国際機関、行政機関との連携も行っています。
一方、株式会社ゲットイットは、ITハードウェアの導入からリサイクルまでのライフサイクル全体のサスティナビリティ向上を「Sustainable Computing (R)」として掲げ、ITハードウェアの保守やリユースなどの事業活動を展開してきました。そのような中で、社会におけるIT機器運用を真に持続可能なものとするためには、先進国におけるIT機器のライフサイクルの前後に存在する、紛争鉱物による問題や、E-wasteの問題にも目を向ける必要があるとの認識にいたりました。同社では、これらの課題に取り組むための活動予算として「未来費」を新設し、自社ではできない現地での草の根の活動を支えることを目指し、テラ・ルネッサンスへの支援は、「紛争鉱物問題」の課題解決に向けた活動として、「未来費」の一部を用いて実施されます。
テラ・ルネッサンスとゲットイットは、これまでもICT機器の提供や支援金による援助等を通じて連携してきましたが、今後は「共通の課題を解決するためのパートナー」として、対話を重視した協力関係を構築し、課題の解決に取り組みます。
[画像2: https://prtimes.jp/i/29166/48/resize/d29166-48-193316-1.png ]


◯ 株式会社ゲットイット 代表 廣田氏より

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縁あって2014年からテラ・ルネッサンスの活動を支援させていただいています。コンゴにおける「紛争鉱物問題」については、写真などを交えて度々お話を伺っていましたが、弊社の事業活動にも関わる問題として正面から向き合うことができたのは、そうしたことに強い関心を持つ社員が増えたおかげ、というのが本当のところです。
社員の中には地球環境や持続可能な社会のことを考える人も多く、そうした社員の声が、会社の目指す未来を変えました。弊社は今、「より持続可能なIT運用」というミッションを掲げ、大きく変わろうとしています。
テラ・ルネッサンスの目指す「世界平和」と、弊社の目指す「持続可能なIT」には、重なる部分があります。今回の「未来費」を用いたテラ・ルネッサンスとの連携について、社内では、「我々がやるべきことを、一部、テラ・ルネッサンスに「業務委託」するんだ」といった言い方をしていますが、そのくらいの強い関心を持ち、課題解決へ向けて、共に新たな一歩を踏み出したいと考えています。

◯ 認定NPO法人テラ・ルネッサンス 創設者・理事 鬼丸より

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皆さんにお願いしたいことが二つあります。一つは、普段手にしているスマホなどの材料の一部であるレアメタルが、遠くアフリカで児童労働や紛争の原因となっていることに、わずかでも関心を持ってほしいということ。もう一つが、電子機器のリユースやリサイクルを徹底して、日本の社会全体で、資源の完全循環を目指してほしい、ということです。
今回、ゲットイットとのパートナーシップでは、企業とNPOが、互いに本音で対話し、持続可能で平和な社会実現に向けたビジョンを共有し、それぞれに期待することを明確に表明していくことが大切であると考えています。

両者の活動が、互いを補完するものとなり、持続可能な社会の実現に少しでも貢献できるものとなれば幸いです。

〇 株式会社ゲットイット

[画像5: https://prtimes.jp/i/29166/48/resize/d29166-48-721087-4.jpg ]


都内2,000平方メートル 倉庫(勝どきZETTA)の豊富な在庫量と、マルチベンダー対応の技術力で、企業の抱えるITの「困った」を解決。サーバー・ネットワーク機器等ITハードウェアの専門家として、レガシーシステム運用に必要なEOSL保守(第三者保守)から、検証環境構築のための機器レンタル、情報機器処分(ITAD)に伴うデータ消去や買取りサービス、コスト削減のリユース販売まで、1社1社のオーダーに応える形で様々なハードウェア関連サービスを提供。株式会社ゲットイットは、持続可能な社会発展へ向けた「SDGs」への関心の高まりを受け、「使えるものは、長く使う」「使い終わったものは、次につなげる」の2点を掲げ、保守による機器の長寿命化や機器のリユース・リサイクルにより、IT ハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス「Sustainable Computing (R)」※ を展開しています。

社名  :株式会社ゲットイット
URL  :https://www.get-it.ne.jp
所在地 :東京都中央区築地3-7-10 JS築地ビル4F
代表者 :廣田 優輝
設立  :2001年4月
事業内容:ITハードウェアサービス:第三者保守、EOSL保守、販売、買取り、修理、レンタル、移設、構築、データ消去 等

※Sustainable Computing (R)(サスティナブルコンピューティング)とは、「使えるものは、長く使おう」「使い終わったものは、次につなげよう」をコンセプトにゲットイットが考案した「ITハードウェアの持続可能な運用のための総合サービス」の名称です。

〇 認定NPO法人テラ・ルネッサンス

[画像6: https://prtimes.jp/i/29166/48/resize/d29166-48-323035-5.jpg ]

『すべての生命が安心して生活できる社会の実現』を目的に、2001年に鬼丸昌也によって設立。現在では、カンボジア・ラオスでの地雷や不発弾処理支援、地雷埋設地域の生活再建支援、ウガンダ・コンゴ・ブルンジでの元子ども兵の社会復帰支援を実施。また、日本国内では、平和教育(学校や企業向けの研修)や、岩手県大槌町を中心に、被災者支援活動を展開しています。主な受賞歴:「地球倫理推進賞」(社団法人倫理研究所) 、「地球市民賞」(独立行政法人 国際交流基金)、「エクセレント NPO」組織力賞ノミネート(エクセレント NPO を目指そう市民会議)、「社会貢献者表彰」(公益財団法人 社会貢献支援財団)、「日経ソーシャルイニシアチブ」国際部門賞 ファイナリスト(日本経済新聞社) 、「企業価値認定」(一般社団法人企業価値協会)、第4回ジャパンSDGsアワード副本部長(外務大臣)賞 など。国連経済社会理事会特殊協議資格NGO。

名称 :特定非営利活動法人テラ・ルネッサンス
所在地 :京都府京都市下京区五条高倉角堺町21番地jimukinoueda bldg. 403号室
URL :https://www.terra-r.jp
理事長 :小川 真吾
設立  :2001年10月31日(2014年5月30日より認定NPO法人)
事業内容:『地雷』『小型武器』『子ども兵』の課題に対するアジア・アフリカでの支援活動、および国内での『平和教育』を中心とした啓発活動 等

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