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世界初の技術「植物からヒト肌成分」~与える&作らせるのダブルセラミドケア~

PR TIMES / 2020年7月31日 7時0分

当社開発原料『植物ヒト型セラミド』肌うるおいの新知見

「1人でも多くの女性に正しい綺麗を」をビジョンに、植物を独特に活用した化粧品の開発とOEM製造を行う株式会社サティス製薬(代表取締役:山崎智士、本社:埼玉県吉川市)は、農産加工副産物を活用して世界で初めて開発に成功した化粧品原料『植物ヒト型セラミド』に関して、今年4月に特許を取得しました。さらに、植物ヒト型セラミド高浸透化処方を採用し、肌にセラミドを「与える&作らせる」のダブルの作用で保湿ケアすることを明らかにしました。




世界初の植物ヒト型セラミドは、高性能かつエシカルな化粧品原料

「ヒト型セラミド」とは、肌の角層内部を満たしているセラミドと同等の構造を有する化粧品原料のことです。これは、皮膚の保湿とバリア機能を改善する美容原料としてもっとも注目されている成分の1つです。しかし、ヒト型セラミドは、植物からの入手が困難な成分であるため、これまでは化学合成品か微生物由来のみが利用されてきました。

1)植物由来なのにヒト型セラミド
そこで、国産植物から化粧品原料の開発を進めるサティス製薬は、まだ誰も実現させていない、植物からのヒト型セラミド実用化に挑戦しました。その結果、和栗の皮にヒト型セラミドが豊富に含まれることを発見し、ここから抽出・精製したセラミドを「植物ヒト型セラミド」と名付け、特許を取得しました。植物ヒト型セラミドは、合成セラミドよりも肌本来のセラミドに近い超長鎖構造を持つため、高い肌バリア機能が期待できます。

2)エシカルな原料開発でサスティナブルな化粧品事業を
栗皮は剥き栗の生産の際に生じる副産物で、これまで利用法が見つからず産地で廃棄されてきました。その栗皮から植物ヒト型セラミドを生産するというアップサイクルな原料開発は、環境負荷の軽減や生産者への還元など、地域社会に貢献する取り組みの一つです。



植物ヒト型セラミドを高浸透化、肌うるおいの新知見

1) 高浸透化により「セラミドを与える」を実現 <テープストリッピング法による浸透試験>
超長鎖構造を持つ植物ヒト型セラミドは、その特性から結晶化しやすく、化粧品へ高配合をする上では課題も残されていました。そこで、植物ヒト型セラミドを独自に高浸透化処理したところ、合成品よりも浸透性を大幅に高めることに成功しました(図1)。
[画像1: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-627397-6.png ]


2)「セラミドを作らせる」ことも明らかに <培養皮膚細胞の遺伝子発現試験>
植物ヒト型セラミドは、肌のセラミド産生に関わるGBA1遺伝子の発現を高めました。また、角層タンパク質の結合を強化するTGM遺伝子の発現も増大させました。さらに保湿因子であるフィラグリンでは、合成ヒト型セラミドよりも高い発現促進効果が見られました(図2)。
[画像2: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-603499-1.png ]


3)セラミドを「与える&作らせる」のダブルで保湿をサポート <臨床試験>
臨床試験の結果から、「高浸透化植物ヒト型セラミド」を配合した化粧品を継続使用することにより、市販セラミドローションと比較して約2.5倍の角質水分量の向上が見られました(図3)。また、バリア機能の指標となる経皮水分蒸散量においても、市販セラミドローションよりも高い抑制効果が見られました。
[画像3: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-649315-2.png ]


これらのことから植物ヒト型セラミドは、加齢に伴う肌のセラミド減少を補うことに加え、肌自身のセラミドなど保湿因子の産生能を高める効果があることが分かりました。つまり、植物ヒト型セラミドは、肌にセラミドを「与える&作らせる」の両面をサポートして、肌の保湿やバリア機能、キメの改善をする原料であるといえます(図4)。
[画像4: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-284637-3.png ]




今後の展望

OEM製造を通じて多くの化粧品へ「植物ヒト型セラミド」を配合し、乾燥から引き起こされる多くの肌トラブルを改善します。また、特許取得も契機として、日本の素材・文化・技術から生み出された本原料を世界に発信していきます。今後も植物を独特に活用した高性能且つエシカルな原料開発を進め、持続可能な化粧品産業に貢献していきます。



補足情報

植物ヒト型セラミドは超長鎖型
植物ヒト型セラミドは、合成セラミドよりも肌本来のセラミドに近い超長鎖構造を持つ(図5)。
[画像5: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-441181-4.png ]


遺伝子発現試験で発現が見られた保湿関連遺伝子の特徴
・GBA1(β-glucocerebrosidase: β-グルコセレブロシダーゼ)
セラミドの前駆体であるグルコシルセラミドからセラミド(セラミドEOP(セラミド1))などを産生する酵素。表皮細胞で産生され、外的刺激から守るバリア機能を担っている。加齢などによりセラミドが減少すると乾燥の原因となる。
・TGM1(Transglutaminase: トランスグルタミナーゼ)
肌のバリア機能に関わる「コーニファイドエンベロープ(Cornified envelope:CE)」の形成や成熟促進をする酵素。CEの成熟は、肌のバリア機能や水分保持能の維持・向上に繋がる。
・FLG(Filaggrin: フィラグリン)
ヒトが持つ保湿成分である天然保湿因子(Natural moisturizing factor:NMF)の元となるタンパク質。肌の代謝と共に分解されてアミノ酸となり、NMFとして角質層水分を保持する。減少すると、肌のバリア機能や水分保持能が低下して乾燥の原因となる。

臨床試験
「高浸透化植物ヒト型セラミド」を独自処方で配合した美容液を4週間連用し、市販のセラミドローションと比較。その結果、市販品と比較し約2.5倍の角質水分量の向上や、市販品よりも高い経皮水分蒸散量の抑制が見られた。また、粗いキメの数の減少と皮丘密度の増加も見られたことから、キメの改善効果も期待できる(図6)。
[画像6: https://prtimes.jp/i/2821/50/resize/d2821-50-290042-5.png ]


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