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台湾機械伝動設備製造業の振り返り及び今後の展望<ワイズ機械業界ジャーナル2021年3月第3週号発行>

PR TIMES / 2021年3月18日 15時45分

~台湾機械業界の動向が分かる~

ワイズコンサルティング グループ(本社:中華民国台北市、代表取締役:吉本康志)は台湾機械業界専門誌「ワイズ機械業界ジャーナル」の3月第3週号を発行しました。今週号では、機械伝動設備業界、半導体設備業界、半導体設備メーカーのE&Rエンジニアリングコーポレーション、ポンプ・コンプレッサー・コルク・バルブ業界について紹介します。



[画像1: https://prtimes.jp/i/59899/48/resize/d59899-48-326077-0.png ]

<210318号内容>

[表: https://prtimes.jp/data/corp/59899/table/48_1.jpg ]



●今週号の記事を一部紹介します。
<台湾機械伝動設備製造業の振り返り及び今後の展望>(本文から一部抜粋)
一、2020年の振り返り
 2020年初め、中国で新型コロナウイルス感染症が確認され、多くの産業が春節(旧正月)明けの活動再開を見送ったため、中国経済は大打撃を受けた。新型コロナウイルス感染症の流行はアジア諸国と欧米地区に拡大して世界経済にも大きな影響を及ぼし、多くの企業の資金繰りが悪化したことから、機械設備に対する需要は大幅減少した。
 新型コロナウイルス感染症の流行によって自動車市場の景気が悪化したため、自動車産業の工作機械・産業用ロボットに対する需要は減少した。これに伴って、産業用ロボット産業の▽ベアリング▽ボールねじ▽リニアガイド▽ギアボックスに対する需要も縮小した。これらの要因から、2020年上半期の台湾機械伝動設備製造業の生産額と販売額は大きく減少した。
 しかし、2020年下半期に入ると、各国が徐々に管制体制を解除し、量的金融緩和政策や経済振興政策を実施したため、世界及び主要国家の経済は回復の兆しを見せ始めた。とくに、中国は政府と民間の投資規模が拡大したことから、台湾機械伝動設備製造業に対する需要が大きく伸び、台湾当産業の生産額と販売額も20年第3四半期からプラス成長に浮上した。20年1~11月の生産額は前年同期比0.12%増の536億1,100万台湾元、販売額は同1.77%増の538億2,200万台湾元となった。

二、カテゴリー別の販売状況
 2020年1~11月の台湾機械伝動設備製造業の製品別販売額はばらついた。リニアガイドは▽CNC機械▽半導体産業機械▽運搬機械▽工作機械▽自動化設備▽医療器具などの機械設備に幅広く応用されている。新型コロナウイルス感染症の影響で、機械産業及び産業用ロボット産業からの需要が減少し、販売額は前年同期比3.18%減の174億8,300万台湾元となった。また、産業用ロボット産業からの需要減少を受けて、ギアの販売額は同4.32%減、ギアボックスの販売額は同0.65%減といずれも低迷した。
 一方で、ベアリングとボールねじの販売額は比較水準の昨年数値が低いことに加えて、電子産業及び医療器具産業からの需要が増加したことから、販売額はそれぞれ前年同期比3.13%増の94億3,300万台湾元、同22.98%増の67億7,500万台湾元と成長した。また、その他機械伝動設備・部品の販売額も同3.04%増で小幅成長した。
[画像2: https://prtimes.jp/i/59899/48/resize/d59899-48-440179-1.png ]


三、今後の展望
 第5世代移動通信システム(5G)や高性能計算(HPC)など技術応用の発展に伴い、半導体産業機械の需要は高い水準を維持している。また、台湾は世界の半導体産業で重要な地位を占めており、政府も半導体産業を重要産業と位置付けていることから、台湾の半導体メーカーは生産能力の拡張を続けてきた。潜在的な市場規模が大きいため、台湾工作機械メーカーも半導体産業を次の成長市場とみている。このため、近年台湾機械産業は積極的に半導体関連の商機開拓に力を入れ、異業種提携を通じて半導体設備の台湾生産化を目指している。
 また、新型コロナウイルス感染症流行の再拡大が懸念される中、多くの製造業メーカーは自動化生産の規模を拡大し、経営に対する影響を抑えようとしている。このほか、2021年に入ってから、世界の自動車市場は回復の兆しを見せており、産業用ロボットの調達規模が拡大したことから、台湾当産業の輸出受注も成長が期待できる。
 台湾市場については、2021年に入ってから機械設備製造業の景気が回復し、台湾当産業に対する需要も増加した。また、台湾当産業メーカーが半導体及び医療器具分野の商機開拓に力を入れていることから、21年は内需が大きく成長する見通しだ。
 以上の要因から、2021年の台湾当産業の生産額と販売額は大幅成長すると予測されるものの、輸出産業であるため、米ドル安台湾元高が続く中、台湾当産業メーカーの為替差損はさらに拡大する恐れがある。

<ワイズ機械業界ジャーナルとは>

[画像3: https://prtimes.jp/i/59899/48/resize/d59899-48-276916-2.png ]

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所在地:中華民国台北市襄陽路9號8F
代表者:吉本康志
設立:1996年11月
URL:https://www.ys-consulting.com.tw/
事業内容:
・経営コンサルティング(人事労務・マーケティング・経営戦略・情報セキュリティ)
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