アドバンテック、Behr Technologies、日立ソリューションズ、マイクロソフトが、インダストリアルIoTコネクティビティソリューションの開発で協業
PR TIMES / 2018年8月17日 12時1分
コラボレーションを通じ、産業用および商業用IoT市場向けの画期的で新しいワイヤレス通信ソリューション実現
(本内容は2018年7月17日Microsoft Inspire(https://partner.microsoft.com/en-US/inspire)会期中に配信されたリリースの翻訳版です)
アドバンテック、Behr Technologies (BTI) 社、日立ソリューションズアメリカ社、マイクロソフト社は7月17日、比類のない拡張性、信頼性、セキュリティを備えた、プライベートインダストリアルIoT (IIoT) ネットワーク向けのワイヤレス通信ソリューション実現に向けて協業することを発表しました。インダストリアルIoTを単独で実現できるテクノロジープロバイダーは存在しないことを踏まえ、この協業はプロダクションレベルの産業用および商業用アプリケーション向けにセンサー接続を確約する、初めてのマスマーケット向けエンドツーエンドのワイヤレスゲートウェイソリューションの提供を可能にします。このワイヤレス通信ソリューションは、高い拡張性、最深の建築物透過性、既存システムとの統合性および相互運用性、そして、ノード向けの長寿命バッテリーを実現します。
このコラボレーションは、産業領域および商業領域のお客様がそれぞれのビジネスインテリジェンスの取り組みにおいて使用するさまざまなセンサーを接続するための、堅牢で包括的な革新的インダストリアルIoT通信ソリューションに対する市場需要の高まりに対応することを目標としています。この共同開発の基盤となるのがBTI MIOTY™です。BTI MIOTY™は、低スループットネットワーク向けのETSI規格*電信分割 (Telegram Splitting) 超狭帯域 (TS-UNB) 技術仕様を使用した、初めてかつ唯一の低消費電力広域ネットワーク (LPWAN) 通信ソリューションで、組織がこれまでにないキャパシティ、高いサービス品質 (QoS)、そして低い総所有コストでプライベートIoTセンサーネットワークを展開することを可能にします。BTI MIOTYは業界標準のアドバンテックゲートウェイを使用して、半径5~15kmの範囲内で通信事業者を必要とすることなく、1日最大150万件のメッセージを伝送できます。このインフラに加え、日立ソリューションズのIoT Service Hubは、組織がデバイスを接続・監視し、リアルタイムでデータを分析して運用効率を大幅に高めることを可能にします。
*https://portal.etsi.org/webapp/WorkProgram/Report_WorkItem.asp?WKI_ID=45958
従業員の安全性に重点を置いた最初のアプリケーション
このコラボレーションを通じて生まれた最初のアプリケーションは、BTI MIOTY LPWANワイヤレスソリューションを業界標準のゲートウェイに使用した、従業員の安全性に対する新しい独自のアプローチです。ウェアラブルデバイスを使用して高リスクの環境で働く従業員の心拍数をモニタリングし、数百人の従業員の健康に関するデータがBTI MIOTYにより無免許で送信できるサブギガヘルツ帯を使用して1つのアドバンテックの基地局に伝送されます。そこからさらにMicrosoft Cloudへと転送され、日立ソリューションズのIoT Service Hubが従業員の健康に関してアクション可能な洞察を提供し、危険な状態にある従業員にアラートを送信することができます。採掘現場経営者などの雇用主は、このエンドツーエンドのソリューションを導入することで、これまで利用可能なテクノロジーのわずか数分の一のコストで、これまでにない対応力により従業員を保護することができます。
「マイクロソフト、日立ソリューションズ、BTIとのこのコラボレーションを通じ、統合されたインダストリアルIoTソリューションの実現に取り組んでいます。アドバンテックのエッジインテリジェンスサーバーがエッジでのデバイスツークラウドソリューションを提供します。ゲートウェイに搭載されたWISE-PaaS/EdgeSense IoTソフトウェアが、エッジでの接続性と管理機能を提供し、インダストリアルIoTアプリケーションを簡素化します。」 と、アドバンテックの組込みIoTグループ アソシエイトヴァイスプレジデント、Stephen Huangは述べています。
「マイクロソフト、日立ソリューションズ、アドバンテックとのエンドツーエンドのエコシステム全体に対するBTI MIOTYの貢献により、お客様に対して現在アクセスできない領域の重要なマシンデータと測定値を提供する、革新的なインダストリアルIoTソリューションを提供できます。BTI MIOTYは大規模で最低レベルのコストのLPWAN通信に特化して開発されており、ワイヤレスインダストリアルIoT接続の商業規格となる態勢が整っています。利用ケースは増え続けており、市場で前例のないワイヤレスインダストリアルIoTソリューションをお届けします」 と、Behr Technologies社のCEO、Albert Behr氏は言います。
「このコラボレーションを通じ、我々は独自の高度な分析に基づいたビジネス価値をソリューションに付加することができます。プラットフォームとしての当社のIoT Service Hubで、お客様はリアルタイムで設備の測定データを収集し分析できます。そこから提供されるアクション可能な洞察結果により、より予測可能かつ積極的に対応でき、より安全でより生産的な環境と、より効率的でコスト効率の高い運営を確証いたします」 と、日立ソリューションズアメリカ社シニアヴァイスプレジデント、Craig Burbidge氏は述べています。
「AzureのサービスとBTI MIOTYによって、お客様はコスト効率に優れ、拡張性の高いソリューションを実装し、センサーからクラウドへ送信されるメッセージのための通信の「ラストワンマイル」を促進できます。当社の広範なパートナーエコシステムの連携を通じ、世界中の組織がこれまで可能ではなかった方法で産業オートメーションの展望を実現できる、IoT通信の新時代を切り拓きます」 と、マイクロソフト社IoTソリューションズGM、Rashmi Misra氏は語っています。
アドバンテックについて
インテリジェント プラネットの実現が我々の使命です – 台湾 Advantech Co., Ltd. (TAIDEX:2395)は、1983年の創業以来eプラットフォームのリーディング プロバイダとして、産業用コンピューティングやオートメーション市場における高品質でハイパフォーマンスな製品の開発・製造および販売に携わっており、現在では世界23カ国95都市に拠点を構えるグローバル企業です。得意とする組込み用ボードコンピュータや産業用マザーボードの販売に加え、お客様のニーズにきめ細かくお応えする産業用コンピュータのBTOサービスや、お客様の要求仕様に合わせて製品の設計から生産までを請け負うDMSビジネスも行なっています。また、グローバルな物流IT市場で確固たる存在感を持つ独DLoG社や、カジノ向けゲーム機器の分野で実績のある英Innocore社をグループに取り込むなど、積極的なビジネス拡大にも取り組んでいます。 また、近年コーポレート ビジョンである「インテリジェント プラネットの実現」を具現化するスマートシティ&IoTソリューション ビジネスの開拓に注力する当社は、積極的な製品およびソリューション開発に務めるとともに、インテル社ならびにマイクロソフト社をはじめ、さまざまなエコパートナー企業とのパートナーシップの強化を図っています。このようなエコパートナー企業との緊密な協力関係、および自らの研究開発投資によって、インテリジェント・システムを様々な産業に普及させ、地球上のあらゆる労働環境と生活環境をより豊かでスマートなものにしていくこと、- インテリジェント プラネットの実現 - が、我々アドバンテックの使命です。 (アドバンテック株式会社 ウェブサイト http://www.advantech.co.jp)
また、近年コーポレートビジョンである「インテリジェント・プラネットの実現」を具現化するスマートシティ&IoTソリューション・ビジネスの開拓に注力する当社は、積極的な製品およびソリューション開発に務めるとともに、インテル社ならびにマイクロソフト社をはじめさまざまなエコパートナー企業とのパートナーシップの強化を図っています。このようなエコパートナー企業との緊密な協力関係、および自らの研究開発投資によって、インテリジェント・システムを様々な産業に普及させ、地球上のあらゆる労働環境と生活環境をより豊かでスマートなものにしていくこと、- インテリジェント・プラネットの実現 - が、我々Advantechの使命です。 (アドバンテック株式会社 ウェブサイト http://www.advantech.co.jp
BTIについて
2018年に設立された、トロントを拠点とするBehr Technologies Inc. (BTI) は、IIoTのWi-Fi、MIOTYのグローバルライセンシーです。同社は、業界をリードするテクノロジープロバイダーとのパートナーシップを通じたBTI MIOTY LPWAN通信技術の商業化、ライセンス供与、サポート、およびIIoT市場向けのMIOTYを基盤とした新しい製品とアプリケーションの開発に重点を置いています。このETSI規格を使用したBTI初の市販製品が、4月にドイツのハノーバーメッセで発表されたMicrosoft Azure利用権付きBTI MIOTY 1.0スターターキットです。詳細情報は、behrtechnologies.com をご利用ください。
日立ソリューションズアメリカについて
日立ソリューションズアメリカ社は、Microsoft Cloudを基盤として構築され、ワールドクラスの経営分析、ポータル、コラボレーション機能で強化された、パワフルで使いやすく、安価な産業向けソリューションを利用して、お客様が最大手のグローバル企業との競争に打ち勝つお手伝いをします。日立ソリューションズアメリカ社は、米国、カナダ、インド、アジア太平洋の地域営業所を通じ、グローバルな能力を提供します。詳細情報は、888-618-1521にお電話いただくか、http://us.hitachi-solutions.com をご利用ください。
企業プレスリリース詳細へ
PR TIMESトップへ
この記事に関連するニュース
-
コグニザントとマイクロソフト、企業における生成AI導入拡大と業界変革の推進に向けたグローバル・パートナーシップを発表
PR TIMES / 2024年4月25日 16時45分
-
マイクロソフトがアブダビのG42に15億ドルを投資し、AIの開発とグローバル展開を加速させます
共同通信PRワイヤー / 2024年4月18日 10時14分
-
アドバンテックが、米Qualcommとの戦略提携を発表 エッジコンピューティングの未来を共創
PR TIMES / 2024年4月11日 10時15分
-
「Jabra PanaCast 50」「Jabra PanaCast 50 Room System」世界初の会議用ビデオバー※としてMicrosoftのインテリジェントスピーカー機能に対応
PR TIMES / 2024年4月10日 17時45分
-
空調IoTソリューション「exiida遠隔監視・予兆診断」のオプション部品「exiida遠隔監視通信ユニット(側面設置タイプ)」を販売
PR TIMES / 2024年4月8日 13時45分
ランキング
-
1アキレス、シューズの国内生産終了へ コスト増や少子化など背景
ロイター / 2024年4月25日 16時27分
-
2山手線沿線の再開発が進む 「新宿、渋谷、品川」駅の工事はいつ終わるのか
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 7時10分
-
3イトーヨーカドー、祖業のアパレル復活なるか アダストリアとの新ブランドが生んだ“相乗効果”
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月25日 10時0分
-
4過度の変動望ましくない、動向注視し万全の対応行う=円安で官房長官
ロイター / 2024年4月25日 11時35分
-
5サイゼリヤ、ギリギリ「国内黒字化」も残る難題 国内事業の利益率0.05%、値上げなしで大丈夫か
東洋経済オンライン / 2024年4月24日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください