ピカリング インターフェース、マイクロ波スイッチ・デザインツールの最新バージョンを発表し、シミュレーションと回路設計機能を追加

スイッチ構成機能が強化された最新バージョンの無料オンライン・ツールは2024年9月24日～26日にフランス・パリで開催されるEuMWで正式に発表予定



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電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーション・ソリューションのリーディング・サプライヤであるピカリング インターフェース（本社：英国、クラクトン・オン・シー）はマイクロ波スイッチ・デザインツールをアップデートして回路設計機能とシミュレーション機能を追加したと発表しました。マイクロ波スイッチ・デザインツールは数回のクリック操作でアプリケーション固有のPXI/LXI RF &マイクロ波スイッチング・サブシステムを構成する機能を持つオンラインの無料ツールです。2024年のEuMW（European Microwave Week）で正式に発表されるこのウェブベースの最新ツールは電気的性能をすぐに可視化できる形でカスタムRFスイッチング・サブシステムを設計することができ、ブロック図や機械レイアウトなど、設計から生産までのプロセスを加速し、リスクを最小限に抑えます。


新しい回路図機能とシミュレーション機能はマイクロ波スイッチ・デザインツール（MSDT）に元々備わっていたパネル・コンフィギュレータとシームレスに統合されており、RF性能が検証済みの電気回路図から直接、機械レイアウト（フロントパネルやリアパネルなど）を作成することができます。このように、MSDTを使えばエンジニアリング・チームは強力な拡張機能を使用し、ピカリングのRFエンジニアチームと容易に連携することができます。航空宇宙/防衛、ワイヤレス通信、自動車、医療、半導体産業における信号ルーティング・アプリケーション向けのカスタム/ターンキーのRF/マイクロ波スイッチングやリレー・サブシステムを容易に製作することが可能です。


ピカリング インターフェースのマイクロ波部門マネージャーのSimon Aylottは「ウェブベース・アプリケーションのマイクロ波スイッチ・デザインツールがアップデートされ、回路図の作成機能とRF回路シミュレーション機能が加わりました」と述べ、さらに「これらの機能が加わったことにより、仮想のPXIまたはLXIのプラットフォーム上で、RFスイッチング・サブシステムを視覚的に設計、検証できるようになりました。回路図をすばやく作成し、設計の電気的性能を正確にシミュレーションし、すぐにシステムのRF性能を視覚的に予測することができます。また、システム構築プロセスに着手する前に、設計の改良と最適化を加えることも可能です。ツールがこのような柔軟性を備えているため、大幅な時間とリソースの節約が可能となり、複雑なRFIUスイッチング・システム設計プロジェクトに伴うリスクを最小限に抑えることができます」と語りました。


インストール不要でオンラインで利用可能なMSDTのウェブベースのグラフィカルなツールセットを使って、物理的なモデルを構築する前に仮想環境で複雑なRF/マイクロ波スイッチング・システムの設計、テスト、最適化を直感的に行うことができるので、リスクが最小限に抑えられます。また、このツールは幅広いRF/マイクロ波部品にアクセスすることもでき、各コンポーネントやフル信号パスの相互接続ケーブルや回路シミュレーションを含む回路図の電気設計、フロントパネルやリアパネルの機械設計をサポートします。RF電気性能を正確に予測すると、信頼性が向上し、複雑な製品設計に伴うリスクが低減します。MSDTで提供しているコンポーネントは常に種類が増え続けており、代替品をコンポーネント・データベースに追加するリクエストも受けつけています。


ピカリングが拡充に力を入れているオンライン設計ツールセットの1つであるMSDTは試験システム・アーキテクチャの各部品をグラフィカルに設計、共有、維持し、可視化する際に力を発揮します。ピカリングのソフトウェアやシミュレーション・ツールはデータの再利用と連携が可能なため、煩わしい手作業とそれに伴うエラーが減り、開発効率が向上します。


ピカリング インターフェースは35年以上にわたり、製品開発サイクルの加速、競争力のある価格で提供するための量産準備の合理化、業界標準の高性能なマイクロ波スイッチング・システムによりテストエンジニアから信頼を寄せられており、高度に再構成可能な信号ルーティング・ソリューションを提供しています。こうしたプロセスの簡素化と加速に、アップデートされたマイクロ波スイッチ・デザインツールが貢献します。

Design, Deploy & Sustain Your Automated Test System

ピカリングインターフェースについて
ピカリング インターフェース（本社：英国、クラクトン・オン・シー）は電気テストと検証向けモジュラー型シグナル・スイッチング/シミュレーションの設計/製造を行っている企業です。PXI、LXI、PCIアプリケーション向けに、業界で最も広範なスイッチング/シミュレーション製品を提供しています。さらに、こうした製品のサポートのため、社内のソフトウェア・チームが開発したアプリケーション・ソフトやドライバと合わせて、ケーブル/コネクタ・ソリューション、診断試験ツールも提供しています。


ピカリング製品の仕様は世界で使用されている試験システムに対応しており、その優れた信頼性と価値に対しては高い評価が寄せられています。ピカリング インターフェースは米国、英国、ドイツ、スウェーデン、フランス、チェコ共和国、中国での直接的な営業活動とともに、北/中南米、欧州、アジアの国々での代理店網によりグローバルな活動を展開しています。日本では、アンドールシステムサポート株式会社（ https://www.andor.jp/ ）がピカリング インターフェースの総代理店となっています。
現在、車載、航空宇宙/防衛、エネルギー、産業機器、通信、医療、半導体などのすべての電子機器業界に対し、製品/サービスを提供しています。シグナル・スイッチング/シミュレーション製品や販売窓口の詳細については、 https://www.pickeringtest.com/ja-jp/ をご覧ください。

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